川天使空間

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65歳の私からの手紙

2020年04月15日 05時35分33秒 | その他

昨日、65歳になった。
医局机の引き出しから出した手紙。
60歳の私からの手紙はこちら



引き出しを開く度に手紙を見ていたが、
どんなことを書いたか、何が入っているか、すっかり忘れていた。

封筒の裏の日付は、4月じゃなく、8月。



え、どうして?

開いてびっくり。



足の写真と足形(笑)。

そうか、5年前は、外反母趾がひどくて、なんとかしようともがいていたのだった。

母はもっとひどい外反母趾。
合う靴がなくて、私の年齢の頃には歩かなくなっていた。
やっぱり遺伝なんだな。

この頃、右の外反母趾は脱臼して偽関節になっていて、整形Drに「手術しますか?」と言われていた。
「がんばってみます」と一念発起し、足指の運動としっかり歩くことを始めたのだった。

手紙にはこう書いてあった。

 あの時、あなたが発見したこと。
「自分の体のケアをもっときちんとやろう」ということ。
 まずは「外反母趾」のケア。
 歩き方がぺた足にならないよう、かかとからついて、
 指の力もきちんと入れて蹴り出す力がアーチ形成に大切だということ。

「歩く」ことができなければ、釣りどころか外出もままならない。
 お母さんはきっと外出しなくなったことが認知症の進行に影響していたと思います。
 まず、きちんと歩く。
 意識に立ちあがらないくらいのレベルまで「きちんと歩くことを習慣化」することが、
 今の自分に、老年期真っ盛りの自分に、一番大切なことだと気づいたのでした…

 …今のあなたの足は、5年前にくらべて、ずいぶん楽に歩けるようになり、
  外反母趾も改善しています。
  つまづくことも減って、靴底が外側だけすり減ることも少なくなっています。
  パンツへの泥のはね上げもなくなっていますね。
  冷え性も少しは良くなったかな?

たしかに。足のケアは毎日やっている。
テーピングをして、足指の運動は欠かさない。
五本指半ストッキングをはいているので、裸足より指を動かしやすい。
ストッキングがはきやすいよう、伝線しないよう、足の爪の手入れも大切。

靴の外側のすり減りは少なくなった。
歩くのが楽しいし、つまづくことも減った。泥はねも少なくなった。
毎年冬になると氷で転んでいたのに、そういえばここ1、2年、転んでいない。
冷え性はまったくなくなった。

そして「衝動のコントロール」についても書いてあった。

 あなたはやっと「衝動」のコントロールをするようになっていると思います。
 まだまだ他の人よりはずっと衝動的ではあるけれど、
 TVを観すぎたりネットやショッピングに依存することがなくなっていますね…
 …それをやっている自分を天上の自分が俯瞰して、
 「ああまたやってしまったね」「貴重な時間を使っているよ」と肩をたたく…

うんうん、「まうすふす」で俯瞰を常に意識している。
最後に、こんなことが書かれていた。



「家のことや家族のことは、運命にしたがって、
 いさぎよくうけいれる、覚悟と力が備わっているはず」

なんだこれ。
読んでどどっと涙があふれてきた。

5年後の自分にも、また手紙を書こうと思う。

と決意して帰宅したら、お孫ちゃんから手紙が届いていた。



これ以上ない、すてきなプレゼント。
Kちゃん、ありがとう!!

これまでどれだけ自分が書いたものに救われてきたのだろう。
やっぱり書き続けなくちゃね。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)

コメント (4)
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春の猫たち

2020年04月14日 05時35分39秒 | 

ベランダで日向ぼっこしていたふうにカメラを向けたら。



飛び降りた。

朝の点滴タイムは脱走しないよう引き戸を閉めてある。



点滴が終わったらお食事タイムなので、「早く開けろ」と急かす2匹。

白い猫ベッドで丸まっている白猫は目立たない。



猫たちのおかげで、いつもの時間を過ごせることに感謝。

小児の新型コロナは軽症が多く無症状のこともある。
しかも小さい子はマスクなんてじっとつけていられないし。
便から1ヶ月も検出され続けることがあるというし。
熱湯消毒で感染力が無くなり、換気が有効で。
コロナの感染予防って、インフルよりノロに近いとつくづく思う。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)

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小児医療の現場から

2020年04月13日 05時43分34秒 | 小児科
みちのく童話賞スタッフブログへ投稿した記事、
こちらでも書かせていただきます。

===
HP担当スタッフ井嶋敦子です。
ふだんは秋田市追分にある今村記念クリニックで小児科医-後藤敦子として働いています(ペンネームは旧姓です)。
新型コロナで緊急事態宣言が数都府県に出ている今、小児医療の現場では何が起きているかをお知らせします。

 
流行地によって、また病院とクリニックで対応は違いますが、
基本的に小児科医のスタンスは決まっています。
「子どもたちとその家族を守ること」
 
これは新型コロナからだけじゃありません。
小さな子どもほど免疫がなくて、さまざまな感染症にかかりやすい。
保育園児など今も、インフルエンザ・溶連菌感染症・ヒトメタニューモウイルス肺炎・中耳炎……。
現在進行形で感染症にかかっています。
 
小児科医は毎日どうしても発熱児を診察しなければなりません。
そして、予防のためのワクチンも接種せねばなりません。
さらに、発達の遅れや基礎疾患をみつけるための乳幼児健診も欠かせません。
 
単科の小児科開業医では、感染症や熱のあるお子さんと、ワクチンや健診などのお子さんの入口と診察室を別々にしています。
実際、私の後輩の小児科医(とても優秀なDrです)の医院では、北海道から来た新型コロナのお子さんを診ました。
その時に、他の人たちにリスクが及ばないよう、ゾーン対応して感染波及を防ぎました。
2週間のあいだ対面診察はできなくなったけれど、まさに理想的な対応だったと思います。
 
けれど私のクリニックでは、小児科・歯科・整形・リハビリがあります。
入口は一つで、ゾーン分けができません。
なので、午前は発熱児などの一般診療、午後はワクチンと乳幼児健診と分けています。



受付した患者さんは、数組だけが待合室で距離を取って待てるよう、そのほかの患者さんは車で待機。
余裕ができたら携帯電話に電話して来てもらっています。
 
診察は、竹布マスクの上にサージカルマスクをつけ、ゴーグル型のメガネをかけて行います。
ひとりが終わると手洗いをして、ステトやペンライトなども消毒します。

インフルエンザなどの迅速検査も極力行いません。
どうしても検査が必要なときは、PPE(手袋・予防衣・ゴーグル・マスク・キャップ)が必須です。
このような感染予防ができていれば、もし新型コロナ患者さんを診察しても「濃厚接触者」にカウントされません。



由利本荘市で新型コロナ患者さんを診た病院ではマスクをつけておらず、2週間の休院となりました。
 
秋田県は新型コロナ陽性者が10名台なので、まだリスクは低い状態です。
でも流行地の小児科医たちは、もっともっと危機感を持っています。
濃厚接触者となった、あるいは感染した子どもたちをどう診ていこうか、メーリングリストで議論している最中です。
スマホを使ったオンライン診療をしていくしかないようなのですが。
 
自治体の子育て関連事業も大きく変化しています。
まず、秋田市と潟上市では、集団の健康診断、1歳半と3歳健診が中止になりました(井川町は小規模なので集団継続ですが)。
代わりに医療機関での個別健診となったので、視力・聴力・尿検査なども加わり、今以上に忙しくなりそうです。
 
子どもたちが成長するには、「多くの人と接触すること」が必要不可欠です。
触れあって、大声を出したり笑ったり泣いたり、失敗したり。
そんな経験の積み重ねができなくなるとすると…。
 
でもこれは、本を、物語を読むことで、多少の補完はできるはず。
いつもは読まない子どもたちこそ、今この時に、読んでもらいたいです。
そんな子どもたちのためにお母さんが書いた童話を、「みちのく童話賞」に応募くださったらいいな。
そんなことを考えています。
===

そうなのだ、小児科医にできることは診療だけじゃない。
思いきり遊べない子どもたちのためにできること、考えないとね。
と思ったら、たまらずだだっと書いて、送ったのだった。

今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
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角館と秋田の山で

2020年04月12日 06時20分00秒 | 自然観察

秋田の車庫で冬ごもりしていた車を点検に出す時、
これまで旦那様は新幹線で角館から秋田に来て、車を運転し角館に帰っていた。
でも、このご時世、新幹線に乗るのは極力避けたい。

なので、昨日の朝、私が車を飛ばし、角館に行った。
旦那様を乗せて山めぐりし、秋田に帰った。



雨があがって、青空がのぞく仙北市角館。

カタクリの花が咲き出したところ。



足元ぜんぶカタクリだった。
カタクリも食べられるけれど、これは目で楽しむだけに。

アズマイチゲも咲いていた。



キクザキイチゲと葉っぱの付き方がちがう。

伸びたフキノトウも、山のものは軟らかい。



こんなのを5-6本採って帰り、茎をきんぴらにした。

帰り道、秋田の山に行った。
角館の桜はまだ蕾だったけれど、秋田は咲き出していた。
山菜たちの姿を見ても、秋田のほうが春が進んでいて。



枯れた大きなイタドリの根本に出てきた、まっかなサシボ。



笹筍も先週よりたくさん採れた。

これから山菜が楽しみな季節だけれど、行けるかどうか。
全国民が活動自粛をしないとね。

秋田市で先日感染経路不明のコロナ陽性者が出ていた。
昨日、お子さんもふたり陽性が判明。

秋田市は学校名も公表し注意喚起し、秋田市の小中高全部26日まで休校となった。
山形では県境に体温測定所などを置く話が。関所?
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)

コメント (2)
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桜の季節なのに

2020年04月11日 05時59分13秒 | 自然観察

8日に撮った、千秋公園近くの桜のつぼみ。



きっと今日は咲き出しているだろうな。

秋田県でさらに2名の新型コロナ感染者が確認され、計13名になった。
1名は秋田市在住で感染経路不明。
期間を縮小して始まる予定だった「千秋公園さくら祭り」が中止になった。

このまま感染経路不明の人が増えると、学校もまたお休みになり、
さらに行動制限が出てきそう。
小児科外来もますます油断できなくなる。

なかいちの売店で、山菜が出ていた。
こちらはサシボ(イタドリの若芽)。

笹筍。



今日は旦那様の車点検の関係で、角館に行く。
角館で山菜、採れたらいいな。

児童文学AIYAの会、メール合評会に決まった。
新型コロナ感染者はやはり指数関数的に増えるのだろうな。
その時に、死亡数の割合がどうなるのか。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)

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