川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

川辺川からの贈り物

2008-06-23 17:56:59 | 友人たち
 昨日は娘の誕生日だというので、人吉の賀明さんが送ってくれた鮎を塩焼きにしていただきました。ぼくの味覚もスッカリ回復したのか、一年ぶりに川辺川の幸を堪能させて貰いました。
 三人で会食中に電話を入れて、ご夫妻に感謝と喜びを伝えました。このところ人吉は豪雨に見舞われ、下流の村の人たちは避難を余儀なくされているそうです。ですから、釣りどころではありません。さすがの釣師もしばらくは川の様子の観察に終始するのでしょう。
 賀明さんのブログを開いてみます。
 
 川辺川鮎日誌 http://blog.goo.ne.jp/fsfc-gamei/d/20060602

 我が家に鮎が届いたのはぼくが入院中の13日のことですから、解禁直後の貴重な釣果をおくってくれたのです。ありがたいことです。

 ぼくはかつて2度ほど人吉を訪ね、川沿いの宿に泊まったことがありますが川辺川を合流させた球磨川の流れは真夏の日照りの時でも恐ろしいほどの勢いだったように記憶しています。今頃はどうなっているのでしょうか。

 娘に川辺川について尋ねてみましたがほとんどイメージ出来ないようです。皆さんはいかがですか。関東の八ッ場(やんば)ダム(群馬・吾妻川)と共にその建設が大問題になっているのが川辺川ダムです。
 <尺鮎の住む日本一の清流、あの「五木の子守歌」の里を流れる>。これで娘は少し想像のヒントを得たようです。尺鮎は昨年、賀明さんに堪能させて貰ったばかり。北上川の釣り名人だった隣のおじさんでさえ近頃見たことがないといいます。大自然教の信徒としては今や「ムダ」と判定が出たこのダム造りをなんとしても中止してほしいと願っています。
 ぼくは何が出来るというわけではないのにこの川を見たいために99年夏、妻に頼んで人吉から五木・五家荘・樅木(源流に近い)と連れて行って貰ったのです。このとき正調五木の子守歌というものも初めて知りました。ますます愛おしくなりました。
 賀明さんはダム本体の予定地・相良村の出身です。この川に育てられた河童のようなものです。ダムによって川が殺されることは命の危機を意味すると思われているのではないでしょうか。

 川辺川を命の川と思う人々のHPです。

 http://kawabegawa.jp/