この映画『グリース』(1978)
で描かれている1959年。
アメリカは朝鮮戦争が終わり、
ベトナム戦争(第二次インドシナ
戦争)に介入していない。
そして、この作品が上映された
1978年は、1975年にベトナム
戦争が終結してから3年後だ。
戦争の無い平和な時代に戦争の
ない平和な時代をオールディーズ
として映画化した。
高3の時に高1の彼女と新宿に観
に行った。78年12月10日の日曜
日だ。
公開は前日だったが、学校の関係
で二人の都合がつかなかった。
ぎゅうぎゅうの鮨詰め、満員電車
のような立見だった。
当時は消防法などどこ吹く風、
いくらでも客を入れた。
入れ替えも無い。
しかも、スクリーンは巨大で、
劇場もジャンボ乗客2機分くら
い収容できる程だった。
映画観たあとは、クリーム・
ソーダを飲みに行った。
チェリー・ソーダってあんまし
日本では聞かないよな、と二人
で言いながら。
よい映画である。暗さゼロ。
これは舞台向きだろうとか思っ
ていたが、元々は原作がミュー
ジカルだ。この作品後にも、よ
く舞台劇で上演されていた。
初演は71年でロングランだ。
きっちりと歌って踊れる役者で
ないと務まらないジャンルの
作ね。
作ね。
日本では77年の東宝ミュージカ
ルが初演になる。
以降も、アメリカと日本で長く
上演されたミュージカルの名作
となっている。
映画『グリース』は大ヒットの
ミュージカルを映画作品にして、
これまた大ヒットした。アメリ
カと日本で。
一度、日本のミュージカル『グ
リース』を女の子と観に行った
事がある。新宿の厚生年金会館
だ。かなり面白かった。
映画とはまた違った世界を堪能
した。
オリビアは残念ながら既に亡く
なったが、ホントはこの作品製
作なの12年程前、オリビアが17
才の頃に撮ってほしかった作
品だ。
品だ。
この作品の時、オリビアは29
才で高校生の役を演じている。
才で高校生の役を演じている。
トラボルタは24才だ。
この作品、出演者がやたらと老
けて見えるのは、高校生は出演
していないからだろう。
平和な時代、平和ないっときの
時代だから作れた映画作品だ。
ラブ・イズ・フォーエバーであ
るならば、ラブをピースに置き
替えたい。
人の世はそうあってほしい。
でないと、明るい愛の物語は
作れない。
愛は永遠。平和も永遠。
それが良い。