人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

樋口裕一編著『クラシック名曲名盤 独断ガイド』

2008-06-18 05:50:42 | 読書
レコードマニアと呼ばれる人がいる。(今でいえばCDマニアである。もちろん素
人である。)LPを繰り返し繰り返し磨り減るまで聴くのだという。それが高じて
立派なレコード評論家になってしまう人がいる。

古くは、あらえびすがそうだった。この人は本名野村長一(おさかず)、報知新聞
の記者であった。野村胡堂のペンネームで『銭形平次』を書いた。何万枚という大
変なレコード収集家で、あらえびすというペンネームでレコード評論『名曲決定
盤』(中公文庫)という本を書いた。(これはおもしろい!)

さて、本書(だいわ文庫)は樋口裕一氏を中心に7人がCDの名曲名盤ガイドを書
いたものである。(本年4月刊)
7人は学者、教員、金融機関勤務等々バラエティーに富んでいる。音楽理論とか楽
曲の構成とか難しいことは別にして、本人がひきつけられるか感じたままでベスト
3とワースト1を書いている。ウケウリになっておらず、なかなかおもしろい。

ちなみに樋口裕一氏は昭和26(1951)年生まれ。多摩大学教授。10歳で「ウィリア
ム序曲」にしびれ、クラシック音楽マニアの道に入る、とあった。

推薦盤の中では、リストの「ピアノ・ソナタ ロ短調」ツィマーマンを聴いてみた
くなった!

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