かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

春の雑木林の多目的散歩

2021-04-15 21:45:25 | 日記

この季節、1日だって眼を離せば、落葉広葉樹の森は間違い探しの間違いを見つけるように、昨日の姿とはどこか違っているし、森に入るオイラの心も昨日とは違っている。

今日のオイラの目的は、ヒメギフチョウさんに逢うことと、5月に卵を産むというトウゴクサイシンという草を見つけることだったが、まったく気配さえ、手がかりさえ見いだせずに終わった。

逢えたのは、普通に舞っているというルリシジミさんの♀とキタキチョウの性別不明さん。

     

 

     

でも、どうしてチョウは成虫になると美しいのだろう、ルリもキイも人知では生み出せないような美と意匠でこの世に現れているな、と驚かせてくれた。物言わぬチョウに愛着がわいてきた。チョウのこともっと知りたくなった。

そうだ、美しいといえば花なのだが、美しいからチョウもハチも寄ってきて、蜜をもらう代わりに子育ての手伝いまでしてやっている。そうか、花も子育てしたいから、ありったけの美を振りまいているんだ。

今日出会ったのは、チゴユリさん、ヤマブキさん、イカリソウさんです。

     

     

     

     

       イカリソウさんのツボミ

 

せっかくマクロ付き一眼持って行ったのに、写さなかったからチゴユリさんとイカリソウさんは、明日にでもまた写させてもらいます。それだけ、愛着のある花たちなのだ。

 

あっちこちで、小鳥たちが囀っていたのに、みなすばしっこくて、写した小鳥はこれ。なんだ。

     

おなかの赤っぽいのとおつむの黒いので、「ヤマガラさん」だと思うのだが自信はない。野鳥の会の上田会長は、先週のNHK山カフェで野鳥と接近するにはヒトが木になったようにじっとしておれ、とアドバイスくださったが、たしかにわずかでも動くと小鳥たちは気配を察して逃げるのだから、木のようにじっとしている観察態度が必要なのだろう。もうすぐ、オオルリさんやサンコウチョウさんもやってくるのだろう。今年こそは美しい野鳥たちを木になったつもりでじっくり観察したい。

 

そして、この季節、申し訳ないがおいしい「山の幸」を少しだけいただく行動が始まっている。

何と言っても、ウコギ科のコシアブラさん。

    

    

今日は、同じ仲間のハリギリさんやタカノツメさんも少しいただいてきた。

    

そして、林床には、ウルイさん。

    

 

家で、水洗いして、天ぷらとおひたしに。

    

           タカノツメ・ウルイ・コシアブラ

 

    

             ハリギリ・ニワトコ・コシアブラ

 

このサイト「花鳥風月」なのだが、花鳥(蝶)風(食う)月(好き)に改題しようかな。

 

 

 

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