言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

資料館から仏像館へ?

2019年02月07日 | 歴史探偵
      

 山江の中でも古くから人が住んでいたのでは、と思わせるような集落があります。この集落の中のお堂に写真の仏さま3体が坐っておられます。村誌には地蔵堂と書かれているのですが、写真を見ても真中に毘沙門天がおられます。右側の壁にも主尊は毘沙門さまと書かれています。毘沙門堂といった方がいいのかもしれません。

 じつはここのご主人がつい最近亡くなられました。奥さんからの相談でお宅を訪問しました。もう仏さまを管理できないので資料館で
引き取ってほしいということでした。盗難も含めて管理はたいへんです、お堂もかなり古くなっています。前面には扉もなく怖いことは怖いです。いちおう預からせてもらうということで話をしてきました。
 ここのお堂で4堂めになります。少子高齢化、限界集落のしわ寄せがこんなところに来ているのです。しかし、基本的には一時寄託・・・あくまでも一時的に預かるというスタンスは取りたいと思っています。

 しかし、このようなケースが増えるような気がしています。致し方ないことだとは思っています。村の中に大きな仏堂を建てることも視野にはありますが残念なことにお金がありません。やっぱり、一時しのぎをするしかないのかもしれません。さしおり、資料館の一部分を仏像コーナーにしようと思っています。

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