昨日は、夫が無事退院。
夕暮れ時、妹からのメールも入っていました。
海外への長旅から無事帰国。
これだけでも、忘れられない日として心に刻むに十分ですのに・・・・・・
さらに、昨日は、未だに心に焼き付いて離れない忌まわしい出来事、同時テロが起きて十年目。
また、東日本大震災が起きて半年目に当たります。
退院した夫は、あのビルで、働いたこともある身。
最後の二つの出来事を思いますと、我が家の出来事など、取るに足らない小さな事にさえ、思えてきますが・・・
いえいえそんなことはありません。
私にとり、大切な人の命がつながった、あるいは救われた、と心から確信できる日でしたから。
その安堵に浸りながら、改めて、命の重みを思い、自然の猛威や心ない人たちの暴挙により、夥しい数の尊い命が、一瞬で奪われる事へ、虚しさと、憤りを感ぜずにはおられませんでした。
改めて、哀悼の意を深く表したく思います。。
夫が床についてから、昨夜も今朝も、そっと枕元に近寄り、時々夫の顔を覗き込んでしまう私。
良い顔色と、静かな寝息を確認して、ほっと安心しています。
帰宅してからの、夫の表情は、明らかに前とは異なり、なんだか心配になってしまいます。
日頃、苦虫を噛み潰したような表情(よくいえば、渋い表情かしら…笑)している夫ですのに、打って変わって好好爺のような風貌。
立ち居振る舞いも、心もとなく、見ていて私は、ハラハラしどおしなんです。
婿に感想を伝えると、「当然ですよ。一カ月近く入院し、退院直後なのだから」と。
確かにその通りですね~
私も無理しすぎて、突然体調を崩し、緊急入院を幾度かしましたが、たとえ、1週間ちょっとの入院生活でも、帰宅しても、体調が完全復帰するには、一カ月以上かかりましたから。
頭はぼんやり、体が、宙に浮いたような感覚、今でも思い出します。
恐らく、夫はもっとひどい状態で、しばらくは辛い日々なのかもしれません。
薄紙を剥ぐようにと言った表現があります通り、焦っても仕方ないこと。
時間の経過とともに、元の元気を回復してくれるに違いありません。
昨日の退院に際して、次女夫婦が、最大限の協力をしてくれ、本当に助かりました。
婿が、孫のK君と一緒に、病院へ愛車でお迎えに。
次女はお留守番でしたが、その間に夕食の準備を。
娘が我が家に運んでくれた料理を囲み、皆で、楽しい夕餉のひと時を過ごしました。
乾杯は、旦那様の好きなウーロン茶で。禁酒ですから…(笑)
娘は、目を離せないKちゃんのの一挙手一投足に気を取られ、食事もままならない様子。
そんな忙しい中、気を使ってくれて、本当に有難う。
毎日、もう一品と思うけれど、それを諦めてしまう日々、と言っていましたが。
当然です。もう十分なお料理で、おいしく頂きました。
お兄ちゃんのピアノの音が気になるKちゃん
長女からも電話が。R君の通う塾のすさまじい特訓授業で、息子の遅い帰宅を待つ日々。
夫は今、肝臓が胃を圧迫している状態らしく、食事がたくさん入らない様子です。
これも、日毎に改善されていくとの、担当医のお話しでした。
退院後の注意事項で、食事はバランスの良い食事を、と一言書かれているだけですので、いつもと変わらぬ食卓を心がけましょう。
明日からは、片道1時間半以上かけて往復した病院通いからも、やっと解放され、以前と変わらぬ日常が始まります。
相変わらず、頸椎症の症状に悩まされながらの、炎天下の外出でしたが、思った以上に元気にやり通してしまった私。
気力で頑張ったとはいえ、私は、まだまだ元気!と自信を取り戻しました。
夫婦ともに、亀のようなのろい歩みでも、今が一番素敵の思いを忘れず、かけがえのない日々を大切に過ごしたいと願っています。
病院の様子も、写真に収めましたが、携帯のデジカメのPCへの取り込み方を、婿に教えてもらうのを忘れてしまいました。
それは又後日に。
今日もお立ち寄り頂き有り難うございました。