雲仙市のホームページに、行政情報の中の入札・契約情報として、「入札監視委員会
会議結果(概要)」というのが載せてある。
入札監視委員の方々が、入札の内容や入札結果に対して、意見を述べたり質疑をしたりした会議の概要が公開されている。
談合で逮捕者が出たとして報道された業務に関しては、その業務に指名され逮捕された業者以外の関係業者に対して、雲仙市は1ヶ月の指名回避処分にしたそうだ。
指名回避は指名停止とは異なり、指名の裁量権を有する雲仙市が、それらの関係業者への指名を回避することだという事で、その間の下請け業務は可能であり、県への報告はしなくても良いのだそうだ。
要するに、関係業者にとっては痛くも痒くもないような処分内容だと私は思う。
当たり前の事ではあるが、談合は一社では成り立たないという事を委員の方も指摘されていた。
公共事業費が圧縮されつつある現状においては、数少ない業務の一つを受注する際に、少しでも多くの利益を捻出しなければという観点から、指名業者間で、事前の話し合いによってあらかじめ入札額を決めておいてから入札に臨むという事が行なわれる事もあろう。
そのような事を「談合」というらしいが、現在の入札制度の中では、根絶する事はできないだろう。
しかし、雲仙市の「入札監視委員会 会議結果(概要)」の公表は評価できる。
今後、その入札監視委員会が、正当に機能して行く事を切望したい。
豊田かずき
会議結果(概要)」というのが載せてある。
入札監視委員の方々が、入札の内容や入札結果に対して、意見を述べたり質疑をしたりした会議の概要が公開されている。
談合で逮捕者が出たとして報道された業務に関しては、その業務に指名され逮捕された業者以外の関係業者に対して、雲仙市は1ヶ月の指名回避処分にしたそうだ。
指名回避は指名停止とは異なり、指名の裁量権を有する雲仙市が、それらの関係業者への指名を回避することだという事で、その間の下請け業務は可能であり、県への報告はしなくても良いのだそうだ。
要するに、関係業者にとっては痛くも痒くもないような処分内容だと私は思う。
当たり前の事ではあるが、談合は一社では成り立たないという事を委員の方も指摘されていた。
公共事業費が圧縮されつつある現状においては、数少ない業務の一つを受注する際に、少しでも多くの利益を捻出しなければという観点から、指名業者間で、事前の話し合いによってあらかじめ入札額を決めておいてから入札に臨むという事が行なわれる事もあろう。
そのような事を「談合」というらしいが、現在の入札制度の中では、根絶する事はできないだろう。
しかし、雲仙市の「入札監視委員会 会議結果(概要)」の公表は評価できる。
今後、その入札監視委員会が、正当に機能して行く事を切望したい。
豊田かずき