人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

私が惹きつけられる曲

2017-10-25 05:00:00 | 音楽

思いつくままに、惹きつけられる曲を挙げる。以前にもこのブログで
取り上げたことがあるかもしれない(--「検索」でチェックできる)。

「惹きつけられる」という言葉を使ったが、この感覚は何と言えばいい
のかしらん。「痺(しび)れる」、「我を忘れる」、「サブイボができる(関
西弁?)」、「感じる」などとも言い換えられる、あるいは、それらが混
じり合った感覚だ。人によっては、腕が痺れる感じになるという。



ハンス・ホッター『ドイツ歌曲集』より シューベルト「夕映えの中で」

これには「参った」。何という「歌」だろう。
なぜかフィッシャー=ディースカウが歌う同曲では感じない。

これも以前書いたかしらん。
現役時代、畑中先生に恐る恐る、
「『冬の旅』は誰がいいですか?」
とお訊きした。
先生は即座に
「フィッシャー=ディースカウの最新盤」
とおっしゃり、ポツリと
「ぼくはハンス・ホッターのが好きだけれど・・・・・・」
と付け加えられた。



ディ・ステファノ『ザ・ベスト・オブ・ナポリタン・ソング』より
「光さす窓」(FENESTA CHE LUCIVI)

我が家にステレオが来た年に買い求めたLPが上記にCD化されて
いる。当時は、この曲、この歌唱に惹かれることもなかったが、最近
になって、すっかり痺(しび)れてしまった。
惹きつけられる曲は、繰り返し何回聴いても惹きつけられる。



パヴァロッティ『ヴェリズモ・アリア集』より
マスネ「春風よ、なぜ私をめざめさせるのか」

パヴァロッティーの仏語歌唱。fとの対比、ppがゾクゾクする。ウェル
テルは持ち役ではないらしいが・・・・・・。
「やがて来る自由の日」(『西部の娘』)もその節回しがすばらしい。



栗本尊子『グレート・ヴォイス』より 髙田三郎「くちなし」

栗本尊子さんの日本歌曲はどれも惹きつけられる。中でも「くちなし」
は、なかなか言葉では表現できないが、「心からの歌」ですばらしい。
塚田さんのピアノ伴奏がまたすばらしい。



畑中良輔『歌の翼に』より フォスター「老犬トレイ」

このCDを聴いた時、畑中先生への「ファンレター」にも書いたが、「ど
うだ!上手いだろう?」というところが少しもない歌唱に惹きつけられ
る。このような歌唱は逆立ちしても歌えないだろうし、他の歌手ではな
かなか聴けない。



マリア・カラス『ミレニアム・ベスト』(オムニバス)

マリア・カラス(1923-1977)の歌唱には、美空ひばりと同じく、一
声聴いただけで惹きつけられてしまう。カラスはEMIに多くの録音を
残してくれた。
録音は古いが、「わたしのお父さん」(『ジャンニ・スキッキ』)、「清らか
な女神よ」(『ノルマ』)等々超絶的な「心の歌」を聴くことができる。

マリア・カラスは、日本風に言えば、大正12年生まれ。53歳で亡くな
っている。
ゼフィレッリ監督『永遠のマリア・カラス』(2003)はおもしろかった。



クレンパラー指揮 モーツァルト交響曲第38番「プラハ」

クレンペラーのモーツァルトはすべていいが、中でも「プラハ」の第1
楽章はすばらしい。3:20~4:00あたりは何回聴いても惹きつけら
れる。
私は、宇野功功さんお勧めのシューリヒト盤よりも(私は)感じるのだ
が・・・・・・。



木下保指揮 髙田三郎『心の四季』(女声合唱版)

これも何回も書いたかもしれないが、木下先生の『心の四季』はすば
らしい。

第1曲の「春が~」の歌い方はどうやったらできるのかしらん。こうい
うものは楽譜に書けないので、根気よく、これでもなく、それでもなく
とやらなければできないのではないかしらん。
第7曲の声を抑えた(pということではない。)「語り口」も筆舌に尽くし
がたい。歌子先生のピアノ伴奏がまたすばらしい。合唱は聖心女子
大学グリークラブ。

今年には、木下先生/日本女子大学合唱団の定演LIVE盤(これは
また違った演奏)がCD化されるようで、今から楽しみ!!


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10/20(金)、あざみ野クラブ役員会「議事録」が完成。一息つく。


12:31 ガーデンシクラメン


12:38 ベルベ


12:56 カボチャの季節?


13:20 役員さんへ「議事録」配布。


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