人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

織田作之助他『王将・坂田三吉』

2021-11-11 05:00:00 | 読書

今日も、比較的軽い物。先日、有隣堂で買い求めた『王将・坂田
三吉』(中公文庫新刊)。実はまだじっくり読んでいない。

本書は、坂田三吉(1870-1946)に関するアンソロジーだ。
坂田三吉は、まさしく『王将』のモデルだ。『王将』は知る人ぞ
知る、村田英雄(--知らない人は知らない。)の大ヒット曲。
作詞:西条八十、作曲:船村徹である(昭和36年)。

作曲は古賀政男だと思い込んでいたが、古賀政男は『柔』だった。

また、坂田三吉も創作上の人物だと思っていたが、実在の人だ。
女房は、「愚痴も言わない」小春である。


坂田三吉が戦ったのが、本書にも登場する関根金次郎(1868-
1946)。関根は「近代将棋の父」と言われた。

ちなみに、その弟子が、戦前の将棋連盟会長土居市太郎(1887-
1973)と、実力制の名人の初めの木村義雄(1905-1986)だ。

父が持っていた将棋の本が、たしか土居市太郎のものだった。
--私が生まれた頃に、詰将棋の本をいくつか出している。

本書の著書の一人、織田作之助(1913-1947、代表作『夫婦善哉』)
は、ソプラノ歌手笹田和子(1921-2007)と結婚している(織田
は再婚)。これは畑中良輔先生の本で知った。
織田作之助は、昭和22年、結核のため、33歳で亡くなっている。


『王将・坂田三吉』(中公文庫)



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