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FUJIMI 1/24 FERRARI 365 GTB/4 DAYTONA(early.ver) 何回目かワカランw

2012年04月19日 | 模型



 もう20年以上前の映画になっちゃうんですね。B級映画だけど色んな意味でバカさ加減が突き抜けてて面白い作品「ヒドゥン」。
フェラーリ好きで巨乳好きの悪玉エイリアンvsポルシェ好きで真面目な善玉エイリアンの対決というお話でしたが、
冒頭の悪玉エイリアンにより寄生された哀れなオッサンが暴走させる308GTS QVのインパクトは相当なものだったなー。
流石に最後の蜂の巣炎上の308はエンジンレスのハリボテだったそうですが。

さて、久々のデイトナ。
シャーシの製作が漸く一段落。完了の目処もつきましたが、ちょっと作業的に間が空きすぎてて、何をどうしようとしていたのかも真面目にブログに綴っていなかったので錯綜気味。

デイトナの放置っぷりは前回のベヨ姐さん号以上になっておりまして、特に風呂入ったりとかも無かったのに、もはや何処にどの様な作業を施したか本人も判らなかったり。
作業内容を思い出しながら、一応のここまでの経過。


エンスージアストキットということで、かなり細かい部分まで再現されている内装部分。画像では見えなくなっておりますが、足下の3ペダルやシートベルトバックル、果てはトランクルームまで
キチンと再現されてあります。ドア内張もモールドはシッカリ。
 今回は、先ず開閉機構を追加する気は更々無い事と、何よりボディーとシャーシの合体時に彼方此方干渉して面倒くさいのでトランクルーム内のパーツをゴッソリ省きました。
シートは、所謂中後期量産型ならキットのパーツと同じくヘッドレストが装備されていますが、前期型の場合はヘッドレストが非装着になってる個体が多いので今回も切り取ってます。
又、シートベルトは、バックル類がキチンとプラでパーツ化されていたので、そのプラパーツを薄く削いで使用。ベルトそのものは叩いて薄くのばした板オモリの上で、
粗目の丸棒状金ヤスリを転がして布目を入れてからベルト幅に裁断してエナメル塗料を吹き付けて着色した物を装着してみた。ヤスリで鉛に模様を入れるのは確かペキモさんとこで
見掛けた手法でしたかな?ヤスリの使い分けで色々な目が入れられるので、今回の製作では多用している手法です。
 メーターコンソールは、プラ板に各メーター用の小×6、大×2の計8つの丸穴を開けてからコンソールパネル形状をトレースして切り出し、丸穴の縁には同径に丸めたリングを装着
ホントは更にゴッツいシェードが付くんだけど、見た目にウザいのでパス。面倒くさかったとも言う。
ダッシュボードパーツに先にメーターのシールを貼って、その上にコンソールパネルを装着。メーターの表面には紫外線硬化タイプの透明樹脂を流してレンズっぽく。
 センターコンソールは、ダッシュ側の空調レバーはキットのモールドのママで、その下のスイッチ類はインセクトピンをリューターで切削加工したものを装着。
シフトノブはロッド部分が根本付近を少し曲げたインセクトピンにて、ピンの頭をリューターで平らにし、その上にエポパテで作った丸団子を乗せて再現。シフトゲートは、
四角い枠の内側をパーツ裏から削り込んで穴を開け、そこにやはり裏側からタミヤのF50用のインレットを小加工し填め込んでみまし。

 フロアマットも作ったんだけど、これまた完成後は見えないでしょうなぁ。フジミのデイトナはスパイダーもキット化されてるんで、ソッチ作るときに内装はもっと凝ってみてもイイかな?
そん位キットの内装部分の基本的な素性は良いと思いますです。
 塗装に関しては窓ガラス越しになることや光が入りにくいことを考慮して、キット指定通りの黒一色にはせずに、コントラスト差がやや強めに出るよう塗り分け。又、シートに関しては
ガイアのブラックサーフェイサーを塗布し、乾燥後にネルで磨くことで皮っぽい質感を出したつもり。


エンジンルームに関しては、当初各部位の基本色を全てブラシ吹きして組み上げたんですが、思いの外清潔感が出過ぎて逆に不自然な印象になったので、細かい汚れ表現を追加し
相応の使用感を加えてみました。又、D44のダイナモ、D36のエアコンに関しては、手持ちの資料と比して形状が違ってたのでプラ材で新造してますが、エアコンは完全に見えなくなっちまった。
汚れに関しては主にパステルの粉と部位によってはそれをアクリル溶剤で溶かした物にて。


エアクリーナーとキャブレターの組み付けに置いて、キャブの着座位置が少々高くてボンネットと干渉気味だったのですが、エンジンマウントを弄ると他の部位にも影響が出るので
キャブのパーツの高さを低く削ることで対処。あと、実車ではエキマニ上方に無骨な上に何もかも隠蔽してしまう遮熱板が設置されているんですが、工作が面倒くさい事もあって
キットのママの筒抜け状態にしてあります。
 配管類は、殆どが線径異なる複数種のハンダ線。メッシュ目が入ってる物は、金の平ヤスリでハンダ線をゴロゴロ転がしてやれば簡単にメッシュ目が入ります。メッシュホースだけではなく
0.3mm以下のハンダ線に同様の加工を施すと柔らかい編みワイヤーも作れるので、スロットルケーブルに使用してます。プラグコードはモデラーズのプラグコード(細&柔の方)を使用。
ヘッドカバーは、ノーマル車体だと黒が基本で赤ヘッドは[Testarossa]っていう位であり、当時のフェラーリではSPLエンジン専用配色でしたが、見栄え優先で赤にしました。
 まだ作業してない部分として、ラジエターのリザーバタンクと各補器類に貼られた指示ステッカーがあるんですが、タンクは配置を何処にするか迷い中であり、デカールはキットのが死んでるので
どうしてくれようかと考え中。一応リキッドフィルムで補修は施してありますんでそのまま使うかも。この車の定番パーツの同時点火用のCDIは、純正リストに無かったのでオミットしようかと。

 尚、この手の車の配管や補器類に関する情報は、実車画像情報よりもサービスマニュアルの図解の方が役に立ちます。最近情報を集めたサイトとして
ttp://www.next-trade.co.jp/catalog_old/pages/catalogue/365gtb4daytona.html
というページに、デイトナのサービス用パーツリストが図解で出ていたのでかなり参考にしております。


シャーシに関しては、リアのタイヤ軸位置を後方に1mm弱動かし、前後の車高を1mm弱下げてます。加工は主にナックルのパーツを現物合わせで加工してます。ステアロッドは
キットのパーツだとアライメントの邪魔にしかならなかったので今のところ未装着。完成後は殆ど見えなくなるのでどうしようか考え中。オイルパンの蓋はシルバー塗装が正しいんですが
何か見た目に無駄な清潔感を醸し出したので黒塗装に変更。シルバーはアルミ表現に便利なクレオス旧8番。排気管は、自家調色のダークブラウンにFGパールのカッパー系を混入した物。
ダークブラウン調色の際に純色(原色)のみで混合して色を出しておくと、金属粒子が殺されてしまわないので程良い反射になります。

 っつー感じで、漸くこの製作もボディーの研ぎ出しに突入中。で、どうやらクリアー前に油分が残っていたらしい部分が研磨中に剥離を起こしてちょっとテンション下降気味(笑)。
まぁ、運良く(?)クリアー塗膜のみの剥離で赤はやや擦れた程度なので、よーく見れば判る位ではありますんで、当該部分をこれ以上磨かないよう気を付けつつこのまま行きます。


 さて、静岡に向けて各社からの新製品情報が続々と出てきています。
 アオシマからは前回紹介のトヨタ86に続いて、ランボルギーニ アヴェンタドールが登場。ドアとエンジンフードが開閉式でお値段はフジミより1000円安い設定。でも別売りのD.UPセットを買うと
フジミを超えてしまうんですがね。内容はコッチの方が充実してる感じ。カウンタックでも良い仕事しましたんで、アヴェンタドールLP700-4も期待大です。
 タミヤからは、トヨタ86とスバルBRZが二ヶ月連続リリースとのこと。アオシマ被っちゃたなーと思わないでもないんですが、タミヤが過去の姿勢を頑固に踏襲するということであれば、
個人的にはアオシマに期待。っつーのも、タミヤは国産車外車を問わず、キット化する際には所謂「吊し状態」の物しか出さないんよね。なので、タイヤ&ホイールの変更とか車高とか
カスタム仕様ってのを全く考えてくれないので、いざそうした部分に加工しようとすると結構面倒くさい改造仕事を要求される事も多いのです。実際アオシマからはノーマル版と同時に
ホイールカスタム版がリリース発表されています。ついでに、R35 GT-Rも2012仕様のピュアエディションがリリース。毎年の様に仕様変更が為されるGT-Rをヴァリエーション展開とはいえ
今年も追ってくれる模様。あと、西部警察のDVDボックス発売記念とかで、専用エッチングを新たに同梱したマシンシリーズが一斉再販。個人的には非常に組むのに難儀するキットなので
新金型で出して欲しかったけど。あと、宇宙シリーズは、今回はかの有名な気象衛星”ひまわり”を1/32でリリースとのこと。”ひまわり”からの映像とお天気お姉さんのボインは見たことあるけど
”ひまわり”そのものはそういや見たこと無かったな。
 ハセガワからは、Ma.kグロフンの宇宙用カスタム版”アルタイル”が登場。これは予想通りの商品展開。それから宇宙ものとして昭和世代を宇宙の魅力に惹き入れてくれたヴォイジャーがキット化。
そら当然例のゴールドディスクもパーツにするんだろうなと思いきや、やはりソレをウリにするらしい(笑)。他にもエーコンの架空機”震電2”とかミニクロスオーバーのユニオンジャック仕様が出るとのこと。
 ファインモールドからは、今年はSW EP1 3D公開って事もあったからSW商品なんか出るかな?と思ったけど、春のナブスタ以降はアナウンス無し。一方で、極一部のセクター向け規格品だった

1/500愛知県庁庁舎が一般販売。限定版を買うと様々な庁舎の歴史が収められたDVDが付くとのこと。相変わらず斜め上ですな~。斜め上といえば、独空軍用と日本海軍用のシートベルトが出る。
スケールは1/48でなんと超精巧なABS樹脂製。同社がよくやる金型チャレンジ企画的商品。サンプル見た感じでは市販のエッチング系を凌駕するようなディテールで興味津々。
 WAVEからは、やっとこさっとこMa.Kの「ファイアーボール」がリリース。やっとこさっとこってのは、昨年ポストホビー限定で「スーパーボール」がリリースされたものの初回版完売後は再販音沙汰無し。
キットの内容がどう考えてもファイアーボールが作れてしまうパーツ構成だったことで、何時出るんだろうとやきもきしていたのですが、漸く出てくるようです。
 
 フジミは、、、、今年も静岡は不参加だそうです。


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10 コメント

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内装からね (デモドリ)
2012-04-20 11:46:48
冒頭の動画、どこかGTA-IVっぽいですね。
アメさんはこんな願望が強い生き物なんでしょうか。
デイトナ
箱車なのに内装への手間のかけ方が半端じゃないですね。綺麗に作りすぎて清潔感が有りすぎるというのは突き抜けてます。
ホビーショーへ行きます予定(ガキの運動会と被り)ですが、ハセ中心にレポしますねー
返信する
Unknown (ワタナベ)
2012-04-20 14:14:41
ヒドゥン、見た見た、カイル・マクラクランだったっけ善玉。
あと冒頭にフェラーリ爆走っつーと、ベタだけどビバリーヒルズコップか。308で走ってたのにところどころ328になってたりね。ww

デイトナは新製品として出てきた頃に一回作って、どーしてもボンネットがあわなかったことしか覚えてないわ。w


アオシマのあのオレンジのはやっぱアヴェンタドールだったのね。フジミ版買ってないオレちゃんは勝ち組なのかもしれない。w
返信する
Unknown (おひつじ@tak)
2012-04-20 23:16:01
「ヒドゥン」、内容よりもフェラーリ好きエイリアンていうトンデモ設定で忘れられないって人も多いんじゃないでしょうかね?
公開時よりもビデオレンタルでブレークした作品て印象が強いっす。

デイトナのエンジン、ウェザリング?してあるとは言え、それでも丁寧な工作でキレイに仕上がってますな。私はエンジンを作ろうと思うとこれでもかと言うくらい勝手に小汚くなりますorz
一度、性根を入れ替えてキレイなエンジンを作ってみたいと思う今日この頃w
返信する
Unknown (@河童)
2012-04-20 23:16:50
>デモドリさん
 ハセ中心のレポ楽しみにしております。
特にma.k関連は気になるところ。

 GTA-4っぽいですか~、確かにそんな感じもしますな。
ニコが銀行強盗やっちゃうシナリオもありましたな~。
Pc版だとMOD使うと跳ね馬乗って暴れられるそうですし。

 このキットは突き抜けようと思えば青天井に行ける素養を持ってると思います、

>ペキモさん
 ヒドゥンって北米では完全無欠のB級扱いだったんですが、
欧州や亜州で好評を得たことを知って、製作サイドが調子こいて
続編作って大転けしたんよね~。

デイトナ、仰るとおりボンネットが鬼門ですわな。アウトフォルムは
凄くいいんですがねぇ。

 アオシマ、色々言う人居るけど、私はタ○ヤやフジミより
ユーザー視点を考慮してくれるいいメーカーだと思っております。
返信する
Unknown (@河童)
2012-04-20 23:21:02
>takさん
 ヒドゥンは正しく仰るとおりの展開だったかと。私自身、
レンタルビデオ屋で「これ、むっちゃオモロイで~」と奨められて
偶々出会ったのですが、予想以上に突き抜けたバカ映画で
今のB級を愛して止まない性根を培って暮れ重要な作品だったりします。

 デイトナのエンジン、キットの素性が良いと、色々と自分なりの表現を加えたくなります。
この頃のフジミは、確かに組みにくいという問題はあったものの
実車に対するリスペクトが今より全然多かったように思います。
返信する
見事なエンジンルームです。 (MIB)
2012-04-21 12:07:55
このエンジンルームの見事さに圧倒されました。
この記事を見て、またデイトナが作りたくなって中古屋でスペチアーレをゲットしてきました。

この映画、「ツインピークス」で活躍したFBI捜査官と同じ俳優さんですよね。
私も好きで、レンタル落ちのビデオを持っています。

デイトナの完成、待ち遠しいです。
返信する
Unknown (@河童)
2012-04-21 21:00:47
>MIBさん
 デイトナは、ボンネットの問題さえなければエンスーの中でも
288GTOと並んでストレス少ないキットなんですよね。その上で懐も深いし。

 スペチアーレは前期型ノーズにスパイダーボディなので
特殊ですよね。現車が日本にある事で、ネット探せば資料には事欠かないと思います。

 お!ヒドゥン御存知でしたか。これ、全くのB級作品だったのに
低予算ながらも出来が認められて、カイルマクラクランは、本作のお陰で
ツイン・ピークスに抜擢されてたんですな。最近はこういうオリジナリティと愛すべきバカテイストを持つ作品を見なくなってしまった。

 デイトナ、結局ミスった塗装を一部リカバリーすることにしたので、
少しスケジュールが先延ばしになりますが頑張ります。
返信する
Unknown (新米パパ)
2012-04-23 14:37:05
ヒドゥン。確かレンタル落ちのVHS持ってた気がする…そりゃもうB級にしちゃ個人的には秀作扱いにしとりました(^^)

ん?デイトナ?…あ~そういや弄ってましたなw

新作と言えば、延期に延期を重ねてたエブロの72Cがようやく昨日届きました。誤植が延期の原因?それにしても高級感のある箱やら印刷物で、キット以外のとこに金賭け過ぎ?かと(^^;
№5まで予告してたけど、触手が伸びるのは後は72Eぐらいかな…。
返信する
Unknown (Yoshitaka)
2012-04-23 19:53:50
エンジンヘッドのferrariのロゴなどの塗装ってどうやってますか?自分はシルバーペンのペン先側面を使ったりすることが多かったんですが、インクが出すぎちゃって@河童さんのようにシャープに塗れないんですよね。筆塗りもどうもうまく行った試しもなく・・・。

名古屋市庁舎など最近は工業用模型との間の壁が取り去られつつあるような印象ですね。ジオラマなどのことを考えるといい素材がたくさん手に入るのはいいことだと思います。
・・・でも、ジオラマらしいジオラマ作ったことありませんがw

静岡、日曜日だけなら行けるかなぁって感じです・・・
返信する
Unknown (@河童)
2012-04-24 13:17:57
>新米パパさん
 なんせVHS全盛時代の作品ですからねぇ。
DVD版は一応レアアイテム。

 エブロ72C、私のトコにも届きましたよ。クソキットと一緒に届いたので
余計に良いキットに思えてしまった(笑)。久しぶりに
プラモデルらしい構成のパーツ群に思えました。

>yoshitakaさん
 ヘッドは他ジャンルのウェザリングン手法の流用技法だす。
先ずクリアーを適量混ぜた(←ここ結構重要)シルバーを下地に吹いて、
その上にシリコンバリアを塗り塗り。メンタムでもOK。
で、その上に艶消し赤を軽く乗せてやって爪楊枝でロゴの上とかのを剥がしてます。

 静岡、毎年行ってみたいなーと思うんだけど、ものの見事に毎年仕事に阻まれます。
 一般開放を土日限定って、結局土日が休みの人でないと行けないんよね。
 
返信する

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