4月21日(日) 失くした携帯は出てこない。朝一番でau shopへ携帯電話
を買いに行く。雨のため空いていて、一番乗り。運よく「新規0円3台限り!」
を見つけ購入。ほぼ1時間で手続きを終えた。ちなみにKDDIには中学時
代同学年の特待生が役員になっているので、私はauを利用している。
家内が
「今日(の演奏会)は何だっけ?」
「今日は東響コーラスのモーツァルト『戴冠ミサ』と『レクイエム』の二本立て。
ユベール・スダーンだよ~。行く?」
「行く行く。当日券なければ諦める」
というので二人で演奏会へ。場所はリニューアル・オープンなった、ミューザ
川崎シンフォニーホール。
2年前、このホールで聴きたいために東響川崎定期の会員になった。なった
途端に、ミューザ川崎が東日本大震災で被害を受け、休館に。その間、昭和
音大のホール、みなとみらいホールで聴いてきたが、ようやく、初めてミュー
ザ川崎で聴けることになり、この日はワクワク、小学生の遠足気分。
二人して
「溝の口(駅)で乗り換えだよね~」
といいながら、溝の口に着くなり、
「あ、溝の口!乗り換え、乗り換え。よかった、ちょうど来てる」
とあわてて目の前の電車に乗り換え、おしゃべりを続けているうち、車内アナ
ウンスが
「旗の台で急行を待ち合わせます」
「えっ、旗の台?旗の台って、大井町線?南武線に乗らなアカンのに・・・・・・。
自由ヶ丘も過ぎている」
というわけで、あわてて大岡山で降りて、溝の口へ引き返す。あらためて南武
線で川崎へ出た。
当日券は30枚ほどだったようだ。合唱を聴くからにはできるかぎり正面がいい
というのでB席(4000円)を購入。後から調べたら、私の会員席の5つほど隣
の席だった。家内とそれぞれの席で話していたら、私の隣の男性が親切に「替
わりましょうか」と替わってくれた。
<プログラム>
モーツァルト
1.ミサ曲 ハ長調K.317「戴冠ミサ」
2.レクイエム ニ短調K.626(バイヤー版)
指揮;ユベール・スダーン
Sop.;サビーナ・フォン・ヴァルター
Mez.;ステファニー・イラーニ
Ten.;福井 敬
Bass;パトリック・シンパー
混声合唱;東響コーラス 合唱s気;安藤常光
コンサートマスター;グレブ・ニキティン
1.ミサ曲 ハ長調K.317「戴冠ミサ」
開演14時にギロ~ン、ガラ~ンとチャイムがなり、「撮影、録音はご遠慮を
・・・・・・」というアナウンスの後、コーラスが左右、後列の人から入ってきた。
90人(女声54人、男声36人くらいのバランス)はいるだろう。オーケストラ
が入る間もコーラスは立って待つ。楽譜は持っていない。
最後に、長身、コンマスのニキティンが拍手に迎えられて入場した。弦楽は、
第1ヴァイオリンから8-7-5-6-4かしらん。指揮台はなし。ソリスト4人は下
手オケ後方という珍しい配置。
スダーン得意のモーツァルト、指揮棒を持たず、やや体を揺らしてリズムを
取りながら、基本イン・テンポのすばらしい音楽だった。第1ステージから
Sop.のヴァルターが出色の声を聴かせてくれた。祝祭的といえばいいのか
しらん、どちらかといえば華々しいといってもいいミサ曲であった。モーツァル
トのミサ曲はいい。
2.レクイエム ニ短調K.626(バイヤー版)
有名な出だしはややゆっくりな感じがした。東響コーラス90人は、第1ステー
ジに続き、見事なほどまったく姿勢を崩さず、暗譜で歌い続ける。母音もよか
ったが、歌詞がよく分かるほどに、子音もきれいに発音されていた。続誦「3.
おそるべき大王よ」では「Rex」を鋭く、短く発音していた。
スダーンの指揮は、アインザッツのサインをキッチリと、やや前かがみに、胸
を張らない、合唱と一体になったというのだろうか、すばらしい声を引き出す
ものだった。このステージもSop.のヴァルターがすばらしかった。
演奏後は、4人のソリストのカーテンコールに大きな拍手が寄せられたが、い
ったん引っ込んだ後、4人のソリスト、スダーンとともに合唱指揮の安藤常光
さんが登場するとブラボーとともに大拍手。
その後のソリスト、スダーンの再登場でアンコールの態勢に。短めの前奏で
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」(K.618)と分かったが、これが生で聴いた中
では「アヴェ・ヴェルム・コルプス」の最高の演奏。全体のレガートの中で動
くテノールパートの音量が見事だった。
「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は難しく、東響コーラスはまったくうまい。
で、ミューザ川崎シンフォニーホールは?
すばらしかった。今年はウィーンフィル、ベルリンフィルがやってくる。
この日は雨模様
ミューザ川崎
ミューザ川崎より駅方向
ホールは4階
リンガーハット
お昼は長崎ちゃんぽん
当日券売り場に並ぶ人々
無事、当日券(4FC-4-25)を購入できた。
1階にはマックとエクセルシオールが並んでいる。
指定席にもかかわらず、開場前の行列
ホール・ロビー
4階より
休憩中
ザルツブルク市コーナーがある。また行きたくなった(笑)。
終演後、駅へ向かう人々
溝の口ヴィ・ド・フランスにてオレンジ・パンを買う。
4月23日(火) 朝のベローチェで深田祐介『美貌なれ昭和』(文春文庫--
昭和60年8月刊。単行本は昭和58年10月刊)を読む。このところ、絶版を
発掘して読んでいるが、これもamazonで購入したものである。
なぜか本書1ページにサインペンで「深田祐介」と書かれている。ご本人の
サインかしらん(笑)。
TVドラマにもなったようだから、それを視た方もおられるかもしれない。
この朝、千代田線で見かけた「大山を歩こう(5/3~12)」
新しい携帯電話と『美貌なれ昭和』
深田祐介『美貌なれ昭和』(文春文庫)
昭和10年代の諏訪根自子(ねじこ)と神風号が主人公である。
諏訪根自子さんは大正9(1920)年生まれ。当時の「世界標準」にして、美
貌の天才ヴァイオリニストである。少し歳は離れているが、ともに大正15
(1926)年生まれの巌本真理、辻久子とあわせ女流ヴァイオリニスト「三羽
烏」(?)といっていいかもしれない。私の母(大正12年生まれ)の世代であ
った。
昨年、平成24(2012)年3月6日に92歳で亡くなっっている。
昭和12(1937)年、東京/ロンドン最短時間飛行記録を成し遂げた、朝日
新聞社の神風号に対する、当時の「熱狂」は大変なものだったようだ。
そういえばベルリン・オリンピックが昭和11年。その頃の日本の「サッカー・
ブーム」は、昭和40年日本サッカーリーグができた時のサッカー・ブームよ
り大変なものだったようだ。
諏訪根自子の一周忌に「永遠なれ諏訪根自子」というCDが発売になった。
シューベルト「アヴェ・マリア」、バッハ「G線上野アリア」など小品のほか、ベ
ートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第5番《春》」、「ヴァイオリン・ソナタ第9番
《クロイツェル》」に諏訪根自子の格調高い演奏が聴ける。
録音は昭和60年ごろだから、諏訪根自子65歳ごろである。
新しいアドレス帳
携帯電話を失くすとアドレス帳をイチから作らなければならないから面倒だ。
まずは会社の役職者の連絡先から、ということで、テスト・メールを繰り返す。
そのお一人、Aさんにアドレスを教えていただき、
「電話番号も教えてください」
とメールしたら、
「080-××××-××35ですよ」
と返事が来たので、翌朝、そこへ
「電話番号有難うございます。登録しておきました」
とCメールをしたら、Aさんから
「間違いではないですか?」
というメールが届いた。
なにを朝から寝ぼけてんだろうと
「大丈夫です。電話番号、きのう教えていただきましたよね」
と返事したら、しばらくして
「どこの誰に送信しているつもりですかっ?私ではありません!もう一度確認
してくださいっ」
という怖い返事。
まだ分からないのかなぁと思いつつ、会社で本人のAさんに
「先程、私のCメールに返事いただきました?」
といったら、ご本人はキョトン。
「えっ、きのう教えていただいた電話番号は合ってますよネ。080-××××-
××35」
「あれ、それ、実家の電話番号。なんでそんなの教えたんだろ?」
「え~っ、怒りのメールが来ちゃいましたよ~」
ご実家の電話番号に080を付けてしまったようだ。
<後日談>
Aさんに作成いただいた「役職者緊急連絡先」の、私の携帯電話番号下4桁
が間違っている。
しようがないな~と文句を言おうとして、待てよ、念のためと私がAさんに社
内メールでお知らせした電話番号をチェックしたら、下4桁が同様に間違っ
ている!あわてて訂正メールを発信した(笑)。
Aさんからは「オアイコですね~(笑)」。
昼休みを利用して、新御茶ノ水ビルSMBCの御茶ノ水出張所ATMへ。
本郷通りを上る。
正面の新しいビルは御茶ノ水ソラシティ(4月12日グランドオープン)
このあたりは再開発が進み、「ワテラス」などもできている。
かの有名なニコライ堂
お世話になっている井上眼科病院
丸善の裏の通り
時々本を物色する、御茶ノ水駅前の丸善
日本大学の通り
学生さんが多い。向こうに見ゆるは中央大学駿河台記念館
4月25日(木) 午後6時半より東京芸術劇場5階シンフォニースペースにて
OB練習。「チャイコフスキー歌曲集」。佐藤正浩先生の初練習。
体操、発声練習後、7時過ぎ、緊張するOBを前に
「では、始めましょうか。今年は皆さんと3ステージご一緒します。チャイコフス
キーの楽譜にはカタカナが振ってありますが、できるだけロシア語(キリル文
字)を見て発音できるようにしてください」
「私はね、大学(東京藝術大学)3年の時だったかな、チャイコフスキーの歌曲
を畑中先生のレッスンに持って行ったんですよ。森泉さんにもらった、ワグネ
ルの99回の演奏を録音で聴いていましたから、先生も喜ばれるかと思って
・・・・・・。いや~、怒られましてね~。(やや間があって)まだ早すぎると。結局
歌ったか歌わなかったか」
というお話から始まった。
結論的にいうと、ロシア語の発音(Ж、、Р、Л等々の子音)、母音の伸ばし方
(テンポの中で母音をたっぷり歌う)、日本語と外国語の母音、しゃべり方の
違い、ワルツ、テンポの動き、 f の意味、すべてにわたって、ある程度は想
定していたことだけれど、半年近く練習してきたものにダメを出された。とい
うことは、逆に、個人的には、発見があり、大変勉強になった、。
この日は、他のパートを聴いていると分かるが、佐藤先生への注意に対する、
全員の「反応」が速く、スポンジが水を吸収するごとく、先生の一言でガラッと
変化する、充実した練習だった。
むろんまだまだだろうが、佐藤先生としてはどうだったのかしらん。
「ヴィシネフスカヤ(ロストロさんの奥さん)に習った小山由美さんが、6月に
『ロシア歌曲集』のCDを出すので聴いてください。私が伴奏しています」
(佐藤先生)。
shoさん(感謝!)に教えていただいたヴィシネフスカヤ→
http://www.youtube.com/watch?v=u8gG2mqNI3g
(ピアノ伴奏はロストロポーヴィチ?)
ヴィシネフスカヤは昨年2012年12月に亡くなった。
夕食 この日はオマール海老スープとゴッホの玉ねぎスープ
今年は『婦人之友』創刊110年
余談ながら『婦人之友』を創刊した羽仁吉一・もと子の長女説子と結婚した
のがマルクス主義者羽仁五郎(1901~1983)である。その子供が羽仁進
(84歳)、である。
5階より1階を眺める。
須田さんによる発声練習
第4曲「ただ憧れを知る者のみが」の出だし
4月26日(金) お昼にドトールにコーヒー豆を買いに出かけた。この日はサ
ービスデーで10%引き。
いちょうの葉もかなり茂ってきた。
コーヒー豆購入に対するサービスのミニ・コーヒー、です。
挽きたてのコーヒー(マイルド・ブレンド)
4月27日(土) 終日ブログ作り。
4月28日(日) 晴。ソフィア・ヴォイス・アンサンブル第24回定期演奏会(於
紀尾井ホール)→近日中に「人生ブンダバー」で詳報します。
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原語を原語のとおり発音するということはまったく難しい問題ですね~。--外国人が日本語を歌うのと同様に。
福永先生は、チャイコフスキー歌曲集の男声合唱編曲者でありながら、ロシア語では指揮、演奏されなかったのではなかったかしらん。
「美貌なれ昭和」、昭和60年にテレビドラマ化されましたが、その際にワグネルのメンバーが出演しています。といっても、10人くらいでしたが。
ゴールデンタイムのテレビに出演、しかもちゃんと「慶應ワグネルソサエティ」のクレジットもあり、「僕達、ワグネルの者です」の台詞(これは役者さんでしたが)もあるという、何ともおいしいお座敷でした。
もちろん出演は当時の責任者をはじめとした上級生中心で、我々下級生はオンエアを見て羨ましく思ったものです。
諏訪根自子役は、千住真理子さんでしたね。
「秘話」(?)をご披露いただきありがとうございました。初耳、ちっとも知りませんでした。よく覚えておられますね~(笑)。