人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
現在は、暇に飽かして、日々更新。

12/19The Singphoniker シングフォニカー

2014-12-23 05:00:00 | 音楽

1か月ほど前、OB練習の折、ホワイト・ボードに「シングフォニカー コン
サート 譲ります」の「お知らせ」があった。聞けば、K先輩が都合が悪く
なってしまったので、チケットを譲りたいとのことだった。即断即決!2枚
を若干お安くお譲りいただいた(Kさん、ありがとうございます)。

12月19日(金)、2時半ごろ、会社を午後半休、近くでコーヒーを一杯飲
んでから家内と銀座で待ち合わせ。会社では、午後半休なのになぜ2時
半までいるんですかの声あり。

銀座吉宗(よっそう)で早めの夕食。銀座といえば吉宗である。

大手町の日経ホールは初めてである。座席数は610。少人数合唱には
これ以上大きくない方がいいだろう。

指定席というのに開場前から長蛇の列だった。どこで知ったのかしらん、
「満員御礼」だ。

「ザ・シングフォニカー」は、1982年結成、ドイツの男声(5人+ピアニ
スト)ボーカル・グループ。ミュンヘン音楽大学出身の本格派である。ド
イツ語でいえば、「ディー・ズィングフォニカー(Die Singphoniker)」
かしらん。CDはすでに30枚も出しているという。ドイツの「キングズ・
シンガーズ」かな??なぜか「初来日」だそうだ。

「フランクフルタ・アルゲマイネ・ツァイツング」紙によれば
「ウィット、ヴィルトゥオージティ、そして生き生きとした解釈・・・・・・
すべてが我々を深く納得させるものだ」。


てっきりマイクを使うのかと思ったら、マイクなしの「本格的な」演奏で、
すばらしかった。


<プログラム>
1.T.ウィールクス/聞け、すばらしい天上の聖者たちすべてよ
2.B.ハワード/フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(pf)
3.F.ジルヒャー/ローレライ
4.サイモン&ガーファンクル//いとしのセシリア
5.J.ガブリエル・ラインベルガー/夏祭り(pf)
6.J.レノン&P.マッカートニー/ブラックバード(pf)
7.J.ブラームス/ロスマリン
8.J.コズマ&J.マーサー/枯葉
9.P.ウィリアムズ/ハッピー(ア・カペラ~pf)
10.J.レノン&P.マッカートニー/オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ(pf)
--休憩--
11.O.di.ラッソー/賛美の歌を響かせよ
12.クラシカル・クリスマス(メドレー)
 ・フランスのクリスマス(伝承曲)/神の御子が生まれた
 ・ドイツのクリスマス(J.エッカルト)/山を越えマリアは行く
 ・イタリアのクリスマス(伝承曲)/おお、いと聖なる
 ・スペインのクリスマス(M.フレチャ)/リウ・リウ・チウ
 ・ドイツのクリスマス(伝承曲)/もみの木(pf)
13.ジャズ・クリスマス
 ・M.トーメ/ザ・クリスマス・ソング
 ・J.スタイン/レット・イット・スノー(pf)
 ・7L.バーリン/ホワイト・クリスマス(pf)
 ・A.アダン/オー・ホーリー・ナイト(pf)

ヨハネス・オイラー(C-Ten.)
ダニエル・シュライバー(Ten.)
ヘニング・イェンセン(Ten.)
ミヒャエル・マンタイ(B-Bari.)
クリスティアン・シュミット(Bass)
ベルノ・シャルプフ(ピアノ)

(pf)はピアノ伴奏付き。それ以外はア・カペラ合唱。


ご参考→こちらこちらも

テナー系が腹筋に支えられた、上に抜ける頭声(コプフ・シュティンメ)を
出していた。

自分でもカルテットなどでやってみたくなるが、絶対(!)、こうは上手く
いかないだろう(笑)。行ったらプロだ。


以下は私の感想メモ
<プログラム>
1.T.ウィールクス/聞け、すばらしい天上の聖者たちすべてよ
2.B.ハワード/フライ・ミー・トゥー・ザ・ムーン(pf)
 2.はすばらしいピアノ伴奏とシュミットさんのベースのリズムに乗った
 英語のナンバー。数多いレパートリーの一つらしい。

「ミナサン、コンニチハ」とD.シュライバーさん(--maybe)の曲目紹
介でステージが進む。

3.F.ジルヒャー/ローレライ(独語)
4.サイモン&ガーファンクル//いとしのセシリア(英語)
 ドイツ語歌唱の「ローレライ」は、本場の子音と母音を聴かせてくれ、す
 ばらしかった。子音はハッキリ聞こえなければならないが、子音にもfと
 pがあり、全員が見事なまでに同じ大きさの子音を出している。ア・カペ
 ラの勉強になる。

5.J.ガブリエル・ラインベルガー/夏祭り(pf)
6.J.レノン&P.マッカートニー/ブラックバード(pf)(英語)

「次は 痛みと悲しみ です」
7.J.ブラームス/ロスマリン(独語)
8.J.コズマ&J.マーサー/枯葉(英語)
 このブラームスでもさすがに見事な子音と母音に大感心!カウンター・
 テナーが上に乗った、すてきな四重唱だ。 ウィーン少年合唱団が大人
 になった感じ?(ミュンヘンはウィーンに近い)。
 独語の語尾erはやはり母音化している(ズィングフォニケルじゃない)。
 8.はBariソロの絶唱。雰囲気あるコーラスだった。

9.P.ウィリアムズ/ハッピー(ア・カペラ~pf)(英語)
 前半のア・カペラから、途中でピアノ伴奏が入るが、まったくフラットし
 ないア・カペラが驚異的。

「ツギは 私たちの オハコです」(爆笑)
10.J.レノン&P.マッカートニー/オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ(pf)(英語)


--休憩--
登場するや「クリスマス・ネクタイです」に会場大爆笑。
11.O.di.ラッソー/賛美の歌を響かせよ
 ラッソーは1532年生~1594年没の作曲家。こういう曲はいいですね~。
 一度は歌ってみたい。

12.クラシカル・クリスマス(メドレー)
 ・フランスのクリスマス(伝承曲)/神の御子が生まれた
 ・ドイツのクリスマス(J.エッカルト)/山を越えマリアは行く
 ・イタリアのクリスマス(伝承曲)/おお、いと聖なる
 ・スペインのクリスマス(M.フレチャ)/リウ・リウ・チウ
 ・ドイツのクリスマス(伝承曲)/もみの木(pf)

13.ジャズ・クリスマス
 ・M.トーメ/ザ・クリスマス・ソング
 ・J.スタイン/レット・イット・スノー(pf)
 ・7L.バーリン/ホワイト・クリスマス(pf)
 ・A.アダン/オー・ホーリー・ナイト(pf)

アンコールはア・カペラの「Load, I want to be a Christian」。これが
またすばらしかった!!


<銀座>


数寄屋橋交差点


晴海通り 平日だが、人手が多かった。


和光ビル


サッポロ銀座ビル(日産ギャラリー等)建て替え中にビックリ!


ニューメルサもリニューアルへ


Duty Free Shopは中国人(?)がいっぱい


中国人観光客(?)の観光バスだらけ 銀座通りは中国語が聞こえる
相当な経済効果だろう


<銀座吉宗>


銀座吉宗店内


皿うどん


蒸し寿司と茶碗蒸し




日経ホール 開場前の行列


日経ホールステージ


終演後のサイン会 

終わったと思ったら、すぐにサイン会の早わざ お客様第一のプロ精神






写真左からミヒャエル・マンタイ(B-Bari.)、ベルノ・シャルプフ(ピアノ)、
ヘニング・イェンセン(Ten.)、ダニエル・シュライバー(Ten.)、
クリスティアン・シュミット(Bass)、ヨハネス・オイラー(C-Ten.)
(で、いいかな?)



プログラム 曲目解説が簡潔にして要点あり、よかった。




感想アンケートを出したら、東山魁夷展のチケットをもらえた。


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