ごんちゃん文庫から 今回は≪茨の木・いばらのき≫を選びました。
著者 【さだまさし】 幻冬舎 2008-5-20 第一刷発行
『 「もう来んでよか」 それが、最後に聞いた 父の言葉だった。
49歳の真二は、2年前に編集者の仕事を辞め、妻とも離婚していた。
そんな彼の元に、半年前、父の葬儀で喧嘩したきりの兄(健一郎)から、突然 父の形見のヴァイオリンが届く。
そのヴァイオリンを修理に出した直後、兄の病(脳血管性認知症)を知る。
兄の想いを はかった 真二は ヴァイオリンの作者を求めて イギリスを訪れ、そこで「ガイド」として現れた 響子に、
初恋の女性の面影を重ねるのであった。 多くの人の親切に助けられ、ついに辿りついた 「父の背中」と、
そこで真二が見たものは・・・・・・』 本の帯より
この本は、300頁もある長編小説でしたので、ついつい 一日延ばしに していました。
ところが、読み進むうちに 内容が興味深く どんどん読んでしまいました。
余談ですが、子供の頃「おてしょ」語源を知らずに 不思議に思っていたのですが、本書 文中から、見つけました。
[手塩皿・てしおざら] 醤油がない昔は、塩で料理を食べていた。
だから料理には 必ず 塩を盛ったお皿がついていた。 その小さな塩を盛る皿が「手塩皿」。
醤油が出来てからは、醤油皿になって 形も変わった。九州地方では、今でも 小皿の事を云う。
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