3月の演奏会評第6弾。
3月23日(土)久しぶりにウルバンスキ/東響を聴く。
本拠地のミューザ川崎シンフォニーホールが改修中のため、今回は
「カルッツかわさき」での公演だ。間違って、ミューザ川崎に行った
人がいるかもしれない。「カルッツかわさき」は初めてだ。
ウルバンスキ/東響を初めて聴いたのは、平成21(2009)年だ。その
時は、初顔合わせということもあり、やや大人しかったかしらん。
真価を発揮したと思ったのは、平成23(2011)年のショスタコ10番
である。当時、ウルバンスキは弱冠28歳だった。
現在でもまだ36歳だ。既にミュンヘン・フィル、ベルリン・フィル、
ドレスデン・シュターツカペラ、ロンドン響から呼ばれ、今シーズンは
ゲヴァントハウス管、パリ管にデビューという。
<プログラム>
1.モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」*
--休憩--
2.ショスタコーヴィチ 交響曲第4番 ハ短調 op.43
指揮;クシシュトフ・ウルバンスキ(波=Poland)
ヴァイオリン;ヴェロニカ・エーベルレ(独)
コンサートマスター;ニキティン
1.モーツァルト ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調 K.219「トルコ風」
指揮台なし。弦楽五部は8-6-3-4-2という小編成。ウルバンスキは180
cmはあろうかという長身。対する女流ヴァイオリニスト、エーベルレ
も170cm近い長身だ。
ウルバンスキはゆとりある指揮ぶり。オケ、すなわちコンマスまかせ
といってもいいかも。細かく振らず、気持ちよさそう。みっちり練習?
エーベルレはむろん暗譜の演奏。さほど身体を揺すらず、堂々とした
演奏。マチネにふさわしい音楽だ。この日は寒かったが、温かくなる
音楽だった。
アンコールはプロコフィエフ(下の写真参照)。
2.ショスタコーヴィチ 交響曲第4番 ハ短調 op.43
この日の「センター」は、フルート甲藤、オーボエ荒木、クラリネッ
トはヌヴー、ファゴット福井の各氏。
なお、フルート首席の甲藤さちさんは3月末で退団、昭和音楽大学の
特任教授に就任されるという。
この曲は3楽章制だ。普通、交響曲は4楽章制だが、ネタが尽きたのか
しらん(そんなことはない?)
(1)弦楽五部は16-14-10-12-8かな。全体では110人近くオンステし
ているのではないかしらん。数え切れない?
シロフォンが叩きに叩く、「死のマーチ」とでもいう音楽が始まる。
第1楽章からドラも出現。ティンパニは、左に清水さん、右に新澤さ
んかしらん。ファゴットの音色が不気味だ。
(2)出だしはヴィオラのメロディーに低弦が寄り添う。管主体の部分
もあり、まったくブラスバンドだ。
(3)ここでも不気味なファゴット。ファゴットの福士さんは大活躍だ。
ファゴットの楽章と言ってもいいのではないか。続いてトロンボーン
のソロもある。
ここまで聴いていて、このホールは、音の分離と響きがいいことに気
付く。チェレスタが要所要所で効いている。終止はfかと思っていた
が、それは記憶違いで、最後はどんどんpの世界に入って行き、pp
のdim.で終わった。拍手もちょっと我慢。
ウルバンスキは、カーテンコールで、ファゴット、トロンボーン、オ
ーボエ、イングリッシュホルン・・・・・・というように次々立たせていっ
た。
プログラム小冊子
12:23 あざみ野
12:33 溝の口
12:34
12:39 武蔵溝ノ口
12:56
12:58
12:58 今日は川崎駅東口へ
13:02 「カルッツかわさき」へは初めて行く。
13:04
13:10 歩こう会の集団?
13:14
13:18 案内の人が立つ。
13:18
13:19 川崎競輪場が見える。
13:19 こちらが「カルッツかわさき」
13:20
13:21
13:22
13:27 2階から
14:41 休憩中 長蛇の列?
14:46 休憩中
16:10 お開き
16:12
16:12 お隣はテニス選手権大会開催中
16:12
16:13
16:13
16:14 「教育文化会館前」バス停
16:18
16:22 雨が降ってきた。
16:22
16:23
16:25
16:26 地元川崎
16:27
16:28
16:28 南武線川崎駅
16:51
16:57
17:07 あざみ野へ戻る。
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4/4 18:07 夕暮の富士山と丹沢 「望遠だよ望遠だよ」
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