7月21日(日)、東響川崎定期を聴く(ミューザ川崎)。東響として
は、前日、サントリーホールで演奏したものと同一プログラムだ。
メインは「東響コーラス」といっていいかしらん。
<プログラム>
1.J.シュトラウスⅡ 『芸術家の生涯』op.316
2.リゲティ レクイエム
--休憩--
3.タリス スペム・イン・アリウム(40声のモテット)
4.R.シュトラウス 『死と浄化』 op.24
指揮;ジョナサン・ノット
Sop;S.ヴェゲナー
Mez.;T.A.バウムガルトナー
合唱;東響コーラス(合唱指揮;冨平恭平)
コンサートマスター;G.ニキティン
以下、いつもながらつたないコメントを・・・・・・
1.J.シュトラウスⅡ 『芸術家の生涯』op.316 (演奏時間10分)
原題は「Ku(ウムラウト)nstlerleben」であり、『芸術家の生活』と
も訳される。
弦は14型の対向配置。木管センターは、フルート相澤、オーボエ荒木、
クラリネットヌヴー、ファゴット福士の各氏。
J.ノットは暗譜の指揮。ゆっくりした序奏から「快活に」。スネアド
ラムが効いている。ノットは両手をふわふわさせて、ユレ(アゴーギ
ク)のある音楽。出番が少ないピッコロも楽しそう。
2.リゲティ レクイエム (27分)
東響コーラスがP席に登場。Sop.、Mez.、Alt.、Ten.、Bassにそれ
ぞれ4声部×6人。ということは、5×4×6で120人だ。東響コーラス
はいつも「暗譜」だが、この日はさすがに「譜持ち」だ。
ソリストは、ゆうに170cmはあろうという、大変大柄な二人。
出だしの男声合唱は「お経」、声明のようだ。以下、attaccaで続く。
「怒りの日」はまさしく「心の叫び」だ。大合唱で子音も消されがち。
後半は、フルート、ピッコロのロングトーン。日本的な響きだ。
ソリストもしっかり楽譜を見る。最後は二人の声から静かな世界へ。
コーラスは譜面を左手に持ち、身体の脇へ。
演奏終了後は、ゾリもオケもコーラスへ拍手。
合唱指揮の冨平さんにはブラボーが飛んでいた。
--休憩--
後半の開演間近、空いている席へ座った二人が係員から注意を受け、
モメていた。
プログラムの「演奏会でのお願い」--「チケットに記載された座席
でご鑑賞ください」。
3.タリス スペム・イン・アリウム(40声のモテット) (10分)
ア・カペラ。ノットとコーラスだけに照明が当たる。
第1コーラスから第8コーラスまで、それぞれSop.からBassまで5声に
なっているので、「40声」となる。合計人数は120人だ。P席の前列
から縦に女性、女性、男性、女性、男性という並び方。
ノットは指揮棒を持たず、柔らかな指揮ぶり。
よくもこの曲を書いたものだ。amazingという言葉が浮かぶ。歌う方
もよく歌う。語頭の「r」の巻き舌がすごい。
合唱団はそのままP席に座る。
4.R.シュトラウス 『死と浄化』 op.24 (25分)
『死と浄化』は「Tod und Verkla(ウムラウト)rung」であり、『死と
変容』とも。R.シュトラウス20代の作品であり、カラヤン/ベルリン・
フィルが得意としていた曲だ。私はカラヤンをさほど持っていないが、
これは持っている。
弦は16型。コントラバスは8丁だ。ホルンと木管のアンサンブルに惹
きつけられる。柔らかいピチカートにゾクゾクする。オーボエのソロ
がすばらしい。ティンパニは若手の清水さん。「一撃」で活躍だ。
最後はじわじわとクレッシェンド&dim.
P席の合唱団も聴衆とともに大拍手。
ノットはオケを立たせ、いったん退場。
再び登場するとフルート(相澤さん)、オーボエの3人(荒木、篠崎、
最上さん)、クラリネット(Mr.ヌヴー)、ファゴット(福士さん)な
どを次々と立たせる。
ノットはまた再登場するとチェロの首席西谷さんに歩み寄り、ハグハ
グ。オケも全員が拍手。西谷さんはこの日で退団だった。
→こちら。
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買ってしまった。40声を40人で歌っている。
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