言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

聞き取り調査

2021年06月27日 | 日記

    

 それこそ数年前からです、山江を中心として‘いろんなこと’を“いろんな人”に聞いて回っています。私の悪い癖でテーマをきちんと絞ってではなくて“いろいろ”訊ねています。したがって後から“しまった!”ということ多々です。

 ただし、いま聞きに行けない状況です。“コロナ”です。聞く人はどうしてもお年寄りの方が多いです。人生の先輩の方がいろいろと経験豊富です。コロナが終息しないことには家庭に出向いての聞き取りはできないと思っています。少なくとも私がコロナワクチン接種が済んだら“解禁”かなと思っています。お年寄りなので亡くなられる方がポツポツです。あの人にこんなことを聞いておけばよかった!と反省ばかりです。

 そんな中、最近、長男が古本を買い求めました。1985年刊(昭和60年)の「列島の文化史」という雑誌です。そのなかに、免田出身の考古学者ー乙益重隆先生ーのインタビューがありました。(山の神話)というテーマです。大正3年生まれの方です。先生が聞かれた話、体験したことを語られています。(狐火)(犬神)(焼畑)(ヤマオナゴ)(山の神)(ヤマンモン)などのことです。インタービューで昭和30年代に入ってから聞かなくなった話だと言っておられます。“農村に近代化”が起きてから聞かなくなったというらしいのです。

 それでも私はまだ残っている話を聞いておこうと思っています。どんどん薄れさられている田舎の出来事をです。「いまなら、まだ間に合うかもしれない」ことがあって、そんことを聞いてこうと思っています。多くの方にコロナワクチンが打たれ渡ることを待っています。

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