一昨日も昨日も病院へ出かけ、帰宅する頃は、すっかり夜道。
夜空に、澄んだ月がかかり、昨夜は虫の音まで・・
私の聞き違いでは、と耳を澄ましましたが、確かに虫の音のハーモニーが辺り一面響き渡っています。
漂う空気も、肌の感触も、すっかり秋の気配。
節電の厳しい夏ともこれで、さようなら、と、その安堵感に浸リながら、我が家へ戻りましたが。
しかし、テレビの天気予報では、今日から、また残暑がぶり返すようです。
更に紀伊半島では、再度豪雨の予報が出され、警戒が必要とか。
昔から、二百十日は、台風の襲来の確実性が高い日として、日本人は心の備えをしたものですが・・・・・・
今は季節外れの台風も多く、豪雨の被害は想像を超え、油断がなりません。
二百十日は、9月1日。
立春から二百十日目に当たるからだそうです。
二百二十日あたりまでが、特に注意が要するとのこと。
ということは、明日あたりまで、ということになりますね~
台風の古称は野分き。二百十日の頃、野の草を吹き分ける強い風と辞書に載っていました。
風情の感じられる古称ですと、多少柔らかなイメージになりますが、古今東西、この疾風が、日本人を悩ませてきたことには変りありません。
しかし、この台風による恩恵もあるはずです。
何と申しても、日本人にとり最大の恩恵は、蒙古の襲来で日本が襲われた時。1280年前後の元寇の役。鎌倉幕府の時代でした。
偶発的な二度の台風のお陰で、国内に攻め込まれる惨事とならず、我が国が助けられたことは、すべての国民が知る有名な史実です。
もし、台風が襲わず蒙古の属国になっていたなら、日本という国は、今存在していなかったかもしれませんね~
学生の頃、確か「日蓮」という題名だったと思いますが、映画を観ました
その映画の蒙古襲来の強烈な映像が、今もなお、心の片隅に残っています。
「日蓮」ではなく、「日蓮と蒙古大襲来」でした。
http://www.youtube.com/watch?v=jaHNJcB_KcQ
今は自然の猛威を本当に辛く、恨めしく思う私達ですが、台風による恵みは他にもあることでしょう。
地震、台風、豪雨、火山爆発(爆発ではなく、噴火でした。笑 相応しい言葉が、すぐ出てこなくて悲しい!)など、挙げればきりがない災害国の日本。
その度に日本人の尊い人命が奪われてきました。
しかし泣き寝入りや、諦観は決して許されませんね~
何としても、この不幸を乗り越え、災害に強い日本を作り上げ、尊い人命が一人として奪われない、国造り、街造りを、目指してほしいものです。
それでこそ、科学技術立国の名に恥じない日本になれるはず。
更に守る姿勢にのみに終始してはいけないでしょう。
この自然のエネルギーを逆手にとって、波力や地熱を生活のエネルギーに利用する余地は、まだ無限大にあるはず。
こんなことに思いを巡らしますと、政治家以上に科学者や民間企業に期待してしまう私。
改めて、日本頑張れ!といいたくなりました。
こんな事を書くつもりではなかったのだけれど、気候の挨拶から始まった今日の日記が、いつの間にか、ずいぶん大きなテーマへと変貌。
チョット、生意気で気恥しいですが・・・・・・
今日はこれで終わりとします。
今日もお立ち寄り頂き、ありがとうございました。
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