人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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新日本フィル第524回定期 週間フォト日誌

2014-04-21 05:00:00 | 音楽

4月18日(金) 
朝一番で井上眼科で視野検査&定期検診。夜は新日本フィルの第524
回定期演奏会。

視野検査では、驚くべきことに両目とも下方が見えにくくなっていた。動
脈硬化から緑内障がやや進んでいるようだ。目薬がレベルアップした。


つつじは、みるみる満開に。


朝のベローチェ


いちょうの新緑


チューリップも満開に。


井上眼科(新お茶の水ビル19F)より東京医科歯科大方向
よく見ると橋の上は出勤していく人々が・・・・・・


日大病院、明治大学方向


ニコライ堂 左は本郷通り


ハナミズキも季節





<新日本フィル 第524回定期演奏会>

<プログラム>
1.J.シベリウス 交響曲第4番 イ短調 op.63
2.L.v.ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 op.63「田園」
指揮;上岡敏之
コンサートマスター;崔文洙

於すみだトリフォニーホール大ホール

振替席であったが、希望どおりの通路側1F-28-12でうれしい。

7時15分、オケの最後にコンマスの崔さんが登場。7時17分、黒シャツに
黒ズボンの上岡さんがうつむきかげん、やや猫背で登場。
上岡さんはやや小柄で170cm弱かしらん。昭和35年生まれ、今年は54
歳になる。

1.J.シベリウス 交響曲第4番 イ短調 op.63
 シベリウスの4番のライヴは、もしかすると生まれて初めて聴いたかしら
 ん。地味で渋い音楽である。シベ4がお好きな人はかなりの「通」ではな
 いかしらん。

 宇野功芳さんによれば「それにしても晦渋(かいじゅう)な音楽だ。旋律
 的な要素がいちじるしく後退し、断片的な動機の発展や処理が構築の
 基礎となり、楽器の使い方も含め、すべてが簡潔、凝縮化されている。
 最初から最後まで余分な音符は一つとして存在しない」(宇野功芳の
 クラシック名曲名盤総集編』)。
 初演は1911年だからマーラーが亡くなった年だった。

 この日の、弦楽5部は14型--1st14、2nd12、チェロ8、ヴィオラ10、
 コントラバス7という編成。予想に反して対向配置ではなかった。

 第1楽章はチェロのソロ(海野幹雄さん)が登場する。第2楽章もますま
 す渋い。第3楽章も静かな音楽。第4楽章は、チューブラーベル(NHK
 のど自慢の鐘?)が登場、盛り上がるが、また静かになる音楽だった。

 上岡さんは、入場時同様、うつむきかげんに退場した。

 音楽は、聴いたことがないほど、地味で、ブラームス以上に渋かった。
 10回繰り返して聴くと分かってくるのかもしれない(笑)。今度、一日中
 シベ4を聴いてみよう!

 この日のおおまかなタイミング
 第1楽章  11′
 第2楽章    5′
 第3楽章  11′
 第4楽章  10′

2.L.v.ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 op.63「田園」
 最近の演奏会はブルックナーとマーラーが多い。今年のザルツブルク
 音楽祭もブルックナー・チクルスが組まれている。ベートーヴェンの「田
 園」を聴くのはまことに久しぶりだ。普門館のカラヤン、ベルリン・フィル
 (昭和52年)以来だとすると、37年振りである。

 上岡さんの「田園」は、いわゆるゴツゴツしたドイツ的ではない、優しさ
 あふれる、流れる音楽だった。第1楽章の「田園についた時の晴々した
 気分」では、1拍目を縦に振った後はオケにテンポを任せる、基本的に
 は右手の指揮。後ろのの手すりを左手で持って、いってみればキザな
 指揮ぶりだが、pから、春が芽生え、湧き出てくるような、スローモーショ
 ンで花々が開花するような、そして興奮せず、す~っと気持ちに入って
 くるような、息の長いクレッシェンドがすばらしかった。

 第2楽章も弦を弱声にした、柔らかく流れる「小川」である。ニュアンス
 があっておもしろい。ここまでは楽章間の間をかなり取った。第3楽章
 は古部さんのオーボエはじめ管楽器が活躍、第4楽章の「嵐」で一体
 となった熱演を聴かせてくれた。第5楽章は、一転して優しさにあふれ
 た、言葉ではうまく表現できないが、音楽的なデリカシーある、情緒あ
 る音楽だった。

 本演奏のおおまかなタイミングは
 第1楽章   9′
 第2楽章  11′
 第3楽章   5′
 第4楽章   4′
 第5楽章   9′

 演奏後のカーテンコールでは、白尾さん(フルート)、古部さん(オーボ
 エ)、クラリネット(重松さん)、ファゴット(坪井さん)・・・・・・と紹介されて
 いった。

 上岡さんは、小手先の恣意的表現はしない。けして即物的な演奏では
 ないが、といってロマン的というほどではなく、「優しさ」あふれる音楽で
 ある、といえるかもしれない。

 演奏が終わるとややあってブラボーも飛び出した。上岡さんはオーケス
 トラからも盛んに拍手されていた。

ちなみに音楽評論家の東条碩夫さんは19日(土)第2日に行かれたようだ。
こちら

先日は準メルクルでベートーヴェン7番を聴き、今回は上岡さんで6番「田
園」を聴いた。しばらくすると7月にメッツマッハーで5番「運命」を聴くこと
になる。

「田園」では嵐が去ったが、会場の外は依然として雨が降っていた。



プログラム冊子 左下が上岡敏之


夕食はブイヤベースのおじや(つばめグリル)


錦糸町のスープストックは「お席を先にお取りください」
--お茶の水と同じである。
池袋では「注文を先に願います」となっている。標準化は?(笑)。


すみだトリフォニー
終演後は上岡さんのサイン会が開催された。


座席より


2階の喫茶 「北斎カフェ」としてリニューアル





コーヒー400円





<羽田>
4月19日(土)
長男が4月の異動で福岡に転勤になった。この日は長男夫婦が福岡へ
出発するというので羽田まで見送りに。1時半に羽田で待ち合わせ、あ
わただしく中華でランチの会食。

福岡では営業だという。なんといっても営業は花形である。飲む機会も
多いだろうに健康に気をつけて!くらいしかアドバイスできないが。

二人は15時発ANA259便で福岡へ。展望デッキから必死に手を振った。
(二人からは見えていたカナ?)








浜松町からモノレールで第2ターミナルへ。
モノレールに乗るのはおよそ25年ぶりだろうか。
浜松町~羽田空港第2ビル;483円(ICカード)
<参考>
*羽田空港国内線ターミナル~(京急)品川;407円(ICカード)
*羽田~たまプラーザ(バス);1,130円


ベイブリッジが見えた。


羽田空港ロビー


千住博「銀河」2004年


南国酒家


空港はANAだらけ。





展望デッキにて、「あれじゃないかな?」と15時6分に離陸するANAに
一生懸命手を振る。 

        *        *        *        *

週間フォト日誌

4月13日(日)


つつじが咲き始めた。








4月14日(月)



八重桜はいまが満開!


あざみ野2丁目桜通りの葉桜



















4月15日(火)








いちょうの新緑が美しい。

4月16日(水)








友人から贈られた文集を読む。投稿者の想いと思索ににあふれたものだ。





4月17日(木)





朝、大手町乗り換えのところ、三越前まで寝過ごした(笑)。






夕食はスープストックお茶の水店にて


薄暮のニコライ堂


東京芸術劇場 練習室にて
R.シュトラウス歌曲集の練習に熱が入る。


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