言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

春秋

2019年02月20日 | 日記
     

 日本でいちばん過ごしやすい春の始まりのようです。今日、車からでしたが‘モンシロチョウの初見日’でした。
 じつは「春秋」とは西日本新聞のコラムの名前です。17日の春秋に三省堂の「新明解国語辞典」のことが話題になっていました。個性的な語釈で人気がある辞書だそうです。赤瀬川源平さんは「新解さんの謎」という本を書かれているくらいで、この辞書を縷々(るる)調べた作家として春秋に紹介されています。

 写真は私が使っている「明鏡」という国語辞典です。「新解」ではなく「明鏡」です。‘嗣誠獨集覧’などを読むときに国語辞典と漢和辞典が必要なのです。二つの辞書を使い分けながら読み解いています。知らない言葉が多すぎでたいへんです、そして、辞書を見ると(読むと)、面白い言葉があることに気づかされます。

 司馬遼太郎さんの‘関ケ原’を読んでいると、たくさんの日本語を使い分けられているに関心です。語彙力の豊富さです。時おりは読書代わりに辞書を縷々読んだ方がいいのかもしれません。いろんな言葉を知っておく必要が作家としての基礎かとも思います。司馬さんの「いんぎんに頭をさげる」「淀の河が標榜と水をたたえつつ西へながれていく」などという表現を読むと凄いなと思いました。
 その他に司馬さんはいろんなことを調べておられます。今日、読んだところに黒田長政のことが触れられていました。「この正月で22歳」「夢中でつめを噛む」と書かれています。‘爪を噛む癖’は事実なのかフィクションなのかわかりませんがまるで本当のように読んでしまいました。
 ‘関ケ原’・・・読めば読むほど(私には無理。無理)と思います。

 今日は春らしい気温でした、一日遅れのフルムーンも今夜見ました。

 今日の天気(