11月22日(土)、一人で「敵情視察」と称して早稲田大学グリークラブ100周年演
奏会を聴きにサントリー大ホールへ。ワセグリは昨年が100周年。今年は新しい一
歩・100年を踏み出そうという趣旨らしい。
(プログラム)
1.Hototogisu(委嘱作品、初演)
2.「北斗の歌声、未来への架橋」(松原千振指揮、Sop.竹内葉子)
3.「縄文」(荻久保和明指揮)
4.100周年記念ステージ
(1)「最上川舟歌」
(2)「ふるさと」(詩;室生犀星、曲;磯部俶)
(3)「なごり雪」
(4)「音楽」(詩;宗 左近、曲;荻久保和明。委嘱作品)
(5)「帆船の子」(詩;丸山 薫、曲;多田武彦。委嘱作品)
(6)「この道を行く」(小田和正)
(7)「遥かな友に」
(8)「早稲田大学校歌」
「予断」を排して聴いたが、総評としては、大変よかったし、何よりおもしろかっ
たし、刺激を受けた。
1.は「めづらしき 声ならなくに ほととぎす ここらの年を 飽かずもあるか
な」(古今和歌集)をリトアニアのタムリオーニス氏が合唱曲--一種の変奏曲に
したもの。演奏時間は5分ほど。なかなかおもしろかった。
2.は今年のOB六連で聴いた曲で似たような印象ではあるが、よかった。オンス
テは90人はいたろうか。(約半数の人が譜面持ちだった。)
最初のシベリウス「讃歌」はちょっと「フィンランディア」に似ている。「明日に
架ける橋」はじわじわ燃え、クライマックスでも ff にはならないところに惹き
つけられた。松原さんは私とほとんど同い年。指揮棒を持たず、ザッツをきっちり
振っていた。さすがにうまい。
3.作曲者の自作自演。全身を使った、大変エネルギッシュな指揮ぶり。大きな造
型、元々の混声とはまた違った味である。30分以上の難しい曲を約60人強(若手が
かなりいた。)が暗譜で歌いきった。テナーもよかった。終わったら一斉にブラボ
ーとなった。ピアニストの前田さんも熱演。
なお、ア・カペラ部分のppで聴衆がパラパラとプログラムをめくる音には、会場
がいいだけに興をそがれ、ちょっと残念。
4.OBであるNHKの柿沼アナウンサーが登場。(周囲のお客さまが「わ~、こ
の方~?」と歓声をあげる。)司会ぶりといい、声といい、見事だった。オンステ
は150人を超えていただろうか。理屈なしにリラックスして楽しめるステージだっ
た。
初演版の「最上川舟歌」が、ソロも純民謡調でなかなかおもしろかった。
「ふるさと」を振られた、豊中混声の須賀敬一さんは初めて聴いたが、起承転結の
整った、きっちりした造型だった。
「帆船の子」はいかにも「多田さんの男声合唱」。スケールが大きかった。
最後の3曲は現役約100人弱も加わり、250人超(?)で真の大合唱で終わった。
これでいわゆる四大学の男声合唱団--関学グリー、慶應ワグネル、同志社グリー
と早稲田グリーがすべて100周年を迎えたことになる。心から祝意を表したい。
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最後の校歌の大合唱。大変コウカがありました。
奏会を聴きにサントリー大ホールへ。ワセグリは昨年が100周年。今年は新しい一
歩・100年を踏み出そうという趣旨らしい。
(プログラム)
1.Hototogisu(委嘱作品、初演)
2.「北斗の歌声、未来への架橋」(松原千振指揮、Sop.竹内葉子)
3.「縄文」(荻久保和明指揮)
4.100周年記念ステージ
(1)「最上川舟歌」
(2)「ふるさと」(詩;室生犀星、曲;磯部俶)
(3)「なごり雪」
(4)「音楽」(詩;宗 左近、曲;荻久保和明。委嘱作品)
(5)「帆船の子」(詩;丸山 薫、曲;多田武彦。委嘱作品)
(6)「この道を行く」(小田和正)
(7)「遥かな友に」
(8)「早稲田大学校歌」
「予断」を排して聴いたが、総評としては、大変よかったし、何よりおもしろかっ
たし、刺激を受けた。
1.は「めづらしき 声ならなくに ほととぎす ここらの年を 飽かずもあるか
な」(古今和歌集)をリトアニアのタムリオーニス氏が合唱曲--一種の変奏曲に
したもの。演奏時間は5分ほど。なかなかおもしろかった。
2.は今年のOB六連で聴いた曲で似たような印象ではあるが、よかった。オンス
テは90人はいたろうか。(約半数の人が譜面持ちだった。)
最初のシベリウス「讃歌」はちょっと「フィンランディア」に似ている。「明日に
架ける橋」はじわじわ燃え、クライマックスでも ff にはならないところに惹き
つけられた。松原さんは私とほとんど同い年。指揮棒を持たず、ザッツをきっちり
振っていた。さすがにうまい。
3.作曲者の自作自演。全身を使った、大変エネルギッシュな指揮ぶり。大きな造
型、元々の混声とはまた違った味である。30分以上の難しい曲を約60人強(若手が
かなりいた。)が暗譜で歌いきった。テナーもよかった。終わったら一斉にブラボ
ーとなった。ピアニストの前田さんも熱演。
なお、ア・カペラ部分のppで聴衆がパラパラとプログラムをめくる音には、会場
がいいだけに興をそがれ、ちょっと残念。
4.OBであるNHKの柿沼アナウンサーが登場。(周囲のお客さまが「わ~、こ
の方~?」と歓声をあげる。)司会ぶりといい、声といい、見事だった。オンステ
は150人を超えていただろうか。理屈なしにリラックスして楽しめるステージだっ
た。
初演版の「最上川舟歌」が、ソロも純民謡調でなかなかおもしろかった。
「ふるさと」を振られた、豊中混声の須賀敬一さんは初めて聴いたが、起承転結の
整った、きっちりした造型だった。
「帆船の子」はいかにも「多田さんの男声合唱」。スケールが大きかった。
最後の3曲は現役約100人弱も加わり、250人超(?)で真の大合唱で終わった。
これでいわゆる四大学の男声合唱団--関学グリー、慶應ワグネル、同志社グリー
と早稲田グリーがすべて100周年を迎えたことになる。心から祝意を表したい。
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最後の校歌の大合唱。大変コウカがありました。
ワセグリは現役も100名はいる、そのパワーは四連を聴くと感じられます。グランフォニックのワセグリOB6名にも紹介しておきました。私も東京にいればいろいろ聴けるのに残念です。
一瞬ワセグリの方からコメントがとなぜか勘違
いしてしまいました。
須賀さんは喜寿になられたそうです。京都エコ
ーの浅井さん、豊中混声の須賀さんですね~。