6月23日(日)、東京芸術劇場コンサートホールにおいて東西四大学OB合
唱連盟演奏会が開催された。同演奏会、いわゆるOB四連は昭和52(1977)
年に第1回が開催され、以後2年に一度東西交互に開かれている。
ちなみに私は、大学を卒業して2年目に「第1回」にオンステしている。(以前
書いたかしらん。)
今回は取り急ぎ「速報」として配信します。
改装された東京芸術劇場コンサートホール 響きがよくなったようだ。
9:20 集合 といっても、皆さん、集合時間の30分前から集まっている。
分刻みの一日が始まった。
9:25 ラジオ体操中
9:45 発声練習中 フォームの確認から
佐藤正浩先生の楽屋
ステージから見たコンサートホール
10:35~11:05 「チャイコフスキー歌曲集」のステリハ
今まで練習してきたことをこのホールに置き換えて、微調整。
佐藤先生から「もう少しこうして」という最終的な指示があった。
当日のプログラムと「チャイコフスキー歌曲集」の楽譜
11:05~11:55 楽屋で着替え、昼食(お弁当)
11:35 「なかなかうまいね、この弁当」
12:40 合同演奏「秋のピエロ」のステリハ風景(佐藤正浩先生指揮)
12:55 ステリハ終了
13:00 開場
13:01 皆さん楽屋でリラックス 肖像権を主張される方はおられるかしらん?
<当日のプログラム>13:30開演
エール交歓
1.クローバークラブ
男声合唱のための「おらしょ」カクレキリシタン3つの歌
指揮;小林香太
どんな演奏か客席で聴きたかった。珍しくアンコールをやっていた。
14:02 通路にて
14:05 「チャイコフスキー歌曲集」本番前 下手側通路に整列
2.慶應ワグネル
チャイコフスキー歌曲集
指揮;佐藤正浩 ピアノ;石山英明
佐藤先生も石山先生も、いかにも「本番」の熱が入った。
演奏が終わると、1階席よりいいバリトンで「ブラボッ」と声を掛けた方がおら
れた。
演奏後の携帯メールなどより一つ二つ
「チャイコフスキー、ロシア語、最高です。家内ともども熱演を堪能しました」
(私の上司)
「佐藤先生の時代が来そうですね。私の合唱歴で最高レベルに位置するくら
いの演奏でグッときました」(今回オンステした後輩)
「よかったわよ~。この次のOB四連は?東京は4年後?生きてられるかしら」
(87歳の叔母)
~~休憩~~
私は、合同演奏にオンステしなかったので、休憩後は2階右サイドの席で聴
いた。(2F-RB-J-1)
3.新月会(関西学院)
Old American Songs
指揮;辻 伸高 ピアノ;細見真理子
新月会ステージ
いかにも関学らしいスマートな、気品あるステージ。--英語がうまい。
各パートの声が一つになっている。クレッシェンド、デクレッシェンドが絶妙、
と毎度同じ感想を書いてしまう(笑)。--5曲目は最後のpppまでの長い
dim.がすばらしかったし、終曲は f までの息の長い見事なクレッシェンド
をお腹で切ったのが見事だった。
4.稲門グリークラブ(早稲田)
男声合唱組曲「水のいのち」
指揮;小林研一郎 ピアノ;;大室晃子
140名を超える大合唱団。こちらもいかにも!コバケン先生らしい、デュナ
ーミクの大きい、子音を立てた、ドラマチックな「水のいのち」だった。没入
する「水のいのち」といえばいいのかしらん。
演奏終了後は、先生のキッカケにより、各パートごとのお辞儀を2回繰り返
し、最後は全員でお辞儀した。(稲門グリーが最後で、よかったカナ(笑))。
合同演奏
日本民謡より「斎太郎節」、「ソーラン節」、「五木の子守唄」、「最上川舟歌」
「秋のピエロ」
合同演奏ステージ
「斎太郎節」骨太の、堂々とした、すばらしい「斎太郎節」だった。ソロはタミ
ーノの明るさ。
「ソーラン節」大人数でありながら、しかるべきところにデリカシーがあった。
「五木の子守唄」ラストのppがすばらしかった。「発語」の子音もほどよかった。
ソロはオペラチックかな。
「最上川舟歌」ソロのT氏は最終ステージでよくあれだけの声が出る。いかに
も民謡風の節回しだった。最後のトゥッティー「マ~カ~ショ~」は日本一?
最後に佐藤先生が下手より登場。
「皆さん、中央の旗をご覧ください。現役時代は。4校それぞれの旗を掲げて
いましたが、OBになり、張り合わずにということから一つの旗になったと聞い
ています。
昨年5月24日に畑中良輔先生がお亡くなりになりました。先生は合同演奏を
お振りになるなど四連のためにも尽くされました。僭越ですが、今日は先生の
お好きだった『秋のピエロ』を先生に捧げます」
350人を超える大合唱、出だしの「泣き笑いして・・・・・・」の和音が聴こえるや、
私の目から涙があふれてきた。大人数を生かした造型の大きい、その意味
でもめったに聴けない「秋のピエロ」だった。天国のブル先生に届いたかしらん。
「フフフ、なかなかよかったよ」というお声が聞こえそう。
オンステした方々にも、客席で聴いた私にも「思い出の演奏」となることだろう。
*早速OB四連を取り上げていただいたブログもあった。→こちら。
OB四連のちらし
演奏会後はサンシャイン58Fで打ち上げパーティー。
長~い一日、本当にお疲れ様!
関西、名古屋、広島の方々、遠路、お疲れ様でした。
* * * *
週間フォト日誌(1週間を振り返る)
6月18日(火) 休暇。午前中の所用を済ませ、午後、集会所でレニ・リーフェ
ンシュタール監督の映画『民族の祭典』を観る。
『民族の祭典』 (137分)
製作;昭和13(1938)年
日本公開;昭和15(1940)年
監督;レニ・リーフェンシュタール
これは昭和11(1936)年ベルリン・オリンピックの記録映画である。原題は「オ
リンピア」で日本向け編集であることを初めて知った。
これも知らなかったが、陸上競技だけの記録映画だった!
(この項、書き掛け)
夕方には、江田まで義父のお見舞いに行く。江田から歩いて帰る(2.5km)。
集会所
集会所近くのテニスコート
映画会参加者は6人だった。
参加者のうち、過去に観た方は、昭和15年(小学5年)だったり、昭和23年
頃だったり。--80歳以上かな?
6月20日(木) 池袋の東京芸術劇場地下練習場でOB練習。
昨年の11月29日から開始した「チャイコフスキー歌曲集」の練習も25回目
を数える。1回1時間半、この曲を練習したとして、1.5×25≒40時間になる。
この本番は、たった「15分間」。自信を持って歌おう!?
この練習にピアニストとして参加いただいた永澤友衣さんもひとまずこの日
でおしまいとなり、本番は客席でお聴きいただくことになる。いつも本当に有
難うございます!次は「ローエングリン」の練習かしらん。
夕食(スープストック)
トウチャン(台湾風豆乳スープ 左)はおいしかった!
右は緑の野菜と岩塩の冷たいスープ
発声練習 フォームはいいカナ?上半身の力は抜けているかしらん?
合同演奏「日本民謡集」の練習 「五木の子守唄」を中心に。
ベースの場所より撮影
パトリ(パートリーダー)からのポイント復習・注意風景
パトリの注意も具体的でポイントが絞られてきた。
桑田さん(S58)のソロ いい声ですね~。 指揮は須田さん(S58)
6月21日(金) この日の朝も、6月から始めた、「チャイコフスキー歌曲集」
のベローチェ連日特訓。昨日の練習であやふやだった箇所をカンカンになっ
て復習。ブル先生じゃないけれど、自分への「意地」がないとできませんね~。
土日のスケジュール表を何度も確認する。時間と場所を間違えたら、トンデ
モナイことになる(笑)。--9:20東京芸術劇場集合
「チャイコフスキー歌曲集」の楽譜 (JASRAC 出1100490-204)
((有)キックオフ発行)
「チャイコフスキー歌曲集}(福永陽一郎編曲)
1.「なぜ?」 12/8拍子
2.騒がしい舞踏会で 3/8拍子
3.語るな、わが友よ 9/8拍子
4.憧れを知る者のみが 4/4拍子
5.ドン・ファンのセレナーデ 3/4拍子
あらためて曲ごとの大意とキーワードの意味を復習する。
ロシア語もさることながら、どうも難しい曲が多いと思っていたら、4番を除い
て、苦手な、三連符か三拍子であった。今ごろ気がついた(笑)。日本人(?)、
ワグネル男声(?)は三拍子が苦手だ。
とくに2曲目に強弱弱強弱弱の復習をする。身体をゆすってもいいカナ(笑)。
ワグネルは熱く、ワーグナーのようにメラメラ盛り上がるのは得意なのだが
・・・・・・(笑)。カーッとなる興奮で自分を抑えられないゲルマン民族??
朝の本郷通り 左側のビルもほとんど工事完了
昼休み中もひとり楽譜を見る
6月22日(土) いい天気となった。朝4時に起床。ブログの予定稿作り。
(--6/24月曜5時まで時間がない(笑))。当日は「一日仕事」である。
午後は、佐藤先生、石山先生をお迎えして、新宿村スタジオにてOB四連の
最終練習。
練習後、「前夜祭」と称して、関西方面から参加された方々の歓迎会が開か
れた。私は節制のため失礼した。(現役時代、前日の飲み会はありえなかっ
たのだが(笑))。
丸ノ内線西新宿
東京メトロ西新宿駅前
咳止地蔵尊
新宿村スタジオ
S2号館の大きな35st
合同演奏の練習を終えて 出てくる出てくる 稲門の同期Oさんとバッタリ。
パトリの注意 「塾生注目!」
シ~ンとした緊張感の中に佐藤先生の声が響き渡る
35stはややデッドな響き 本番フォーメーション 皆さんよく声が出ますね~。
バリトン・ソロ付き(ひとり、前で立たされているわけではありません。)
いったん座って
もう一回、やってみましょう
石山先生の伴奏にも力が入る(フォルテという意味ではなく)。
練習後、上京してきた「関西・名古屋・広島勢」の紹介に拍手が起こる。
22日の「肝炎市民公開講座」(虎の門病院)は残念ながら参加できず。
*来週の「題名のない音楽会」に「アリババと15人の盗賊」登場!
(本稿は書き掛けです。おって若干追記します。)
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1年前はOB四連で「チャイコ」を歌う自分など想像もできないことでした。
ブンダバーさんにお声掛けいただいたおかげで久しぶりのステージ体験を楽しむことができました。
これからもよろしくお願いします。
100名を超えたワグネルは久しぶりでしょうか?ワグネルらしいトップが聴けてよかったです。
ブラボーを掛けようと思ったのですが、開演前に飲み過ぎて・・・・・・。
昨年の「沙羅」に引き続き一緒に歌っていると現役時代が昨日のことのように思い出されますね~。
次はガラコン?昔の仲間にも会えるカナ?
各校とも熱演だったので、最初から最後までお腹いっぱいではないでしょうか(笑)。
上京、そして本番、まことにお疲れさまでした。佐藤先生の棒も本番ではガーッと燃えて、テヌートが伸びましたね~。
100人を超える合唱なんて、現役時代は合同演奏以外味わえませんでしたね。録音を聴くのが楽しみです。
SIRANOさんの前で歌わさせていただきましたが、さすが歌い続けているSIRANOさんの「声」は違いますね~。
それにしてもあっという間の本番でした。仕事もこれくらい準備するといいのでしょうが・・・・・・(笑)。
また一緒に歌いましょう!