ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

blast ブラスト!

2012年09月02日 | 音楽
毎年行きたいな~と思いながら、
なんとなく機会を逸していたブラスト!

今年は生協でチケットを販売しているのを見つけて
思い切って購入

友人夫妻と3人で行く予定だったが、
友人夫のお父様が具合が悪くなり、どちらか一人は自宅待機。
より音楽好きな友人夫が行くことになった。

さてここでチケットが1枚あまってしまった。
急なことなので、やむなく
こういうことにまったく興味のない夫を誘ってみる

最近息子たちが相手にしてくれないので
東京国際フォーラムへと、しぶしぶながらついてきた

そんな夫もクギづけになり、思わず手拍子してしまうほど
楽しかった

マーチングをベースにしたショー。
ドラム・コー(太鼓隊)とも呼ばれるらしい。

金管楽器・打楽器・ヴィジュアルアンサンブルの
3つのパートから構成される。

ヴィジュアルアンサンブルはカラーガード隊とも言い、
フラッグやサーベルなどをひらひらと自在に操り、
美しいダンスを繰り広げてくれる。

開演前、ステージの上にはスネアドラムといわれる
タイコが1個、ポツンと置かれている。

開演と同時に真っ暗になり、小さな小さな音で
「ボレロ」のリズムが、ドラムで奏でられる

スポットライトの中には日本人のパーカッショニスト
石川直さんが少しずつ力強くリズムを刻み続ける。

金管楽器のメンバーが2人、3人とあらわれ、
軽快にリズムをとりながら、旋律を奏でる。

最後は迫力のボレロ。
鳥肌が立った

ストーリーがあるわけではなく、
くるくると場面が変わり、演奏したり踊ったり合唱したり

トランペットを吹きながら1列にならび、エグザイルのように
ぐるんぐるんまわったり。

なかでも楽しかったのは、二人のパーカッショニストによる
バッテリーバトル。

耳の上にスティックを置いて叩いたり、指の間をスライドさせたり。
止まってるように見えるほど高速で叩いたり。

そんなにすごいことをやってるのに、
コミカルな動きでしっかり観客を笑わせる。

オーストラリアの原住民アボリジニの民族楽器
「ディジリドゥ」という筒状の楽器を
客席の中まで降りてきて演奏して、盛り上げる。

とにかく盛りだくさん

最後は演奏しながら舞台を降り、客席を通って、出口付近のホールへ。

流れを知ってる観客たちは
ハーメルンの笛吹男についていくようにぞろぞろと外へ出ていく

あっという間の2時間

あ~すっきりした

テレビで高校生のマーチングのことをやっていたりするが、
大特訓の様子とセットのせいか、
完成された演奏と演技で大会に臨んでいる姿が
なんだか、悲壮感を伴い、痛々しくて・・・

まるで適当にアドリブでやっているかのようで
じつは計算されつくしている演奏と動きは
ときに正確で、ときにコミカルで、見ていて肩に力がはいらない。

こういうのが本来のマーチングなのでは、
とよくわからないながらも思ったりする。

やっぱり、音楽は気持ちよくなくっちゃ

自衛隊の音楽隊もこれくらいやってみればいいのに。
かなり体がやわらかくないときつそうだけど

思い切って行ってみてよかった

来年も行っちゃうかも










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ブルームーンに想う

2012年09月02日 | ヘルス
31日の夜、
「今日の満月はブルームーンなんだって」
と長男が、ネットのニュースを見ながら言う。

青い光なのかと思って外に出ると、
雲にかかっているけれど、普通の満月

なんのこっちゃ、と思って検索してみる。

3~5年に1度、同じ月に2回満月になることがあり
その月の最初の満月を「ファーストムーン」
2回目を「ブルームーン」というらしい

もう一度外に出てみると、雲が流れてきれいな満月



吸い込まれそうに明るい

美しい満月を見ていると、決まって思い出すのは
3年前の中秋の名月の日の朝、亡くなった友人のこと。

享年48歳。

小学校低学年のお子さんを残しての早すぎるお別れだった。

大阪に住む彼が、余命を知り、東京の私たち仲間を訪ねてくれたのは
その1年前の夏。

そのあと彼は、来るべき日に向けて着々と準備をはじめる。

まずしたことは遺影の撮影だったっけ・・・


ところでこの日、夫は余命を宣告された、会社の後輩のお見舞いに行った。

帰途、病院から駅へ向かう道で、彼の奥様と3歳のお嬢さんにばったり会ったという。

奥様も同じ会社の方なので、夫とも旧知の間柄。

少し、立ち話をしたら、奥様が路上で泣き崩れてしまったという。
その横では、何もわからないお嬢さんが、
「ママ、どうして泣いてるの?」と・・・

私の友人は、延命をせず、自宅に戻り、
残された時間を家族と過ごし、思い出づくりに力を注いだ。

夫の後輩は1日でも長く生きるために、
つらい治療に耐えている。

どちらの選択がいいのかは、当事者にしかわからない。

ブルームーンがなにか奇跡なんておこしてくれないかしら、
なんて、真夜中の美しい月を見ながら、私が思ったところで・・・

友人が亡くなった1年後、彼の奥様が遺影を携え、
東京に来てくれた。
悲しみを乗り越え、思い出をたくさん作ってくれた彼に感謝し、
新しい1歩を踏み出していた。

今年の年賀状の写真の中で、すっかり成長した彼の息子クンが
明るく笑っていた。

夫の後輩さんのために何を願ったらいいのか
皆目見当もつかないけれど、
せめて、少しでも心穏やかに、1日1日を過ごしていけますように。

そして、私のまわりの大切な人たちも、
もちろん、私自身も、心も身体も健やかでいられますように、と。












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