川天使空間

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夏なのにRSウィルス

2017年08月16日 05時18分52秒 | 小児科
乳幼児に細気管支炎や肺炎をおこすRSウィルスは、冬の病気。
弱い赤ん坊が罹患すると重症になるので、未熟児や心疾患、ダウン症の子は、
流行期にRSウィルスのモノクローナル抗体・シナジスを注射する。

昨日、1歳前の保育園児が、発熱と喘鳴で受診した。
園でRSウィルスが出ているとのこと。
迅速診断でやっぱりRS陽性で、肺炎もあった。

東京などでRSが散発していることは知っていた。
でも、こんな真夏に流行るなんて。
RSは感染力が強いので、0歳児のクラスで一人出るとほぼ全員がかかる。
流行が他の園にも広がらないといいけれど。

しかし今年もシナジスを接種する未熟児がすでに数名。
接種は9月からなので、今流行したら大変。

昨日はこの子の他に肺炎が5名。
ほとんど小学生で、うち2名がマイコプラズマ迅速検査陽性。
咽頭粘液で検査するマイコプラズマの迅速検査は、発熱4日目くらいでないと陽性に出ない。
残りの子たちもマイコプラズマのようで、明日以降に検査することになっている。

真夏の小児科外来は暇だったはず…なんだけどなあ。
これも地球温暖化の影響か。

地道に書いた。
旦那様の角館総合病院でもRSの子が多いらしい。
やはり感染症に季節感がなくなってきたのか。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
コメント
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