「テクニカルハイスクールウォーズ~鉄クズは夜作られる」
スーパーエキセントリックシアター
サンシャイン劇場
毎年この季節のお楽しみ、スーパーエキセントリックシアターの舞台。
毒の無い、聞くに耐えないような下品な表現もない、ただただ、平和にゲラゲラ笑える舞台は、とってもいいストレス解消になる。
内容は、といえば、だいたいくだらない。
今回は、学園もの。
ありがちなヤンキー更正物語。
定時制の工業高校の生徒たちが、ロボコンみたいなテクニカルコンクールの優勝を目指して、国立大付属っぽい悪知恵のはたらくエリート高校生たちと戦う、というコテコテのストーリー。
頭のいいエリート君たちの罠にはまったり、先生の誠意を誤解して反抗したり、我が子を認めない親がでてきたり、とセオリー通り。
そして、奇跡の大逆転だ。
あまりにも先が見えてるんだけど、でも楽しい。
ミュージカルアクションコメディと言うだけあって、歌も躍りもビックリするくらいクオリティが高い。
何より、年々高齢化している昔からのメンバーの必死のダンスが微笑ましい。
60歳を過ぎた小倉久寛さんが飛んだり跳ねたり、そしてそのあとの息切れ具合もリアルで笑えるし、なにより登場しただけで可笑しい、ってのがすごい。
三宅裕司さんとのかけあいは安定感があり、絶妙なマで笑いをさそう。
大きくも、小さくも思わず笑ってしまい、カーテンコールまで楽しい。
ゲラゲラ笑ってスッキリして、地元でご飯を食べて帰るのが毎年の恒例となっている。
今年は、三宅さんが入院したというニュースもあり、ちょっと心配だったけれど、お元気そうで安心した。
創立メンバーのみなさん、どうかお元気でこれからも楽しませてください。