このZ-215と言う錆取りは赤錆には殆ど効果が見られないが
銅を含む金属に緑青が発生した場合には効果抜群の様だ。
10円玉は青銅が含まれるので試しに塗布して擦ってみたら・・・
「何と言う事でしょう・・・」
本来の地金色が一瞬で出て来た。
古いメガネのメタルフレームには
銅含有の素材が使われている事が多く
これは好都合なのでウェイファーラーMAXの
メタル部に発生している緑青取りに使ってみた。
(注:赤錆は浸食性が高く金属内部まで錆が進行するが
緑青は表面に皮膜形成される錆なので分解して取れ易い。)
先ずはメタルのフレーム部から・・・
30~40年分のホコリや錆・・・
綿棒に溶液を染み込ませ塗布・・・
緑青は完全に除去された。
レンズ枠のネジの黒いのは黒錆?
それとも緑青が変色したモノなのか?
黒い粒が剥離してきた。
序でに蝶番ネジも一緒に漬け込み・・・
漬け込んでみたら化学反応なのか泡が発生・・・
次にフレームとテンプルを繋ぐ蝶番の清掃・・・
溶液を塗ってみると・・・
緑青が溶け出してきた。
厚紙で仕上げ拭き。
綺麗になるもんだな。
そしてレンズ縁にこびりついた汚れや緑青の移ったのを除去。
三つ共、同一作業を繰り返し・・・
HOZAN Z-215 は緑青で侵されたメタルフレームにとても有効なのが分かった。
多分、パーツクリーナーでもある程度効果があると思うが
ひと塗りで緑青除去と潤滑効果で酸化防止の皮膜が出来るのは良い。
元のレンズを組み直し保管してるが近日中に
偏光調光遠近両用高性能レンズに交換しようと思っている。
今度のはレンズ濃度が50%~85%迄に調光する偏光の特殊レンズが候補。
調光レンズは0%~85%迄の濃度変化するが殆どだが
中間濃度の50%から濃くなる調光機能と偏光機能を
遠近両用レンズに組み込むのだからそりゃ高額だわな。
また、ひと組で5~10万円の単位がヒラヒラ飛んで行くなあ・・・(冷汗)