人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

2/6 新国立劇場『こうもり』

2015-02-09 05:00:00 | 音楽

2月6日(金) Boss(=上司)はお休み。Bossがいないとのんびり気分
(--冗談!Bossがいようがいまいが、真面目にやっている)。

無事終業後、朝に引き続きベローチェ新御茶ノ水店で軽食をとる。都営
新宿線で小川町から笹塚行各停で一路、初台へ。新国立劇場オペレッ
タ「こうもり」鑑賞へ向かう。

初台駅は新国立劇場へ向かう人々で混雑。18時25分到着。新国立劇
場入口ではいつもどおりちらしを配布していたが、先日の「さまよえるオ
ランダ人」でもらったばかりなので、ナイン・ダンケ。

新国立劇場オペラパレス入場後は、手順どおり(?)、1階ロビーでプロ
グラムを購入後、まずはトイレへ。

ロビーには「出演者変更のお知らせ フランク役、オルロフスキー公爵役」
が貼り出されている。INFORMATIONでは10:00終演予定だという。帰
りが遅くなりそうだ。金曜でよかった。

18時37分、3階最前列に着席する(3階1列42番)。ワクワク。



アイゼンシュタイン;アドリアン・エレート(Bari.)
ロザリンデ(アイゼンシュタインの妻);アレクサンドラ・ラインプレヒト(Sop.)
フランク(刑務所長);ホルスト・ラムネク(Bari.)
オルロフスキー公爵(夜会の主人);マヌエラ・レオンハルツベルガー(Mez.)
アルフレード(ロザリンデの昔の恋人);村上公太(Ten.)
ファルケ博士(アイゼンシュタインの友人);クレメンス・ザンダー(BARI.)
アデーレ(女中);ジェニファー・オローリン(Sop.)
ブリント博士(弁護士);大久保光哉(Bari.)
フロッシュ(看守);ボリス・エダー(俳優/歌手)
イーダ(アデーレの妹);鷲尾麻衣(Sop.)

新国立歌劇場合唱団
合唱指揮;三澤洋史
管弦楽;東京交響楽団
指揮;アルフレート・エシュヴェ
演出;ハインツ・ツェドニク


「こうもり」は、言わずと知れたヨハン・シュトラウス二世の作曲。初演は、
1874年4月5日、アン・デア・ウィーン劇場で行われた。

(アン・デア・ウィーン劇場は、ウィーンでオペラ鑑賞をしたことがある。演
目は、たしかヴェルディの「ルイザ・ミラー」だった。)

ちなみに「こうもり」の初演日当日の曜日は調べたら日曜日だった。

プログラムの作品ノート(岡田暁生)によれば、「こうもり」が作曲された
1870年頃のウィーンは空前のバブル景気だったが、1873年に株の大
暴落が起こり、初演時はバブルが崩壊していた。
(歴史上、このようなバブルの崩壊は何度も発生している)。



「こうもり」の見せ場(*)を堪能。ラインプレヒト(ロザリンデ役)とオローリ
ン(アデーレ役)(--二人ともたくましい胸厚)には大拍手にブラボー、す
ばらしかった(お客さんは知っている!)
アイゼンシュタイン役のエレートもまことに達者。

(*)
序曲
第1幕
・アルフレード;セレナーデ
・アデーレの手紙の歌
・アデーレとロザリンデ;二重唱
・アイゼンシュタイン、ブリント、ロザリンデ;三重唱
・ファルケ、アイゼンシュタイン;二重唱
・ロザリンデ、アルフレート;忘れることこそ人生の幸福、二重唱
・フランク;酒の歌
第2幕
・舞踏会の合唱
・公爵;好きなようにするのが我が家の習慣
・アンサンブルとオルガの歌
・時計の二重唱
・ロザリンデ;チャールダーシュ
・シャンパンの歌
・メルシイの歌
・こうもりワルツ
第3幕
・「刑務所行きのマーチ」間奏曲
・アデーレのクープレ
・アルフレード、ロザリンデ、アイゼンシュタインの三重唱
・ロザリンデ;何もかもシャンパンのいたずらね


「こうもり」は、序曲(--序曲の演奏が終わったところで指揮者のエシュ
ヴェが振り返って、拍手に応えた。)やシャンパンの歌など知ってはいた
が、通しで聴いたのは初めてであり、あらためて「こうもり」の「おもしろさ」
を満喫した。

男女の愛を扱ったものでも、ベリズモ・オペラのように「どろどろ」でない
ところが楽しめる。

外国人の出演者ではアデーレ役のJ.オローリンがアメリカ出身であること
を除けば、残りの6人はウィーンやオーストリア出身。

ワグネル出身の大久保光哉さんをはじめとする日本人キャストも大健闘
以上と言っていいのではないかしらん。

指揮のアルフレート・エシュヴェにも大きな拍手が送られていた。バレエ団
も見事なもの。


ワルツ、ダンス、バレエ、日本語も交えたダジャレ等々。オペラというと堅苦
しいイメージを持つかも知れないが、ぜひオペレッタの世界をお勧めしたい。



終演後、カーテンコールが終わったのが、22時15分。帰宅は11時45分
となり、さすがにグッタリ。翌日は半日寝ていた。平日のオペラはきつい!





朝のベローチェ このところ新聞を読んでいる。




夕方もベローチェで夕食


初台駅 地下プラットホーム





新国立劇場正面





オペラパレス入口







プログラム




1階ロビー



3階 8扉から客席へ


25分間の休憩中


ワイン解禁??








休憩中のロビー




(終演後) 跳ねたところ   3階より撮影


終演後、クロークに長蛇の列 私はクロークを利用しない。


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