人生ブンダバー

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3/9 すみだ平和祈念音楽祭~井上道義NJPのマーラー3番~

2024-03-13 05:00:00 | 音楽

3月9日(土)、退院後まだまだ300mほど歩くのがやっとだが、
「命懸け」で井上道義/新日本フィルのマーラー第3番を聴いて
きた。昨年9月に発売され、早々に完売となった公演だ。

新日本フィルの定期公演時は1階後方の席だが、この日は3階正面
4列目だ(音響的にもいい席だった)。

錦糸町からホールまでは500mほどだが、歩くのもシンドイので、
往復ともタクシーを利用する。

(注)チケットは7日のリハーサルが聴けたが、それはパス。

<プログラム>
G.マーラー 交響曲第3番 ニ短調  (参考→こちら
第1部
1.力強く、決然と
(パン[牧神]が目覚め[序奏]、夏が行進してくる--最終的
には削除された標題。以下同じ)

第2部
2.メヌエットのテンポで、中庸を守って
(草原の花が私に語ること)
3.ほどよく、スケルツァンド、急がずに
(森の動物たちが私に語ること)
4.きわめて遅く、神秘的に、終始再弱音で
(夜が私に語ること)
5.快適なテンポで、表情は大胆に
(天使が私に語ること)
6.ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて
(愛が私に語ること)

指揮:井上道義
Mez.:林眞暎
女声合唱:栗友会合唱団(合唱指揮:栗山文昭)
児童合唱:
TOKYO FM 少年合唱団(合唱指導:伊藤邦恵)
フレーベル少年合唱団(合唱指揮:佐藤洋人)
新日本フィルハーモニー交響楽団
コンサートマスター:西江辰郎


以下、覚書程度のつたないコメントを・・・・・・

私の隣の席は父親と小学生(?)の男子。
まず女声合唱団41人が入場。ステージには多人数が乗っている。
弦楽五部は14型(14-10-8-12-7)。下手にハープ2。ホルンは7。

井上さんはいつものように右手を高々と掲げながら登場。

第1部 ( )内は概算演奏時間 [ ]はバーンスタイン新盤
1.力強く、決然と (33分05秒)[34分52秒]
冒頭のホルン(群)が力強い。どちらかというとやや速めのテン
ポ。しかしテンポ感はぴったり。
井上さんは指揮棒片手に大きな指揮ぶり。指揮台上で、天を仰い
だり、櫓をこいだり、お尻をフリフリさせたり。
LIVEで改めて聴くと、メインの旋律以外にも、細かなパーカッショ
ンなどが聴こえる。
序奏後のマーチはかわいらしいpからヴィヴィッドなfまで一体
感のある演奏。
トロンボーン(山口さん?)ソロが大活躍(こちらの緊張を凌駕
する)。
後半にはパーカッションの女性が動き、シンバルが3人でジャ~
ン。
終盤のマーチはこれこれっというものだった。

(第1楽章が終わると、井上さんは指揮台を下り、前のイスに座
る。ぴったり2分ほど小休止)。

第2部
2.メヌエットのテンポで、中庸を守って (9分45秒)[10分46秒]
弦のpのピッチカートにオーボエソロ(神農さん?)が乗る。井
上さんの指揮はメリハリというか、fとpもハッキリ、前進力の
ある演奏だ。弦も奮闘する。

3.ほどよく、スケルツァンド、急がずに (16分10秒)[18分32秒]
大きくいうとA-B-Aの形式。出だしは指揮棒を持たず、ゆるやかに
振る。後半のバンダ(「ポストホルン」)にも大きくゆっくり振る。

(児童合唱団約50人が入場)。
4.きわめて遅く、神秘的に、終始再弱音で (8分15秒)[9分32秒]
ソロの林さん(エメラルドグリーン色のドレス)は第一声からし
てすばらしい美声。譜面を見ながらの歌唱。独語の子音、母音が
はっきり。
(注)林さんは井上/読響の「復活」でも見事なソロ(ピンチヒッター)だった。

(合唱団が一斉に立つと、そこに照明が当たる)。
5.快適なテンポで、表情は大胆に (4分00秒)[4分7秒]
合唱団が大健闘(全員が暗譜)。とくに児童合唱約50人は人数的に
も多くてよかった。

6.ゆるやかに、安らぎに満ちて、感情を込めて 
 (19分40秒)[27分59秒]
ほとんどすぐに第6楽章に。ここでも遅くないテンポ。分かって
はいるが、ジワジワくる音楽で泣けてくる。オーバーにいえば、
(私は)その場で倒れても本望だ。ppは録音に入りきらない?
音楽は途切れることなく、大きく押し寄せてくる。盛り上げが
すばらしい。
最後ははたして2つのティンパニでクライマックス。

棒が止まって、2、3秒か、すぐにブラボー、そして拍手が来た。
井上さんは、ホルン、トロンボーン(拍手大)、トランペット、
オーボエ、フルートと立たせていった。
バンダの「ポストホルン」も登場し、拍手が高まる。合唱指揮者
も続々登場。

カーテンコールではオチャメな井上さんに戻っていた。
やる方も聴く方も「体力」勝負だが、井上さんがマーラー指揮者
であることを再認識した公演。


どんなにすばらしいマラ3のCD、どんな演奏評(--音楽を言
葉で表現することはできない?)よりも、この日の「LIVE」は最
上級にすばらしかった。



プログラム(表紙)


11:54


12:02


12:07 あざみ野より


13:04 錦糸町


13:09


13:10 くず餅を購入


13:12 ホールまでタクシーで


13:15 ホール前に到着。


13:16 そういえば、15時開演だった!

お隣、東武ホテルのロビーで時間をつぶす。


13:21 東武ホテル1階


14:02


14:04 2階へ上がって


14:06 集まりつつある。


14:08 全席指定だが、行列ができる。


14:15 定刻にオープン


14:15


14:17 続々入場中


14:17 井上さんのCDを発売中


14:20


14:21 エレベーターで3階へ エレベーターの利用は初めて?


14:23


14:26 3階正面より



16:43 演奏終了後のカーテンコール


16:44


16:47


16:48


16:49


16:51


16:51


16:53 客席(とくに1階)は大興奮


16:53 お開き


16:54 下りもエレベーターで


16:56 左が1階出口

帰路は「クラシック研究会」のN田さんと半蔵門線渋谷まで談笑。

氏と私は50年近く前に同じN響定期を聴いていた。


17:05 東武ホテルから錦糸町北口までタクシーで


17:18 錦糸町 中央林間行急行


18:12 あざみ野着


18:15 あざみ野駅からもタクシーで


18:21


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2 コメント

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Unknown (N田)
2024-03-13 21:29:37
昨年のプロ厶シュテットさんの9番、今回の井上道義さんの3番 圧倒的なffも良いですが、ホールにいないと聴こえないppp、或いは空気の振動 たまりませんね。
返信する
Unknown (katsura1125)
2024-03-14 07:29:18
有難うございます🙇🏻‍♂️
LIVEのppは最高ですね~(^o^)。
マーラーは、同じパッセージでも楽器によってfだつたり、pだつたりと指定しているところに耳を傾けるのも楽しみの一つ?
返信する

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