人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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11/3 新日本フィル第645回定期

2022-11-10 05:00:00 | 音楽

11月3日(木・祝)、文化の日。新日本フィル定期を聴く(於す
みだトリフォニーホール)。

この日の指揮者は、ロシアのM.エメリャニチェフ。4年前、弱冠
30歳で東響を振り、旋風を巻き起こした若手であり、今年でも
34歳。指揮者デビューは12歳だという。

第2ステージのピアノ独奏者、A.メルニコフもエメリャニチェフ
同様、ロシア人だ。今年39歳になる。


なお、プログラムp18に
「2023年NJP第5代音楽監督に就任予定の佐渡裕が、第58回ブザン
ソン国際指揮者コンクールの審査員長を務めることが発表されま
した。古くは小澤征爾らを輩出したコンクールで日本人初の審査
員長になります。」
とあった。


<プログラム>
1.ハイドン 交響曲第95番 ハ短調 Hob.I:95
2.プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 ト短調op.16
--休憩--
3.ラフマニノフ 交響的舞曲 op.45
指揮:マクシム・エメリャニチェフ
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ
コンサートマスター:西江辰郎
アシスタント・コンサートマスター:立上 舞


以下、いつもながらつたない「寸評」を・・・・・・

1.ハイドン 交響曲第95番 ハ短調 Hob.I:95
ハイドンは交響曲を106曲作曲。
余談だが、(大)昔のワグネル・オケはせいぜいハイドンまでだ
ったという。
第95番はいわゆるザロモン・セットの3曲目。ザロモン・セット
唯一の短調だ。

この日の弦楽五部は、コントラバスを正面奥に置く、対向配置の
8型(8-5-3-6-8)。
エメリャニチェフは表情を結構細かく振る指揮。第3楽章は長谷川
さんのソロが登場。当時、チェロの名手がいたのかもしれない。
(概算演奏時間19分30秒)


2.プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 ト短調op.16
メルニコフはゆっくり登場。オケに会釈、エメリャニチェフには
「指揮台にどうぞ」というジェスチャー。ほとんどにべもない。
弦は13型に(13-8-5-10-13)。メルニコフはファーストタッチか
らしてすばらしい。その後も超絶的な演奏を繰り広げる。

それにしてもプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番は即物的という
か無機的な音楽だ。(同32分)

アンコールは、ピアノのイスが増え、高音を受け持つエメリャニ
チェフとの連弾。ラヴェル『マ・メール・ロワ』(4手ピアノ版)
より第4曲「美女と野獣の対話」。

--休憩--
白ワイン。


3.ラフマニノフ 交響的舞曲 op.45
初めて聴く曲。同曲はラフマニノフの最晩年、1940年の作曲(そ
れでも67歳)。
バレエ音楽として作曲されたが、舞台化はされなかったという。
初演は、懐かしきオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団であ
る。

ピアノとアルトサックス(第1楽章)が加わっている。弦楽五部
は前ステージ同様13型だ。

(1)三部形式。中間部にオーボエ・ソロからアルトサックス(林田
氏)のソロになり美しい。--心に響く。

(2)ワルツのテンポ。「ヨーロッパの黄昏」のイメージだ。アルト
サックスは第2楽章以降はお休み。林田さんは微動だにせず正面を
見据えたままだ。

(3)短い序奏後、前半のゆったりメロディーは後期ロマン派の世界。
後半のAllegroはティンパニも大忙し。
パーカッションも総出だ。
熱狂的なコーダとなった。
熱狂に引きずられて、拍手が早すぎるのが残念!(同33分)
初めて聴いた曲だったが、おもしろかった!







12:14


13:10


13:16


13:16


13:19


13:20


13:22


13:24


13:25


13:25


13:26


13:38


13:40


13:51


15:10 休憩中


15:13 白ワイン600円


15:13


15:23


16:09


16:09


16:10


16:11


16:17


17:14 あざみ野に戻る。


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