11月3日(木・祝)、文化の日。新日本フィル定期を聴く(於す
みだトリフォニーホール)。
この日の指揮者は、ロシアのM.エメリャニチェフ。4年前、弱冠
30歳で東響を振り、旋風を巻き起こした若手であり、今年でも
34歳。指揮者デビューは12歳だという。
第2ステージのピアノ独奏者、A.メルニコフもエメリャニチェフ
同様、ロシア人だ。今年39歳になる。
なお、プログラムp18に
「2023年NJP第5代音楽監督に就任予定の佐渡裕が、第58回ブザン
ソン国際指揮者コンクールの審査員長を務めることが発表されま
した。古くは小澤征爾らを輩出したコンクールで日本人初の審査
員長になります。」
とあった。
<プログラム>
1.ハイドン 交響曲第95番 ハ短調 Hob.I:95
2.プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 ト短調op.16
--休憩--
3.ラフマニノフ 交響的舞曲 op.45
指揮:マクシム・エメリャニチェフ
ピアノ:アレクサンドル・メルニコフ
コンサートマスター:西江辰郎
アシスタント・コンサートマスター:立上 舞
以下、いつもながらつたない「寸評」を・・・・・・
1.ハイドン 交響曲第95番 ハ短調 Hob.I:95
ハイドンは交響曲を106曲作曲。
余談だが、(大)昔のワグネル・オケはせいぜいハイドンまでだ
ったという。
第95番はいわゆるザロモン・セットの3曲目。ザロモン・セット
唯一の短調だ。
この日の弦楽五部は、コントラバスを正面奥に置く、対向配置の
8型(8-5-3-6-8)。
エメリャニチェフは表情を結構細かく振る指揮。第3楽章は長谷川
さんのソロが登場。当時、チェロの名手がいたのかもしれない。
(概算演奏時間19分30秒)
2.プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番 ト短調op.16
メルニコフはゆっくり登場。オケに会釈、エメリャニチェフには
「指揮台にどうぞ」というジェスチャー。ほとんどにべもない。
弦は13型に(13-8-5-10-13)。メルニコフはファーストタッチか
らしてすばらしい。その後も超絶的な演奏を繰り広げる。
それにしてもプロコフィエフのピアノ協奏曲第2番は即物的という
か無機的な音楽だ。(同32分)
アンコールは、ピアノのイスが増え、高音を受け持つエメリャニ
チェフとの連弾。ラヴェル『マ・メール・ロワ』(4手ピアノ版)
より第4曲「美女と野獣の対話」。
--休憩--
白ワイン。
3.ラフマニノフ 交響的舞曲 op.45
初めて聴く曲。同曲はラフマニノフの最晩年、1940年の作曲(そ
れでも67歳)。
バレエ音楽として作曲されたが、舞台化はされなかったという。
初演は、懐かしきオーマンディとフィラデルフィア管弦楽団であ
る。
ピアノとアルトサックス(第1楽章)が加わっている。弦楽五部
は前ステージ同様13型だ。
(1)三部形式。中間部にオーボエ・ソロからアルトサックス(林田
氏)のソロになり美しい。--心に響く。
(2)ワルツのテンポ。「ヨーロッパの黄昏」のイメージだ。アルト
サックスは第2楽章以降はお休み。林田さんは微動だにせず正面を
見据えたままだ。
(3)短い序奏後、前半のゆったりメロディーは後期ロマン派の世界。
後半のAllegroはティンパニも大忙し。パーカッションも総出だ。
熱狂的なコーダとなった。
熱狂に引きずられて、拍手が早すぎるのが残念!(同33分)
初めて聴いた曲だったが、おもしろかった!
12:14
13:10
13:16
13:16
13:19
13:20
13:22
13:24
13:25
13:25
13:26
13:38
13:40
13:51
15:10 休憩中
15:13 白ワイン600円
15:13
15:23
16:09
16:09
16:10
16:11
16:17
17:14 あざみ野に戻る。
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