築山節『脳が冴える15の習慣』

ヒューマン・エラーとはよく言ったもので、人間はまさしくエラーとの闘いであ
る。エラーをなくす仕組みを考えなければいけないという謂いにも一理はあるが、
個人の努力によってエラーを限りなく少なくすることも大切である。まさしく「練
習は不可能を可能にす」なのである。



本書（生活人新書）は文字どおり「脳が冴える」習慣について書かれている。「失
敗ノート」をつけることも有効らしい。両面コピーをとろうとして片面でとってし
まうなど、ちょっとした間違いは一日に一つはやっているだろうか。私も会社では
「失敗ノート」を他人（ひと）に勧めているし、自ら実践している。