4月18日(金)
朝一番で井上眼科で視野検査&定期検診。夜は新日本フィルの第524
回定期演奏会。
視野検査では、驚くべきことに両目とも下方が見えにくくなっていた。動
脈硬化から緑内障がやや進んでいるようだ。目薬がレベルアップした。
つつじは、みるみる満開に。
朝のベローチェ
いちょうの新緑
チューリップも満開に。
井上眼科(新お茶の水ビル19F)より東京医科歯科大方向
よく見ると橋の上は出勤していく人々が・・・・・・
日大病院、明治大学方向
ニコライ堂 左は本郷通り
ハナミズキも季節
<新日本フィル 第524回定期演奏会>
<プログラム>
1.J.シベリウス 交響曲第4番 イ短調 op.63
2.L.v.ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 op.63「田園」
指揮;上岡敏之
コンサートマスター;崔文洙
於すみだトリフォニーホール大ホール
振替席であったが、希望どおりの通路側1F-28-12でうれしい。
7時15分、オケの最後にコンマスの崔さんが登場。7時17分、黒シャツに
黒ズボンの上岡さんがうつむきかげん、やや猫背で登場。
上岡さんはやや小柄で170cm弱かしらん。昭和35年生まれ、今年は54
歳になる。
1.J.シベリウス 交響曲第4番 イ短調 op.63
シベリウスの4番のライヴは、もしかすると生まれて初めて聴いたかしら
ん。地味で渋い音楽である。シベ4がお好きな人はかなりの「通」ではな
いかしらん。
宇野功芳さんによれば「それにしても晦渋(かいじゅう)な音楽だ。旋律
的な要素がいちじるしく後退し、断片的な動機の発展や処理が構築の
基礎となり、楽器の使い方も含め、すべてが簡潔、凝縮化されている。
最初から最後まで余分な音符は一つとして存在しない」(宇野功芳の
クラシック名曲名盤総集編』)。
初演は1911年だからマーラーが亡くなった年だった。
この日の、弦楽5部は14型--1st14、2nd12、チェロ8、ヴィオラ10、
コントラバス7という編成。予想に反して対向配置ではなかった。
第1楽章はチェロのソロ(海野幹雄さん)が登場する。第2楽章もますま
す渋い。第3楽章も静かな音楽。第4楽章は、チューブラーベル(NHK
のど自慢の鐘?)が登場、盛り上がるが、また静かになる音楽だった。
上岡さんは、入場時同様、うつむきかげんに退場した。
音楽は、聴いたことがないほど、地味で、ブラームス以上に渋かった。
10回繰り返して聴くと分かってくるのかもしれない(笑)。今度、一日中
シベ4を聴いてみよう!
この日のおおまかなタイミング
第1楽章 11′
第2楽章 5′
第3楽章 11′
第4楽章 10′
2.L.v.ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 op.63「田園」
最近の演奏会はブルックナーとマーラーが多い。今年のザルツブルク
音楽祭もブルックナー・チクルスが組まれている。ベートーヴェンの「田
園」を聴くのはまことに久しぶりだ。普門館のカラヤン、ベルリン・フィル
(昭和52年)以来だとすると、37年振りである。
上岡さんの「田園」は、いわゆるゴツゴツしたドイツ的ではない、優しさ
あふれる、流れる音楽だった。第1楽章の「田園についた時の晴々した
気分」では、1拍目を縦に振った後はオケにテンポを任せる、基本的に
は右手の指揮。後ろのの手すりを左手で持って、いってみればキザな
指揮ぶりだが、pから、春が芽生え、湧き出てくるような、スローモーショ
ンで花々が開花するような、そして興奮せず、す~っと気持ちに入って
くるような、息の長いクレッシェンドがすばらしかった。
第2楽章も弦を弱声にした、柔らかく流れる「小川」である。ニュアンス
があっておもしろい。ここまでは楽章間の間をかなり取った。第3楽章
は古部さんのオーボエはじめ管楽器が活躍、第4楽章の「嵐」で一体
となった熱演を聴かせてくれた。第5楽章は、一転して優しさにあふれ
た、言葉ではうまく表現できないが、音楽的なデリカシーある、情緒あ
る音楽だった。
本演奏のおおまかなタイミングは
第1楽章 9′
第2楽章 11′
第3楽章 5′
第4楽章 4′
第5楽章 9′
演奏後のカーテンコールでは、白尾さん(フルート)、古部さん(オーボ
エ)、クラリネット(重松さん)、ファゴット(坪井さん)・・・・・・と紹介されて
いった。
上岡さんは、小手先の恣意的表現はしない。けして即物的な演奏では
ないが、といってロマン的というほどではなく、「優しさ」あふれる音楽で
ある、といえるかもしれない。
演奏が終わるとややあってブラボーも飛び出した。上岡さんはオーケス
トラからも盛んに拍手されていた。
ちなみに音楽評論家の東条碩夫さんは19日(土)第2日に行かれたようだ。
→こちら。
先日は準メルクルでベートーヴェン7番を聴き、今回は上岡さんで6番「田
園」を聴いた。しばらくすると7月にメッツマッハーで5番「運命」を聴くこと
になる。
「田園」では嵐が去ったが、会場の外は依然として雨が降っていた。
プログラム冊子 左下が上岡敏之
夕食はブイヤベースのおじや(つばめグリル)
錦糸町のスープストックは「お席を先にお取りください」
--お茶の水と同じである。
池袋では「注文を先に願います」となっている。標準化は?(笑)。
すみだトリフォニー
終演後は上岡さんのサイン会が開催された。
座席より
2階の喫茶 「北斎カフェ」としてリニューアル
コーヒー400円
<羽田>
4月19日(土)
長男が4月の異動で福岡に転勤になった。この日は長男夫婦が福岡へ
出発するというので羽田まで見送りに。1時半に羽田で待ち合わせ、あ
わただしく中華でランチの会食。
福岡では営業だという。なんといっても営業は花形である。飲む機会も
多いだろうに健康に気をつけて!くらいしかアドバイスできないが。
二人は15時発ANA259便で福岡へ。展望デッキから必死に手を振った。
(二人からは見えていたカナ?)
浜松町からモノレールで第2ターミナルへ。
モノレールに乗るのはおよそ25年ぶりだろうか。
浜松町~羽田空港第2ビル;483円(ICカード)
<参考>
*羽田空港国内線ターミナル~(京急)品川;407円(ICカード)
*羽田~たまプラーザ(バス);1,130円
ベイブリッジが見えた。
羽田空港ロビー
千住博「銀河」2004年
南国酒家
空港はANAだらけ。
展望デッキにて、「あれじゃないかな?」と15時6分に離陸するANAに
一生懸命手を振る。
* * * *
週間フォト日誌
4月13日(日)
つつじが咲き始めた。
4月14日(月)
八重桜はいまが満開!
あざみ野2丁目桜通りの葉桜
4月15日(火)
いちょうの新緑が美しい。
4月16日(水)
友人から贈られた文集を読む。投稿者の想いと思索ににあふれたものだ。
4月17日(木)
朝、大手町乗り換えのところ、三越前まで寝過ごした(笑)。
夕食はスープストックお茶の水店にて
薄暮のニコライ堂
東京芸術劇場 練習室にて
R.シュトラウス歌曲集の練習に熱が入る。
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