三谷幸喜さんが、敬愛しすぎて演出を避けてきた、というニール・サイモンの作品。
「ヨンカーズで途方に暮れて」という意味らしい。
舞台は第2次大戦中のニューヨーク郊外の街ヨンカーズ。
母が病死し、その治療費の借金返済のために南部に働きに行く父に連れられて、
厳格な祖母のもとに預けられることになった10代の兄弟とそれを取り巻く大人たちの日常の物語。
演じているのはこの方々。
祖母に頭があがらないちょっと情けない父親に小林隆さん。
その昔、古畑任三郎で、事件のたびに見張りをしているおまわりさんの役の方。
おどおどした感じが、とっても自然。
厳格な祖母は草笛光子さん。
声を荒げることもなく、淡々と厳しいことを言う、こわ~いおばあちゃんの凄味ったら・・・
わけもわからず連れてこられた兄弟は、浅利陽介さんと入江甚儀さん。
最初に出てきたときは、さすがに10代はちょっと厳しいんじゃない?って思ったけれど、
見ているうちに違和感が無くなってくる。
幼いころの病気のせいで、30歳をすぎても心が子供のまま、という障害のある叔母を中谷美紀さん。
少年たちと同じ目線で、むしろ少年たちをはらはらさせちゃう何をしでかすかわからない女性を
本当にチャーミングに演じてらっしゃる。
あふれんばかりの笑顔がきらきらとしている。
悪い人に追われているらしい、怪しく、でもかっこいい叔父はTOKIOの松岡昌弘さん。
宝塚の男役のようなオーバーアクションで、身のこなしの一つ一つが絵になるかっこよさ
いいかげんな男っぽいけれど、実はとても優しくて、
甥っ子たちに暖かいまなざしを向けながら、見守ってる感じがとっても素敵
さすがはジャニーズです
最後の方に出てくるもう一人の叔母に、長野里美さん。
厳格な祖母の前では過呼吸になってしまう、というおちゃめな姿が笑いを誘う。
途中途中で父親の小林さんが、子供たちを案じる手紙を読みながら、通路に現れる。
疲れ果てながらも、子供たちのために、がんばる様子が胸を打つ。
昔、自分の子を二人も亡くしてしまった、という過去の呪縛から、
残った子供たちが母の愛情を感じないくらい厳格に接し続けてきた祖母の孤独が、
後半、草笛さんからひしひしと伝わり、見ている方もせつなくなってくる。
子供を失ったからと言って、母親が残った子供達ににつらく当たるかなあ、という素朴な疑問は残るけれど・・・
中谷さん演じる叔母が、自分の夢と少年たちのために母と対決するシーンがある。
つたない言葉で自分の気持ちを一生懸命伝えようとする姿に、思わず涙がこぼれてしまう。
やっと父が迎えにきて、ヨンカーズの家を後にする少年たちの成長ぶりったら
家の中で起こる日々の出来事が淡々と描かれていて、一つ一つは大きな事件ではないのだけれど、
何気ない毎日の中にもいろんな事件はおきているんだなあ、と改めて感じた。
特別に素晴らしいことが無くったって、平穏で悪いことが起こらないことが幸せなのかも、
などと思う今日この頃。
ちょっと改めて家族ってことを考えさせられたような・・・。
「ヨンカーズで途方に暮れて」という意味らしい。
舞台は第2次大戦中のニューヨーク郊外の街ヨンカーズ。
母が病死し、その治療費の借金返済のために南部に働きに行く父に連れられて、
厳格な祖母のもとに預けられることになった10代の兄弟とそれを取り巻く大人たちの日常の物語。
演じているのはこの方々。
祖母に頭があがらないちょっと情けない父親に小林隆さん。
その昔、古畑任三郎で、事件のたびに見張りをしているおまわりさんの役の方。
おどおどした感じが、とっても自然。
厳格な祖母は草笛光子さん。
声を荒げることもなく、淡々と厳しいことを言う、こわ~いおばあちゃんの凄味ったら・・・
わけもわからず連れてこられた兄弟は、浅利陽介さんと入江甚儀さん。
最初に出てきたときは、さすがに10代はちょっと厳しいんじゃない?って思ったけれど、
見ているうちに違和感が無くなってくる。
幼いころの病気のせいで、30歳をすぎても心が子供のまま、という障害のある叔母を中谷美紀さん。
少年たちと同じ目線で、むしろ少年たちをはらはらさせちゃう何をしでかすかわからない女性を
本当にチャーミングに演じてらっしゃる。
あふれんばかりの笑顔がきらきらとしている。
悪い人に追われているらしい、怪しく、でもかっこいい叔父はTOKIOの松岡昌弘さん。
宝塚の男役のようなオーバーアクションで、身のこなしの一つ一つが絵になるかっこよさ
いいかげんな男っぽいけれど、実はとても優しくて、
甥っ子たちに暖かいまなざしを向けながら、見守ってる感じがとっても素敵
さすがはジャニーズです
最後の方に出てくるもう一人の叔母に、長野里美さん。
厳格な祖母の前では過呼吸になってしまう、というおちゃめな姿が笑いを誘う。
途中途中で父親の小林さんが、子供たちを案じる手紙を読みながら、通路に現れる。
疲れ果てながらも、子供たちのために、がんばる様子が胸を打つ。
昔、自分の子を二人も亡くしてしまった、という過去の呪縛から、
残った子供たちが母の愛情を感じないくらい厳格に接し続けてきた祖母の孤独が、
後半、草笛さんからひしひしと伝わり、見ている方もせつなくなってくる。
子供を失ったからと言って、母親が残った子供達ににつらく当たるかなあ、という素朴な疑問は残るけれど・・・
中谷さん演じる叔母が、自分の夢と少年たちのために母と対決するシーンがある。
つたない言葉で自分の気持ちを一生懸命伝えようとする姿に、思わず涙がこぼれてしまう。
やっと父が迎えにきて、ヨンカーズの家を後にする少年たちの成長ぶりったら
家の中で起こる日々の出来事が淡々と描かれていて、一つ一つは大きな事件ではないのだけれど、
何気ない毎日の中にもいろんな事件はおきているんだなあ、と改めて感じた。
特別に素晴らしいことが無くったって、平穏で悪いことが起こらないことが幸せなのかも、
などと思う今日この頃。
ちょっと改めて家族ってことを考えさせられたような・・・。
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