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三谷幸喜さん、作・演出、渡部謙さん主演の舞台「ホロヴィッツとの対話」を観に、
友人と二人で渋谷パルコ劇場へ
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神に選ばれた天才ピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツが
彼の専属調律師である、フランツ・モアの家を訪れ、夕食を共にした一夜のお話。
フランツ・モアを演じるのは、渡辺謙さん。
その妻エリザベスに和久井映見さん。
ホロヴィッツを演じるのは段田安則さん。
その妻ワンダは、高泉淳子さん。
舞台の後方で、荻野清子さんが、ピアノを弾いている。
「神」と崇拝するピアニストに選ばれた、凄腕の調律師でありながら、
妻や家族をこよなく愛し、気まぐれなホロヴィッツと妻の板挟みでオロオロしたり、
ちょっと反抗的で、先生に呼び出されたりする息子を心配したり、と
それはそれは人間的なフランツを演じる渡辺さんは、
ラストサムライの時とは別人のようにチャーミング
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夫が敬愛するホロヴィッツ夫妻に喜んでもらえるよう、一生懸命にディナーの用意をするけれど、
色んなことが裏目に出て、最後はぶちぎれるかわいらしい妻は
和久井さんにぴったり
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しかし、何と言っても、ホロヴィッツ夫妻の絶妙なかけあいは素晴らしい
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70歳を過ぎた老ピアニストを演じる段田さんは、
歩き方にはじまり、しぐさの一つ一つが老人にしか見えない。
同じ三谷作品である「国民の映画」では、
背筋をピシッと伸ばして、きびきびと、するどく、悪意に満ちたナチスの軍人だった。
背中を丸め、小さな歩幅でよたよたと歩く、自分の才能を自覚しているゆえのわがままな、
でも憎めないおじいちゃんは、同じ人が演じているとは思えないほど。
このおじいちゃんのわがままを たしなめながら、
きびしく、自分の持っていきたい方に彼を動かす
妻役の高泉さんとのやりとりは、本当に見事な間合い。
妻のワンダもホロヴィッツに輪をかけてわがままで、プライドが高い
いやなオンナなのだけれど、これまた、なんだか憎めない。
実は二人は娘を亡くし、深い傷を抱えていることが後にわかってくるのだけれど・・・。
とぼけた段田さんと振り回される渡辺さんに爆笑しながら、
ところどころ泣きそうなくらいほろっとさせられて、
最後は、とても暖かい気持ちになって、休憩無しの2時間10分はあっという間にすぎた。
あ~おもしろかった
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次回作の「おのれナポレオン」は野田秀樹さんや天海祐希さんが出演とあってか、
いろいろ頑張ったけれど とうとうチケットは取れずじまい。
残念
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1月からの冬の間は、ちょっと舞台は控えめだったけれど、
ここから春に向けては、暖かくなってきたことだし、ぼちぼち動き始めよう
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さしあたって、今度の日曜日は、落語など・・・
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