このお雛様に出逢うのに今回は四時間も掛ってしまいました。
早起き出来ず、現地に到着したのはもう10時半を回っていて支度を済ませると
11時近くになっていました。水量が多いのは承知の上でしたが想像以上の押しの
強い流れで魚影も当然ながらライズもサッパリ見当たりません。
名古屋港を出発した時は快晴だったのですが平野部を過ぎると前線の通過なのか
現地は小雨模様でお昼を回った頃から晴れ間が覗く様になってきましたが
今度は時折突風が吹き荒れ始め出しました。
淵でずっとライズ待ちを続けましたが全くその気配もありません・・・
突風吹き荒れ、巻く様な風の中ではキャスティングも毛鈎のコントロールも困難です。
浮いたサカナも見当たりませんから今回は狙って釣ると言うシナリオは成立しません。
風が止んだ一瞬にキャスティングをし、流れに毛鈎を乗せますが
何の反応も無く流れ切ってしまいます。
毛鈎のパターン、浮き方、流す距離・・・
あれやこれやと試行錯誤を繰り返しました。
すると、最後の最後に「今日は桃の節句だから・・・」と、16番サイズのEHCを
「パクリ」と、咥えてくれたのは優しい天然アマゴ嬢でしたよ。
少し小振りチャンでしたが粘り続けた甲斐がありました。
こんな日は相当疲れますから帰路途中に適当な場所でマッハ号荷室の長イスに
横たわりスヤスヤと夢の中でライズの釣りが始まります。
また雨になりそうですし、先月26日からなかなか水位が下がりませんねぇ。