10月28日(土)、ミューザ川崎での東響川崎定期へ。溝の口で乗り
換え、快速で川崎へ。
少しく丸善に立ち寄り、13時30分、ミューザ川崎へ。ホール入口の
チラシ配布を受け取らず。エスカレーターで3階まで上がり、そこか
ら階段を40段上る。ここでは自然に足腰が強くなる?
この日は、アイスランドの指揮者ダニエル・ビャルナソンの日本初登
場である。
ちなみに、アイスランドの人口は34万人だという。町田市(43万人)
より10万人も少ない。
<プログラム>
1.ビャルナソン 「ブロウ・ブライト」(日本初演)
2.ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調
--休憩--
3.リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」op.35
指揮;ダニエル・ビャルナソン
ヴァイオリン;神尾真由子
コンサートマスター;グレブ・ニキティン
以下いつもながらつたない感想を・・・・・・
1.ビャルナソン 「ブロウ・ブライト」(日本初演)(概算演奏時間13分)
ビャルナソンは190cm前後の長身、ちょっとすました貴公子といった
感じ。
自作自演ステージだ。2013年作曲だから、まだ出来立てといってい
いかしらん。もしかすると、まだ手を入れるかもしれない。
弦は対向配置。第1ステージは14型だ。パーカッションとピアノも加わ
ったトゥッティ開始。ニキティンさんのソロは幽玄な世界。荒涼としたア
イスランドを彷彿とさせ、モノクロ映画のようだった。
2.ショスタコーヴィチ ヴァイオリン協奏曲第1番 イ短調(40分)
作曲の完成は1948年。弦は12型に縮小。神尾真由子さんは、たし
か、同じく東響とのチャイコンで聴いたことがある(見事だった)。ショ
スタコも超絶技巧を要求される曲だ。神尾さんは、日の丸の赤のよう
なドレスで登場。
出だしは、いかにもショスタコらしくネクラの音楽。神尾さんは右手で
弓を大きく使い、左手でヴィブラートをかける。うまい。階名では追え
ない、ザッハリッヒな「音」がホールに流れる。神尾さんは無論暗譜だ。
ビャルナソンは指揮棒を使わない、大きな指揮ぶりだ。右隣の男性
はスヤスヤ。おやおやと通路を挟んだ左隣の男性を見ると、こちらも
いねむりだ。3階で聴くppが美しい。
第2楽章に入ると速い。ビャルナソンは今度は指揮棒を持っている。
タンバリン、木琴、ティンパニが強打するあたりはショスタコだ。右隣
さんはまだ熟睡中だが、私は神尾さんの文字どおり「神」がかりの演
奏に背中が離れた。
第3楽章では途中で5分近い長大なカデンツァが出現。神尾さんの
一人舞台だ。すばらしかった。
第4楽章は、どこで終わるかと思いきや、「サドンデス」の終始。
大きなブラボーと拍手に続いて、オケが固まり、アンコールは、パガ
ニーニ「24のカプリース(奇想曲)」より第24番。これまた超絶技巧!
3.リムスキー=コルサコフ 交響組曲「シェエラザード」op.35(46分)
右隣の男性がひとつ横へずれてくれた。この曲の作曲年は1888年
だ。したがって、大ステージから順に言うと、21世紀、20世紀、19世
紀と作品をさかのぼることになる。この曲は、今年、珍しくも、2回目
だ(→こちら)。
「名曲全集」の一曲のようだが、ビャルナソンと東響の初顔合わせだ
からかしらん。お互いに実力試し?
弦は再び14型に。ニキティンさんのソロとハープのシェエラザードの
テーマが何回も繰り返される。ビャルナソンは、そこでは二人に任せ、
振らない。全体的に柔らかい指揮ぶりに、オケも柔らかい表情で応え
る。ショスタコとは違い、階名が口ずさめる音楽だ。弦楽合奏、チェロ・
パートもうまい。
最後は、シェエラザードのテーマが再現されて終わった。fineとなる
や、すぐにブラボーが来た。
拍手が続く中、ビャルナソンは、真っ先にニキティン、次いでチェロの
ソリスト、フルート(相澤さん)、オーボエ(荒さん)、クラリネット(吉野
さん)、ファゴット(福井さん)・・・・・・と立たせていった。
プログラム
12:12
12:12 三丁目公園
12:15
12:19 曇り
12:25
12:27 あざみ野の「老舗」三百八十文 夜はこちらで「一杯」。
12:27
12:32 あざみ野
12:42 溝の口
12:49 これもおもしろそう
12:52
13:13 川崎着
13:14
13:15
13:15
13:24
13:26
13:30
13:32 ここからは階段を40段上る。
13:35 開演前
15:09 休憩中 500円
15:19
16:19 お開き
16:22 鑑賞ツアー? お疲れ様!
16:23 これを見ないと分からない?
16:25
16:29
16:51
16:57
17:07
演奏後は、急いであざみ野へ戻り、駅前の居酒屋で団地の先輩と飲
み会(懇親会)。
「焼酎のお湯割りは、お湯が先か焼酎が先か?」、本場鹿児島での
方法を教えていただく。
また、その昔、総務部長が総会屋にスカウトされた話等々、営業じゃ
ないが、いろいろな方と飲むと、話題も新鮮で勉強になる。
他人の噂話が一切ないのも気持ちよかった。--福澤諭吉「おさだ
め七条」に曰く、「人のうはさかたく無用」、かな(笑)。
17:21
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