川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

敬意と弔意

2008-06-30 09:14:03 | 友人たち
昨日は一日雨、元気が出てきたのか電話をして何人かの方と話しました。
 Fくん。学生の頃、新聞部の同期生。青森県十和田市在住。事務局作成の名簿からいつの間にか名前が欠落していたため、近く同窓会をおこなうという連絡が届いていないことに前夜ふと気づいたのです。30年以上前の古い名簿を頼りに探索して、ご本人と連絡が付きました。43年ぶりですが昔の口調が残っていて懐かしく話が出来ました。
 Tさん。東京都の残留孤児指導相談員。6月からI市K市に1日ずつ勤務。その様子をほとばしるように話してくれました。職場の雰囲気もよく、残留孤児とその家族にとってかけがえのない存在になりつつあるようです。幼くして解らなかった父母の苦労が少し見えてきたといっています。孤絶したひとびとの現状は想像以上に厳しいようです。
 真夜中10時からNHK教育TVで博多の孤児たちが祭りにデビュウする様子を見ました。

 今朝、コメント欄でmatsumotoさんの父上の訃報に接しました。

「カツヨシ先生の最後の書込みの日に、父が永眠いたしました。10日ほど、20時~翌朝9時にかけて、簡易ベッドで隣に横たわりながら、ずっと手を握っていましたが、時折、マヒしている手に力が入って、握り返してきました。最期は、家族では私だけが見送りました。」
 
 ぼくにはとても出来ない(想像もつかない)父との別れです。長きに亘る介護、お疲れさま。お陰で父上は安らかに眠りにつくことができたでしょう。
 matsumotoさんに余裕が生まれたら一度ゆっくり父上のお話を聞かせてください。激動の時代を精一杯生きてこられたに違いありません。
 
 その生涯に敬意を表しご冥福を祈ります。

 天候も回復してきたので甲州あたりに連れて行って貰って田舎の空気を吸ってきます。