人生ブンダバー

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【臨時増刊】ソフィア・ヴォイス・アンサンブル第24回定期演奏会

2013-05-02 05:00:00 | 音楽

4月28日(日) 上智大学のお隣、紀尾井ホールへソフィア・ヴォイス・アンサ
ンブル(SVE)を聴きに出かけた。24回目の定期演奏会。

SVEは、今年、創立25周年を迎え、来年は第25回の定期演奏会を開催す
るという。一口に25年というが、これは30歳だった人が55歳になることであ
って大変なことである。

開場時間よりかなり早く着いたので、新緑の季節、東京メトロ永田町駅から
清水谷公園周辺をゆっくり散策した。清水谷公園といえば、大久保利通の
哀悼碑があることで有名だが、私が学生時代、新左翼の学生のデモ集合
場所だったのではないかしらん。私自身は「心情三派」ですらなく、(冗談で
いえば)「心情軟派」であった。

では、まずは永田町~清水谷公園~紀尾井坂~紀尾井ホールの散策を。


前を行くはウォークラリーのお嬢さんたち?





史跡 江戸城外堀跡 赤坂御門


赤坂見附跡


グランドプリンスホテル赤坂営業終了→紀尾井町計画


ホテルニューオータニ前 八重桜の通り








これより清水谷公園


大久保公哀悼碑 (向こうの高層ビルではありません[笑])


哀悼碑は台座を含めると6.27mになる。


大久保利通暗殺は明治11年。哀悼碑は明治21年に建てられた。


贈右大臣大久保公哀悼碑 千代田区指定有形文化財











ハナミズキの花も終わり


先程のウォークラリーのお嬢さんとまた一緒に


「清水谷公園案内図」


紀尾井坂


メリノール教会








13:30に開場となった入口


2階席より第1ステージ開演を待つ。

紀尾井ホールは座席数800の中ホール。新日鉄20周年を記念して作られた。
基本使用料は、例えば本公演13~17時42万円(消費税込)。
運営は新日鉄住金文化財団


今年はメンバーが11~12名。タリス・スコラーズ並みである。タリス・スコラ
ーズは結成40周年のプロだから10人前後で見事な少人数合唱を聴かせ
るが、アマチュアでこの規模でやるのも、70名、80名で歌っていた私などか
らすれば信じられないことである。


<プログラム>
Ⅰ.フランスの詩による男声合唱曲集「月下の一群」第3集
 1.唄
 2.太陽
 3.シャンソン
 4.輪踊り
 5.人の一生
 指揮;篠崎新一 ピアノ;久邇之宜

Ⅱ.コダーイの男声合唱作品より
 1.フスト
 2.夕べの歌
 3.ひとりもの
 4.カラードの歌
 指揮;太田 務

Ⅲ.A Cappella A La Carte
 田三郎生誕百年に寄せて
 1.田植歌
 2.ほーはい節

 北欧の作品より
 3.おかしな春
 4.小詩

 ビアホールにて
 5.ころがせころがせビール樽

<カルテット・コーナー>
 ・コモエスタ赤坂(シルバーゲート・カルテット)
 ・Beautiful Dreamer(しんトラ)

 汽車四題
 6.I've Been Workin' On the Railroad
 7.鉄道開通
 8.ボクは特急の機関士で
 9.I'm A Train


14:03 ホール暗転とともに藤森さん登場。
「え~、皆さま、開演のお時間となりました。ご来場有難うございます。普段
は曲目解説などないのが普通ですが、この日だけ、年に一回演奏会に来
られる方もおありなようですので、長いなと思われる方もいらっしゃるかもし
れませんが(--そんなことはないですよ。)この回だけは曲目の説明があ
ってもいいのかなとやらせていただいております」

「今年はプログラムに挟んだ歌詩が見える程度に室内の照明を調節させて
いただきましたので、あまり(ページをめくる)音が立たない程度にお楽しみ
ください」

Ⅰ.フランスの詩による男声合唱曲集「月下の一群」第3集
 1.唄
 2.太陽
 3.シャンソン
 4.輪踊り
 5.人の一生
 指揮;篠崎新一 ピアノ;久邇之宜
 堀口大學訳詩、南弘明作曲の「月下の一群」は有名な男声合唱曲だが、こ
 れはその第3集になる。初めて聴いた。1.はTopのパート・ソロが主体の曲。
 Top3人がよく歌っていた。2.はAllegroかしらん、もうほんの少し子音を立
 ててもよかったカナ。3.Andanteのワルツで悲しい曲。ピアノもすばらしかっ
 た。4.は速めのリズミカルな三拍子。

 5.になってパラパラとプログラムをめくる音が入った。その昔、N響の定期
 にはプログラムに楽譜が付録として付いていたが、楽譜をめくる音がうるさ
 くて廃止になったという。それはともかく、合唱のみならず、伴奏譜もピアノ
 も大変よかった。

 SVEの演奏にはいつもいろいろな意味で「刺激」を受ける。

Ⅱ.コダーイの男声合唱作品より
 1.フスト
 2.夕べの歌
 3.ひとりもの
 4.カラードの歌
 指揮;太田 務
 ピアノが手際よく下手へ、指揮台も片づけられた。ア・カペラの合唱。ピッチ
 パイプによる藤森さんの音とり。
 1.は言葉とリズムの融合がいかにもコダーイ。有名な2.は優しい曲調で
 ハミングが美しかった。3.は珍しい、清水脩さんによる日本語の詩(あら、
 この歌、原語で歌ったことある。)

 4.は藤森さんの説明によればコミカルといっていい歌。これも現役時代原
 語で歌ったが、こんなコミカルな内容だったとは、知らなかった~(笑)。太
 田さんが両手両足全身を使った指揮ぶりを見せてくれた。

--休憩--
ワグネルOBのSさん、Mさん、Aさんとコーヒーを飲みながら(Mさんは白ワ
イン)雑談。営業経験10年以上でありながら、雑談は下手なのだが、ベーシ
ックなところでつながっていると会話もスムースに流れる。先輩後輩とも気の
置けない談笑だった。

Ⅲ.A Cappella A La Carte
 田三郎生誕百年に寄せて
 1.田植歌
 2.ほーはい節
 15:20皆さん、恒例のサスペンダー姿で登場。今年生誕100年になる田
 三郎さんが東北地方の民謡を採譜された2曲。心のふるさとである。

 北欧の作品より
 3.おかしな春
 4.小詩
 スウェーデン語とノルウェー語という、SVEらしいステージ。内容的には軽く
 楽しい曲だった。何でも合唱になるものである。

 ビアホールにて
 5.ころがせころがせビール樽
 北原白秋が戦前ビアホールで作った詩に橋本国彦が作曲した、という曲。
 橋本国彦さんは「胃がんになって、依願退職」とおっしゃっていたとか。(私
 の母校暁学園中学の学園歌を昭和23年に作曲された方である。その作
 詩は石川達三。橋本先生は昭和24年に亡くなられた。)

<カルテット・コーナー>
 ・コモエスタ赤坂(シルバーゲート・カルテット) 
  マラカスも入って楽しそう。
 ・Beautiful Dreamer(しんトラ) 
  ファルセットがすばらしい。皆さん、のど自慢。

 汽車四題
 6.I've Been Workin' On the Railroad
 「線路は続くよいつまでも」の原曲らしい。大陸横断鉄道に従事したアイル
 ランド移民の労働歌だという。米国の移民は後から来る人々がどんどん下
 層階級に入ってきたのかしらん。

 7.鉄道開通
 男声合唱初期、明治の終わりごろの曲だという。生まれて初めて聴いた。

 8.ボクは特急の機関士で
 有名な三木鶏郎の作詞作曲。三木鶏郎が東大出身で、諏訪根自子の先
 生の白系ロシア人、小野アンナに師事したとは、知らなかった!

 9.I'm A Train
 SVEの十八番のひとつである英語の曲。キングズシンガーズの編曲でリ
 ズミカルに歌い上げた。


最後は、団長からの挨拶、太田先生、久邇先生への花束贈呈後、両先生も
交えて、アンコールの「宇宙戦艦ヤマト」の大合唱となって終幕した。

来年は3月30日(日)の開催。運がよければ、桜の中?



毎年のことながらプログラム解説が詳しく、いきとどいており、すばらしい。 

この日、永田町へ行くまでに・・・・・・。



近所は緑が多い。








「権八」にて昼食











たまプラーザへ通じるケヤキ通り








エスニックレストラン モンスーンカフェ


たまプラーザ駅


東急デパートたまプラーザ

チケットを頂戴したお礼(差シ入レ)を買う。


季節物?




午後4時過ぎの終演後、ホテルニューオータニの日本庭園を少しく散策した。





「日本庭園のご案内」





大きな灯篭はいつ頃からあるのだろう?





























ビジター大人6000円のプール


泳いでいる人がいた!


ニューオータニ側から見た紀尾井ホール


ホテルニューオータニ









弁慶橋の由来








新緑の葉とともに髪の毛も伸び・・・・・・天然(パーマ)が・・・・・・
子ども時代はシャーリー・テンプルといわれたが。そろそろ限界かしらん?


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