渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

撞点(どうてん)

2023年01月06日 | open
 


私が多用する撞点は凡そ下図の通り。


他には1/4タップ程の位置移動で
ほぼ手玉の見えている前面の全域
を撞く。
1/2=半タップも撞点を変えると、
手玉はまるで別な動きになったり
もする。
また、撞点は、台上の状況次第で
キューのストローク速度を変える
時にも撞点の位置決めを調整する。

一番撞かないのが、ド芯の真ん中
かもしれない。
スキッド(空滑り)が発生しやす
いからだ。
1/4タップから1/2タップは必ず
上か下か斜めの回転負荷を手玉
にかけてスキッドを回避する。
また、イングリッシュはヒネリに
よるスロウの発生回避および逆
利用の為に必須事項なので、必ず
使う。
最悪はスロウとスキッドが同時に
発生する事で、これは進行軌道が
予測不能なので、そうした事態の
発生率が高くなる場面は予め予定
通りにスピンによる回転力と撞き
の加減でそれを回避する。
ど真ん中を撞く事は極端に少ない。
ノー横ヒネリであっても、必ず
1/4タップ下か上を撞いてスキッド
の不正滑りを避けるようにして
いる。ど真ん中撞きが一番不安定
だからだ。野球の投球でいえば、
ナックルのようなもの。無回転
でラシャの上を滑空して行くの
で、手玉はゆえゆらゆらと不安定
になる。
それを避けるためには、ド芯撞き
ではやや立てキューにして手玉を
超低空飛行で飛ばす。

高橋邦彦プロの関東オープン公式
戦に
おける点玉10番ボールの撞き。
ど真ん中の撞き下ろしによって
手玉を超低空の空中飛行させてい
る。ラシャの摩擦の影響を手玉が
受けないためだ。
結果、極めて直線的な手玉進路を
確保する事ができる。ラシャから
の摩擦を一切受けずに的玉に手玉
がヒットするからだ。コピー紙が
1枚入るか入らないかの空中飛行で
も、効果は絶大だ。スキッドとも
スロウとも無縁である。


2022ジャパンオープンで優勝
した佐藤麻子プロは、真ん中
の撞点ではキュー先を撞き下
ろす操作で手玉に外力をかけ
てスキッドを回避している。
私も「割れない押し」などの
時によく使うが、ド芯撞きの
時にも使う。
この撞き方は奥田玲生(たまみ)
プロも多用している。
キューをただ真っすぐにポコン
と出して手玉を転がす突きは
ほぼ一切使わない。
全て全球において私は手玉を
キューで「撞いて」いる。
高橋邦彦プロの場合、もっと
極端で、払い撞きや撞き下ろし
を多用する。
理由は手玉を素転がしにさせず、
すべて「撞く」という外力に
よって制御するためだ。
高橋プロはミリ単位でそのキュー
操作を正確に実行している。

「キューは水平に真っ直ぐに
撞き出す」。
これは正しい一面もあるが、
ごく初心者向けの初歩セオリー
であり、キュー操作には非常に
多様な撞き出しの方法がある。
ゴルフがとても似ているのだ
が、ゴルフとビリヤードはル
ーツの大元が同じだからかも
知れない。
もしかすると、ゴルフクラブの
ようなメイス使用の時代にも、
ゴルフのような多様な技法が
あったのかも知れない。
ビリヤードがメイスからキュー
に完全に替わったのは1860年
代からだが、チョークの発明
とその後のタップの発明によ
り多種多様の外力を手玉にか
けられるようになった。
当然、ビリヤードは、手玉を
転がして他の玉に当てるので
はなく、手玉に自在な軌道を
描かせて動かすゲームだ。
ゆえに、手玉は突っつき転がす
のではなく「撞く」のである。
世界のトップ選手が全員手玉
を「撞いて」いるのは、それ
がビリヤード技法の中心幹だ
からだ。

「玉は撞け。転がすな」が
ビリヤードの大原則。
転がす場面も皆無ではないが、
まずその手法は使わない。

いろんな撞点と撞き出し方法
を使っています。


世界チャンピオンの撞き

2023年01月06日 | open

2020 関東オープンベスト8:塙圭介 vs 高橋邦彦

これこれ。
高橋邦彦プロはしっかりと「撞い
て」いる。
これが世界チャンピオンのビリヤ
ードだ。
玉転がしなどはしない。
そして、全ラックにおいて、極め
て高度な技法を駆使してプレーし
ている。
これよ、これ。
これがザ・撞球。
さすが世界チャンピオンだと見入
った。




Forever TAD KOHARA

2023年01月06日 | open

Forever TAD KOHARA


経年変化

2023年01月06日 | open
 

 
半世紀程経つと、金メッキも
剥がれて、まるで実銃のニッ
ケル仕様のピースメーカーの
ようになる。
これまた味なるかな。

餅は角餅

2023年01月06日 | open
 


毎年年末に家でつく餅は丸餅
に形づくる。
これは、私が今住む居住地は
西日本なので仕方がない。
東日本では丸餅は鏡餅くらいだ。
西日本で餅を食べると、何だか

硬い大福を食っているような気
がする。美味しい事は美味しい
が。
雑煮にしろ、しるこにしろ、角
餅でないとどうもピンと来ない。
西日本は角に切る一手間はかけ
ない。
これは、ヤマトの鏡をイネと共
に奉るヤマト勢圏の西日本だから
餅が丸いのではなかろうか。
とんでもない大昔から。



ところが不思議なもんで、東京
始め東日本の角餅は、焼くと確
実に丸餅よりうまい。
あれは何かあるね。味の秘密が
直角切りの切り餅には。


でもって、東京はイソベヤキ。
品川あたりで始まったのでは
なかろうか。
これが格別にうまい。
ちょいと小腹が空いた時には
イソベヤキだよ。
東京では屋台でイソベヤキが
出ていたりする。
今はどうだか知らないが、昔
は赤坂見附あたりにも屋台の
イソベヤキが出ていた。
でもって、赤坂の玉屋で玉撞
いてて、イソベヤキ食いたいな、
なんて話が店員たちとも出たら、
ちょいと外出て買って来る。
常連しかいない時は、店員たち
ともイソベを分けながら食べた
りする。
タキシード着た店員が常連と
一緒にイソベヤキぱくついて、
そして手を洗ってまた相撞きを
する。延々と。
そんな夜の光景が赤阪見附では
あった。赤プリの向かいあたり
ね。赤阪プリンスは無くなって
しまったけど、バブルの頃の
クリスマスはそこで過ごすバブ
リーヤングエグゼクティブの
御用達だった。
こちとら、まあ似たような事は
ちょいとはやったりしても、大
抵は玉撞き優先
だったけどさ(笑)。
ドラマ仕立てのちゃらい虚飾の
恋愛ごっこよりも、玉撞き真剣
勝負のほうが数百倍楽しいから。

赤阪プリンスホテル(解体前)。



馴染みの赤阪見附の通りの今。
イングリッシュスプリンガーの
シモンのBBCの看板の店がかつて
の玉屋、
グリーンテーブルだった。
日本のビリヤードシーンを牽引し
たコスモの直営店だった。
シモンはマスターの
ワンコだ。


イソベヤキ。東京の定番。


赤坂見附あたりは江戸のど真ん中
だった。
20代には勤めが虎ノ門だったので、
赤阪見附は地下鉄
でほんのひと駅。
徒歩でも虎ノ門からも
行ける距離
に極上の玉屋があったので、
仕事
帰りにチョホイトまちなーで日産
するのはパッカー
ド、だった。
独りもんだったので、年収の殆ど

を玉にぶっ込んだ。
玉撞き廃人一丁あがり、てなもんで。

玉撞きなんてやるもんじゃないよ。
悪魔の種目だ。
そのうち「マサオ、ほんまの事

言うたろか」(映画『道頓堀川』)
みたいな事になっちまう。
玉を撞く殆どの奴らが玉撞きで

を持ち崩す。Jazzと同じで、悪魔

の属性を持っている。抜け出せな
無限地獄のような。
玉撞きなんて、やるもんじゃない。

良い東京散歩レポをみっけたんで、

紹介しておきます。
赤坂見附を歩く - あの町この街あるこうよ

赤坂見附を歩く - あの町この街あるこうよ

赤坂見附赤坂見附とは、現在の東京都千代田区紀尾井町・平河町にあたる地に存在した、江戸城の「江戸城三十六見附」のひとつ、及び赤坂見附の跡地や東京メトロ赤坂見附駅付...

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小諸そば

2023年01月06日 | open
 


東京の立ち食い蕎麦だが「小諸
そば」が最高にうまい。
 
定番は二枚もり。


元来、江戸のもり蕎麦は二枚
一人前だ。蕎麦好きは二枚
もり
を頼む。
ザルは良くない。海苔の風味で
蕎麦の風味が減殺されるからだ。
蕎麦通はざる蕎麦など頼まずに
蕎麦屋では「もり」を頼む。
特に江戸もんはそう。
逆に「もり」が無い蕎麦屋は
蕎麦屋じゃねぇ。紛いもんだ。
ツユのちょこには備え付けの刻
ネギを加え、そこにワサ
ビを
溶かす。ウズラの卵が
出るのは
地方のみ。東京の
蕎麦にウズラ
付かない。
 
小諸そばの「もり」のおすすめ
の食べ方としては、別枠で唐揚
げを頼む。これに付いて来る
大根おろしが格別だ。
その大根おろしをツユに入れる。
それに茹でたてでシャキッと氷
で冷やしたもり蕎麦を漬けて、
すする。
これ、もう絶品だ。
唐揚げがいらないのなら、大根
おろしだけ頼む手もある。
 
そして、小梅がサービスで「小諸
そば」にはあるので、2〜3粒食後
にいただく。
もう、最高なのである。
最後の締めは、いくらでも自分で
注いでよい「蕎麦湯」がポットに
ある。
熱いこれをツユに注いで飲む。
 
小諸そば、最高。
そこらの生半可な高級蕎麦屋より
もずっと美味しい。
これ、まじで。

日本蕎麦

2023年01月06日 | open



年越し蕎麦ならぬ年明け蕎麦。
有名な食品メーカーの蕎麦だが、
今百(笑
なんだこりは。




正月休み明け

2023年01月06日 | open


正月休み明け。
あすからまた連休。

良い正月休みであった。




自ら去る俳優たち

2023年01月06日 | open




自らこの世を去る人は多い。
それは、一般人と同じく俳優や
芸能人たちも。


女優の中で、一番いいなと思って
いた。演技も容姿も空気も。

この世を去りたいのは本人の
意思だろうが、突然いなくなる
のは、家族でなくとも、とても
寂しい。とめどもなく。