
早朝 “ 絶対に起きれない ” と、確信していましたので9日1時半を回った頃
名古屋港から北上を開始しました。岐阜県入りして程無くコンビニに立ち寄り
食料を調達し、序でに店員さんの許可をいただき駐車場で少し仮眠をさせて
いただく事にしました。
もう既に雨がポツポツと落ちて来ており少し心配ですが疲れも溜まっていたのでしょう
3時間余り爆睡してしまいました。少し空が白み始めて来ていますが雨天の為、
現場に到着する頃には鉛色の重い幕から景色が徐々に鮮明になってきました。
さて、早朝は未だ小雨程度で水位はやや高、濁りは殆どありません。
気温も低く当然の様に釣り人は誰一人居ませんのでゆっくりと支度を済ませ
今回のポイントとなる淵で “ ライズ待ち ” なる行為に浸りました。
・・・
低温だからでしょう。
ハッチもライズも確認出来ないまま一時間・・・二時間・・・
時間が過ぎて行ってしまいます。
もう我慢の限界を超え始めた頃
雨が一時的に小康状態になり何となくサカナの濃厚な気配をソナーが捉えました。
「アッ!居る居る・・・」
淵の後半の中層に何尾も・・・
ハッチも無いのでティペットの先に12番サイズの粉で塗した
シルバー・マーチ・ブラウンを結び水面絡みのイマージング演出をしますと
突然、「グッド・モーニング!」のご挨拶です。

この時期のこの時間帯に全く邪道な選択の毛鈎ですがこれが好反応で
ハッチも無いのに次々と襲い掛かってきまして先ず4尾をフィッシュ・オンです。
未だ午前10時前でしたが酷い雨の中での出来事です。
雨で濡れて冷たくなった手が痺れてきましたのでモーターホームに戻り
早目のランチを済ましているとやっとエサ釣りの方々が多数ご来渓です。
さて、お昼からは更に酷い雨になってきましたので
今度は10番サイズのゴールド・マーチ・ブラウン(リブのティンセルを金色にして
コパーワイヤーで補強したモノ)を試してみました。
これがデカイ鈎なのにシルバー以上に超が付く程の好反応。

何を思って襲い掛かってくるのか分かりませんがウェット系フライの底力なのか?
ウィングに擦り込んだパウダーフロータントで得るイマージングの威力なのか?
まあ、次から次へと・・・
これはもう異次元です。ザッとこれだけでツが抜けてしまいました。
怖ろしい光景は2尾が同時に襲い掛かってきて奪い合い迄して驚かされた事です。
こんなのアリなのかな?
そうこうしている内に淵の流れ込み後半で大きいヤツが3尾縦列してライズが始まりました。
土砂降りの最中です。
続きは、また次エントリーにて・・・