日本脳炎ワクチン「ジェービック」が、4月から出荷停止になる。
製造ラインで問題が生じたのが原因とのことだが、
4月から今年いっぱいジェービックは出荷されないとのこと。
うちのクリニックではもうひとつの日本脳炎ワクチン「エンセバック」使用中。
けれどジェービックのシェアが高いので、日本脳炎ワクチンが不足するのは必至。
一昨日、MRさんがこの案内を持って説明に来てくれた。
エンセバックは増産中だが絶対的に足りないので、追加とⅡ期の日脳ワクチンを延期し、
受けられなかった分は来年以降接種して欲しいとのこと。
接種期間が過ぎていても、特例として受けられるようにするらしい。
日本での日本脳炎発生はごく稀なので、仕方ないのかと思う。
(でも世界では年間まだ15000人も亡くなっている感染症)
ただ「特例」という言葉を聞いたとき、「えっ、また特例!」と、小児科外来に緊張が走った。
というのも、2005年から5年間ほど、日脳ワクチン副反応の問題で積極的勧奨の差し控えがあった。
再開後、その時期に接種を受けられなかった人が「特例」として今も受けられるのだけれど…。
その対象者になるかどうか見極めるこの表が、ひどくややこしい。
うちは看護師さんがチェックして、さらに私がチェックしているが、それでも間違えることがある。
その時は「接種の誤り」の詳細な届出を出す(制度上の誤りで免疫獲得上まったく問題ないけれど)。
保健所の方もわざわざ出向いて説明にいらして、新型コロナで多忙なのに申し訳ない限り。
こちらの特例も継続しつつ、また新たに「特例」の表が追加されるんだろうな。
もっとわかりやすいやり方はなかったのかな。
保健所がさらに多忙になりませんように。
本の解説文を書いて。
今夕、中学校のケース会議にZoom参加。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)