人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

桑原武夫『ソ連・中国の印象』(1955)を読む

2023-02-16 05:00:00 | 読書
シベリア抑留に対する桑原武夫の意見に疑問を持ったので、『ソ連・中国の印象』(1955)読んでみた。(ご参考→こちら)当時のソ連、中国(中華人民共和国)は、民主集中制の共産党が「指導」する国だ(中国は現在も)。当時のソ連も現在の中国も「言論の自由」は保障されているというが、 . . . 本文を読む
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青柳いづみこ『我が偏愛のピアニスト』

2022-12-18 05:00:00 | 読書
ピアニスト青柳いづみこさんは、私と同い年、同じ「学年」だ(青柳さんの方が何か月か早い)。まだ現役で活動されている。『我が偏愛のピアニスト』(単行本は2010年9月刊)では、10人のピアニストを取り上げている-- . . . 本文を読む
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大西康之『稲盛和夫最後の戦い』

2022-12-17 05:00:00 | 読書
今年、稲盛和夫氏が亡くなった。NHKの「稲盛和夫 100年インタビュー」(再放送)を視聴した。それに刺激され、少し古いが、『稲盛和夫最後の戦い』を読んだ。当たりの柔らかそうな . . . 本文を読む
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新書 3冊

2022-10-19 05:00:00 | 読書
なかなか「読書感想」をまとめる時間が取れない。が、最近読んだ本でおもしろかったものが3冊。「おもしろさ」という意味では、いずれも★×4以上かな?1.アジア・パシフィック・イニシアティブ『検証 安倍政権』 . . . 本文を読む
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村松哲文『仏像鑑賞入門』(集英社新書)

2022-09-10 05:00:00 | 読書
音楽にしても、絵画、彫刻にしても、「芸術」はsomething different、something newを求めて「進化」する。「模倣」でとどまっている限りは芸術ではない。村松哲文『仏像鑑賞入門』をさっそく読んでそう思う。本書は仏教(仏像)伝来後の仏像 . . . 本文を読む
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『城山三郎 ゴルフの時間』

2022-08-21 05:00:00 | 読書
『城山三郎 ゴルフの時間』(ゴルフダイジェスト新書。2007/9/26)を読む。おもしろい。以下はその抜粋。<もしもゴルフがなかったら・・・・・・>(戦争が終わって)寝る時間すらもったいないと思っていたから、時にはヒロポン . . . 本文を読む
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大友直人『クラシックへの挑戦状』

2022-06-15 05:00:00 | 読書
大友直人『クラシックへの挑戦状』(中央公論新社)を読む。『クラシックへの挑戦状』というタイトルもさることながら、帯には「大友直人初の著書 なにが世界だ!なにが芸術だ!--世界に背を向け、日本で活躍し続けた理由」と . . . 本文を読む
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「ブラタモリ」と『東京スリバチの達人』

2022-04-18 05:00:00 | 読書
NHK「ブラタモリ」を時々視聴する。4月からアシスタントが野口葵衣さんになった(2018年入局。慶應・政治卒)。NHKのアナウンサー(特に女性)は競争率が高いだけに皆さん優秀だ。4月の「ブラタモリ」は東京を取り上げている。・江戸城と東京(再)・大名屋敷と東京 東京は台地と . . . 本文を読む
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小泉和裕『邂逅の紡ぐハーモニー』

2022-03-04 05:00:00 | 読書
小泉和裕さんの指揮者生活50年を記念して『邂逅を紡ぐハーモニー』が出版された(中経マイウェイ新書、2021/12初版)。中部経済新聞に連載された『マイウェイ』をベースに加筆修正されたものだ。活字も大きくて . . . 本文を読む
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小澤征爾・村上春樹『小澤征爾さんと、音楽について話をする』

2022-02-20 05:00:00 | 読書
いつも「なんでもノート」を持ち歩いている。日々のメモ帳ノートだ。このブログはその中から生まれる。最近、家では暇さえあればマーラーの交響曲を聴いている。マーラーの交響曲について、小澤征爾と村上春樹が対談していることを思い出した。そこから発展して、小澤征爾 . . . 本文を読む
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佐渡裕『僕はいかにして指揮者になったのか』

2022-02-12 05:00:00 | 読書
2月某日、書棚から佐渡裕『僕はいかにして指揮者になったのか』を手に取って読み直す。著者34歳、初の著書だ。読み出すと止まらない。以前読んだ時もそうだった。34歳の佐渡裕はフランクに、「裏話」を語ってくれている。(--「裏話」というものは難しい)。著者は、 . . . 本文を読む
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織田作之助他『王将・坂田三吉』

2021-11-11 05:00:00 | 読書
今日も、比較的軽い物。先日、有隣堂で買い求めた『王将・坂田三吉』(中公文庫新刊)。実はまだじっくり読んでいない。本書は、坂田三吉(1870-1946)に関するアンソロジーだ。坂田三吉は、まさしく「王将」のモデルだ。『王将』は知る人ぞ知る、村田英雄(--知らない人は . . . 本文を読む
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立川談志『酔人・田辺茂一伝』

2021-11-10 05:00:00 | 読書
毎日、ブログを書いている。一時、weeklyにしたこともあったが、平成26(2014)年10月10日からは毎日連続して書いている。読めば分かるが、内容的には重い軽いがある。軽いのは1時間ほどで書ける。演奏会の感想などは、重く、書くのに数時間 . . . 本文を読む
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小泉信三『私の履歴書』  総選挙報道について

2021-11-03 05:00:00 | 読書
学生時代、暇さえあれば、大学図書館で、小泉信三全集を読んだ。小泉信三は今でも「尊敬する人物」だ。先日、団地の某先輩から「よろしかったら」と小泉信三『私の履歴書』(昭和41年8月版)を頂戴した。最後には、万年筆で、読後感(昭和41年8月31日) . . . 本文を読む
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N.スロニムスキー『クラシック名曲「酷評」事典』

2021-10-28 05:00:00 | 読書
本書の著者スロニムスキー(1894-1995)は、「プロフィール」によれば、サンクトペテルブルク生まれのロシア系アメリカ人。1923年アメリカに移住後、ボストンを中心に、音楽学者、事典編纂者、作曲家、指揮者、ピアニストとして . . . 本文を読む
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