一度観てみたい、と思っていながら、
なんだかスケジュールがあわなかったりして、行けなかった岩松了さんの舞台。
今回、やっと観ることができた
友人と二人、下北沢の本多劇場へ。
主演はNHKの朝ドラ「あまちゃん」の脚本であまりにも有名な宮藤官九郎さん。
ちょっとコミカルでシャイなイメージの宮藤さんの今回の役は、なんとエリート弁護士。
スーツ姿がバシッときまっている
その最愛の妻に麻生久美子さん。
お金持ちの令嬢、と言う設定がぴったりの上品で清楚な雰囲気。
この家の家政婦さんが安藤玉恵さん。
弁護士のアシスタントに大賀さん。
ステキな庭のある瀟洒な洋館に住むエリート弁護士とその美しい妻。
財界の令嬢である彼女は、以前に恋人を殺した容疑がかかり、後に夫となる弁護士(官九郎さん)のおかげで無罪になる。
しあわせな結婚生活が1年目の記念日を迎えたころ、岩松了さん演じる怪しいライターが
過去の事件の証拠をちらつかせ、ゆすりにくる。
背筋をピンと伸ばして、難しいことを言っているかと思えば、妻が好きで好きでたまらない、と
コミカルな動きをして観客の笑いを誘う官九郎さん。
内容はとってもシリアスで、むしろちょっと暗い話になりがちだけれど、
官九郎さんと、安藤さんのとぼけた雰囲気に救われる。
テレビドラマでは、ちょっと薄幸な役どころが多い安藤さんの
天然な家政婦さんぶりが面白すぎ
存在感がハンパない
大賀さんの、上司をまっすぐにリスペクトする純粋な感じが気持ちいい。
岩松さんのなんとも狡猾なゆすりの様子は本当にいや~な感じ。
麻生さんが家政婦の些細な一言に、急にぶちっとキレて、責め立てる様は、
あ~、いるいるこういう人、と、ものすごくリアル
だけど、お嬢様だからしょうがないよな~という空気をちゃんと醸し出している。
夫の心に、妻は本当に殺してないのか?という疑惑がわきあがってからの葛藤が
苦しいくらいに伝わってくる。
そして夫が自分を疑ってることに妻も気づいている。
一度お金を受け取って味を占めたライターが再度ゆすってきたときに事件がおきて・・・。
衝撃のラストが待っているのだけれど、まだ上演中なので・・・。
後半に向かっていくにつれ、背筋がざわざわして、どんどん引き込まれていく。
ホントに面白かった
たった一つ残念なことが。
舞台は安藤さんのモノローグではじまるんだけれど、
台詞を言い始めた途端、後ろの席からなんといびきが
まだ、始まったばかりなのに、というか、始まってないのに、もう寝てる
ありえない
何しに来たんだ
いびきが気になって、大事な導入部分に身が入らなかった。
ほんとうに腹立たしい。
でも、それを差し引いても、とてもとても面白い舞台だった。
次回の岩松さんの作品もぜひ行ってみようと思う。
なんだかスケジュールがあわなかったりして、行けなかった岩松了さんの舞台。
今回、やっと観ることができた

友人と二人、下北沢の本多劇場へ。
主演はNHKの朝ドラ「あまちゃん」の脚本であまりにも有名な宮藤官九郎さん。
ちょっとコミカルでシャイなイメージの宮藤さんの今回の役は、なんとエリート弁護士。
スーツ姿がバシッときまっている

その最愛の妻に麻生久美子さん。
お金持ちの令嬢、と言う設定がぴったりの上品で清楚な雰囲気。
この家の家政婦さんが安藤玉恵さん。
弁護士のアシスタントに大賀さん。
ステキな庭のある瀟洒な洋館に住むエリート弁護士とその美しい妻。
財界の令嬢である彼女は、以前に恋人を殺した容疑がかかり、後に夫となる弁護士(官九郎さん)のおかげで無罪になる。
しあわせな結婚生活が1年目の記念日を迎えたころ、岩松了さん演じる怪しいライターが
過去の事件の証拠をちらつかせ、ゆすりにくる。
背筋をピンと伸ばして、難しいことを言っているかと思えば、妻が好きで好きでたまらない、と
コミカルな動きをして観客の笑いを誘う官九郎さん。
内容はとってもシリアスで、むしろちょっと暗い話になりがちだけれど、
官九郎さんと、安藤さんのとぼけた雰囲気に救われる。
テレビドラマでは、ちょっと薄幸な役どころが多い安藤さんの
天然な家政婦さんぶりが面白すぎ

存在感がハンパない

大賀さんの、上司をまっすぐにリスペクトする純粋な感じが気持ちいい。
岩松さんのなんとも狡猾なゆすりの様子は本当にいや~な感じ。
麻生さんが家政婦の些細な一言に、急にぶちっとキレて、責め立てる様は、
あ~、いるいるこういう人、と、ものすごくリアル

だけど、お嬢様だからしょうがないよな~という空気をちゃんと醸し出している。
夫の心に、妻は本当に殺してないのか?という疑惑がわきあがってからの葛藤が
苦しいくらいに伝わってくる。
そして夫が自分を疑ってることに妻も気づいている。
一度お金を受け取って味を占めたライターが再度ゆすってきたときに事件がおきて・・・。
衝撃のラストが待っているのだけれど、まだ上演中なので・・・。
後半に向かっていくにつれ、背筋がざわざわして、どんどん引き込まれていく。
ホントに面白かった

たった一つ残念なことが。
舞台は安藤さんのモノローグではじまるんだけれど、
台詞を言い始めた途端、後ろの席からなんといびきが

まだ、始まったばかりなのに、というか、始まってないのに、もう寝てる

ありえない

何しに来たんだ

いびきが気になって、大事な導入部分に身が入らなかった。
ほんとうに腹立たしい。
でも、それを差し引いても、とてもとても面白い舞台だった。
次回の岩松さんの作品もぜひ行ってみようと思う。