8月5日(月)、堀俊輔さんの「みんな大好きモーツァルトvol.3」へ
(川口リリアホール)。川口総合文化センター・リリアの主催公演の
一つだ。
開演前に奥さまとバッタリ。「風邪でブラボーが今ひとつなんですが、
すみません」。
開演前にコントラバスの女性がおさらい中。会場の入りもなかなかだ。
当公演も3年目ということもあり、小学生連れのファンも多いようだ。
モーツァルトの交響曲は41曲、宝の山だ。毎年、1曲ずつやると41年
かかる。
弦楽五部は、6型(6-4-3-3-2)だ。
なんだかウィーンの小ホールで聴く気分(ウィーンには一回しか行っ
たことがないが・・・・・・)。
<プログラム>
1.W.A.モーツァルト 交響曲第31番 ニ長調「パリ」 K.297
2.G.フォーレ 「シチリアーノ」
--休憩--
3.W.A.モーツァルト フルートとハープのための協奏曲ハ長調 K.299
指揮;堀 俊輔
フルート;相澤政宏
ハープ;景山梨乃
管弦楽;東京交響楽団
以下、つたないながら、いささかの感想を・・・・・・
1.W.A.モーツァルト 交響曲第31番 ニ長調「パリ」 K.297
(演奏時間18分)
マーラー、ブルックナーにはfffやpppが出てくるが、モーツァ
ルトはオーバーに言えば、fかpだ。大切なのはテンポかしらん。
「ジャーン、ジャーンジャーンジャーン、トゥルルルル」の「トゥル
ルルル」がすばらしい。切れ味がすばらしいモーツァルトだ。
ワルター/コロンビア響の演奏が「微温的」に感じられる。シンプル
な指揮がピッタリ。
第2楽章では気分もゆったり、この日の猛暑を忘れた。
この日の木管センターは、荒木(オーボエ)、相澤(フルート)、吉
野(クラリネット)、福井(ファゴット)の各氏。
2.G.フォーレ 「シチリアーノ」
堀さんはモーツァルトのようなカツラをかぶって登場。
「こんにちは~。本日はお寒い中(笑)・・・・・・」
コンマス水谷晃さんを紹介。メンバーが退場し、ハープが運び込まれ
る。
ハーピスト景山さんの紹介後、ハープの説明。
47本の弦に7つのペダル--知らなかった~。38kgあるという。ハー
プは紀元前3000年からあるそうだ。
続いてフルートの相沢さんが登場。
子ども向け「余興」として、ペットボトルからリップクリーム(容器)
まで、いろいろな物を吹いて、音を出してくれた。
その後、お二人によるフォーレの「シチリアーノ」(演奏時間3分30
秒)に子供たちもシ~ンとなる。ハープの演奏が超絶技巧に見える。
1拍にたくさん音符があるようで、プロとは言え、よく合わせられる
ものだ。「合わせ物」の妙?
--休憩--
ドリンクコーナーはお休み。Iさんといささか談笑。
3.W.A.モーツァルト フルートとハープのための協奏曲 ハ長調
K.299(30分)
フルートとハープの独奏。弦楽五部(6型)。管はオーボエ2とホルン2
だけだ。この曲を生で聴くのは初めてかしらん。急-緩-急の3楽章。
(1)ここでもハープの超絶技巧が感じられる。
(2)弦楽アンサンブルが(も)すばらしい。
(3)文字どおりのアレグロ。「テンポ」が速すぎず、すばらしかった。
ブラボーと拍手の中、ホールから(?)花束贈呈。
続く拍手の中でアンコール。
「東響といえば、弦楽セクション。優秀ですね~」(堀さん)という
わけで「アイネ・クライネ・ナハトムジークK.525」。
壮絶なというのか、大胆なというのか、緩急、メリハリのある、若々
しい「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」。
今までに聴いた同曲で一番よかったかしらん。
この日のために岐阜から来られたというお隣のご婦人とブラボーを連
発。
子どもたちともども、来年(if any)も楽しみだ。
プログラム
13:07 京浜東北線川口着
13:19
13:23 一服中
13:38 川口リリア
13:38 川口のマンション群
今や「キューポラのある街」(S36)(→こちら)ではない。
13:41
13:45 かなり入っている。
13:46 座席より
14:46 ハープを見るお子たち
14:48 ドリンクコーナーはお休み
14:55
15:40 お開き
15:41 演奏会を終えて
15:41 アンケート記入中
15:43 終演後、ファンに囲まれてサイン会
15:47 川口駅へ
15:51 川口
15:55 赤羽下車
16:10 赤羽で埼京線へ
堀俊輔の名著『モーツァルトは振るべからず』 という深い言葉。
本書を見つけたら、中古であっても、すぐに購入すべし。
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