先月半ば、有隣堂で金谷俊一郎『金谷の日本史「なぜ」と「流れ」
がわかる本 近現代史』を手に取り、買った。
これが「大きな歴史の流れ」をおさらいするのに、分かりやすい。
--現実には、現代がそうであるように、細かな複雑な動きがある
けれど。
<日清戦争~日露戦争> 二つの戦争を振り返る。
--個人的には、とくに日清戦争の理解のために。
高校教科書や金谷本を参考に整理すると・・・・・・
〇もともと朝鮮は清の属国だった(「清が親分、韓国は子分」)。
1876 日朝修好条規(--日本は朝鮮を開国させる)
1870年代 朝鮮開国→親日派(=改革派)の台頭
(--「清より日本の方がいいかな?」という改革派)
1880年代 親日派と親清派(=保守派)の対立~朝鮮内乱~日本
と清が朝鮮出兵・対立(朝鮮問題で日清対立が深まる)
1885 天津条約 日本は清とひとまず和解
お互いに朝鮮から撤兵しよう/今後の出兵には事前通知
→福沢諭吉の弱腰政府批判『脱亜論』
(「[清や朝鮮など]侵略されそうな国はほっといて、日本は
[まずは]ヨーロッパの仲間入りを目指そう」)
1890年代前半 日清戦争
甲午農民戦争(農民は「減税と排日」を主張)に清と日本が出
兵→日清の衝突(朝鮮の内政改革をめぐる対立)→日本の勝利
→下関条約
1890年代後半 三国干渉(露仏独)~臥薪嘗胆(反露国民感情)
日本の勝利→「中国って弱いんだ」→列強の中国分割
1889義和団事件(扶清滅洋)→1900北清事変(「日本の大活躍」)
→北京議定書(清は連合国にゴメンナサイと謝罪)
その後、ロシアは実質的に満州を占領してしまう。
→日本人の「恐露病(きょうろびょう)」。
--南下政策のロシアは朝鮮も支配するのでは?
1900年代前半 日英同盟~日露戦争
1900年代後半 韓国併合(「国際世論は日本に味方した」)
○日清・日露戦争の原因は、結局、韓国問題だった。
○韓国内は、明治以降、現在も親日派と反日・親中国派との争い?
〇朝鮮半島という地政学上の問題もあるのかしらん。
原朗『日清・日露戦争をどう見るか 近代日本と中国』(NHK出版
新書)もご参照。
原朗東大名誉教授は、日清戦争=第一次朝鮮戦争、日露戦争=第二
次朝鮮戦争という見方をしている。
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●9/10、野党統合により(新)立憲民主党が誕生。代表は、案の定
枝野氏だ(最初から勝負は決まっていた?)。
小沢氏も「一兵卒」ながら張り切っているだろう(笑)が、顔ぶ
れはまったく「帰ってきた民主党」(悪夢の時代?「民主党」と
いう党名はイメージが悪い?)だ。
枝野氏は「頑張ります」などと力んでいるが、そんなことは当た
り前?共産も盛んに秋波を送る?(内閣に入りたい?)
立憲民主党代表戦には、自民党のように「党員票」どころか「地
方票」投票すらない。これでは自民党を批判できない?
(--国民世論の「多数」も、口に出さずとも、そういう見方、
感想では?)
私は、親自民でも反立民でもない(念のため)が、新党の政策の
是非はともかく、議員会館内で喫煙していた枝野氏(「常識的に」
考えて自民党等々にも喫煙者はいる?)は、一事が万事、もっと
深刻に考えた方がよいのでは?
米国の企業では、すべて禁煙できない人はdeterminationが欠如し
ているとみなされmanagerになれないとか・・・・・・。
<もしかすると>今、総選挙をすると、小沢一郎が何といおうと、
安倍政治への批判というよりも、安倍政治の評価、安部氏(病気)
への同情票から自民党は大勝するかもしれない。
--もっとも選挙は最後まで分からず、油断した方が負けるだろう。
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