久しぶりに宇野功芳氏関連のONTOMO MOOK2冊を手に取った。
一つは『宇野功芳編集長の本』(1999)、もう一つは『宇野功
芳の軌跡』(2016)だ。
前者は、文字どおり宇野氏が編集長となった本で、無茶苦茶おも
しろい。
宇野氏つながりで、遠山一行(1922-2014)、畑中良輔(1922-
2012)、松村禎三(1929-2007)、菅野浩和(1923-2011)、佐
藤眞(1938-)等々が執筆している。
ちなみに畑中先生の「O先生と呼ばれる教師なかりせば」(p79)
は、後に「音楽の友」に連載となった自伝的小説のスタートとな
ったものだ。
作曲家松村禎三の作品は聴いたことがないのだが、本誌掲載の
「昨日・今日・明日」(p89)を読んで、何かCDを聴いてみた
くなった。
後者は、いわば宇野氏の追悼号。
<「功芳」が語る 生い立ちから家族のこと>(p6)
<「功芳」が語る 合唱、指揮、評論について>(p48)
が、いまさらながらおもしろい。
宇野氏が亡くなって、はや7年になる。
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