渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

「相棒」水谷豊

2023年01月01日 | open

テレビで正月特別放送版『相棒』
をやっている。
他の役者さんとの立ち並びで身長
が判る。
公称は168cm。
だが、実際はそれよりかなり低い
だろう。
これは、「傷だらけの天使」での
萩原健一のオサムと水谷豊のアキ
ラの身長差でも判る。
ショーケンは174で私とほぼ同じ
身長だ。


ちなみに、一般的なポケット・
ビリヤードのキューの長さは58
インチで、59インチのキューでも
立てて私が持つと顎下に来る。

『相棒』で描かれている警察の闇
は、現実に存在するだろう。

元日の夕暮れ

2023年01月01日 | open


2023年元日の夕暮れ。

一生に一度の夕陽である。




雑煮

2023年01月01日 | open


元日の朝は毎年これ。
うまし!



各地の正月

2023年01月01日 | open


東京

ニューヨーク


ドバイ


ロンドン


世界に平和を。
辞表ドミノの日本政府。
ことしは戦争準備に大きく舵を
切りそうな予感がする。
世界に平和を。

スタンショットによるキュー切れ

2023年01月01日 | open



これがスタンショットによる
キュー切らしの撞き方。
通常の撞き方ではなく、あえて
スタンを連発で的玉を入れて、
狙った位置に手玉出し連続をし
みた。
数あるショット技法うちの一つ
である。



実写版ミドリノバショ

2023年01月01日 | open









実写版映画『ミドリノバショ』
製作してほしいなぁ。
俳優さんはビリヤードが本当に
できないと駄目だから・・・

主人公の翠(みどり)はこの子
しかいない。
田附なな子ちゃん。


オープン戦に出る本格派のビリ
ヤードができる
芸能人。
現役女子高生。



https://twitter.com/nanako_0719_



劇団ひまわり子役出身の女優。

漫画のモデルは平口プロらしい
が、どうにも作品のキャラ的に
はこのなな子ちゃんしかいない。
平口さんは年齢的にというか

役者として演技は出来ないだろ
うし。

で、だ。
やさぐれ撞球師の菅伊織の役は
どう見てもこの人しかいない。

安田顕さん。

もうね、どう見ても菅のまんま(笑)。
翠(みどり)もなな子ちゃんが
まんまだが、重要な役である
菅の容姿は安田顕さんそのもの
だ。
もしかしたら、安田さんをモデル
イメージで劇画作品は描かれて
いるのかも。

実写版映画、できないかなぁ。
でもって、映画大ヒットによって
日本は戦後第三回目のビリヤード
大ブームの
到来・・・んなわきゃ
ないか(笑

ちなみに原作漫画の主人公の女子

高生の翠はキューはTADを使って
いる。2022年ジャパンオープンで
優勝した佐藤麻子プロが使っている

ようなTAD。
翠はTAD遣いらしくグローブは着
用していない。今後も使わないだ
ろう。
そして、鬼のキュー切れで撞球を
やる。
正統なTAD遣いたちの撞球者の

在り方だ。
グローブを使うと、キューをただ

の突き出し道具としてしまうので、
キューを切らせていく撞球師たち
はTADなどのソリッドシャフトで
は特にグローブを使わない。
細かいレストの操作もしている
からだ。
キューもただ真っすぐ突き出すだ
けでなく、上から下に撞き込んだ
り、いろいろな細かい職人芸をや
っている。
佐藤麻子プロもプレースタイルは
それである。キューを突き出し棒
としてではなく、キューとして使

っている。バンバンとキューを切
らせて手の内の冴えを見せるプレー
スタイルだ。ミドリノバショの

主人公翠もそうである。



正月は独楽

2023年01月01日 | open


正月は独楽だ。
回る音が邪を払うとされる縁起物。
これは江戸曲独楽。

神奈川県は木軸の独楽だ。


遊び方は土俵の円を地面に描いて
その中で、長回し、生き残りで勝
負する。
勿論、投げ回しにより相手の独楽
を円の外に弾き飛ばすのもありだ。
あと、回っている独楽を手で掬い
上げて相手に落としたり、回しの
時に空中に飛ばしてから手の上に
載せて、勢いがあるまま相手の独
楽にぶつける高等技術もあった。


この神奈川湘南の独楽は、勝って
も相手の独楽は取らない。


東京を中心として関東一円で爆発
的な流行をみた独楽にベーゴマが
ある。
昭和戦後はこれ。
子どもたちの中には、必ず名人
がいた。
これは完全勝負独楽であり、勝つ
と負けた相手のベーゴマを取得で
きるルールが一般的だった。
強い技術者はうなる程にベーゴマ
を持っていた。両津勘吉みたいな
奴が。

ベーゴマは喧嘩独楽である。
勝ったら相手のベーゴマを取る事
を前提に勝負する。
重たい長嶋とかが王よりよく回っ
たが、ベーゴマの妙は重さだけで
はない。低く加工して相手の独楽
を弾き飛ばすのだ。
それと接地面にポチという出っ
張りが出るように加工する。
作り方は、コンクリの地面や橋の
欄干でガリガリやる。
中には釣り用の鉛を表の文字周り
に溶かし込んでカスタムする者も
現れた。
勝負は正々堂々と行なわれた。
鉛カスタムは実は王(王貞治)が
強い。
鉛埋めのスペースが広いからだ。
ただ、時々ポコっと埋め鉛が外れ
たりした。
子どもたちは、ジャラジャラと
大量のベーゴマを持っているの
で、そうした時には予備のTカー
を出す。

正月は凧

2023年01月01日 | open


正月はこれでい!


特に江戸は正月には凧。


現代。


こちら浜松の大凧祭り。
これは観に行った事あるが、
なかなか威勢が良くていい。
チャキッとしてやがる。




日本各地から

2023年01月01日 | open


埼玉県から見た初日に輝く富士山。
初富士。

荒川の先に初日。


東京井草神社。


琵琶湖から。


備後国三原。


北九州の日の出。




初日の出

2023年01月01日 | open


2023年元旦。


ことし一年、良い年であります
ように。




夜明け(2023年1月1日6時46分)

2023年01月01日 | open


気象庁発表、6時46分時の広島県
三原市内の夜明けである。
東京方面へ向かう新幹線がゆっくり
と走り出して行った。





元日の夜明け前

2023年01月01日 | open




晴れなので初日の出は見られ
そうだ。
元旦の朝日を見たら、はぁ
寝っぺ(笑

接着のキモ

2023年01月01日 | open


ビリヤードキューのタップ交換
についての動画でよく見られる
事に、ただ接着剤をつけてタップ
を載せただけで硬化を待つもの
が結構ある。
ビリヤードキューのタップだけ
でなく、物の接着ではそれは駄目
です。絶対に。これ、絶対。
接着物は押圧しないと適正な接着
状態は得られません。これ工業
の基本。
ハンダじゃないのだから、接着剤
での接着ではおっぺす(押し圧す)
のです。へし(圧し)が無いと駄目。

ビリヤードキューのタップ交換で
の接着の際の押圧(おうあつ)には
いろいろな方法がありますが、
一番簡単で確実なのは、接着直後
のタップを手の親指で真下に押し
て(というか引っ張って)押圧する
方法。
この時、瞬間接着剤であっても、
必ず「プチッ」という接着面か
ら空気が逃げる音がします。
それを耳で確認するのがキモ。
その音が無い場合、何らかの
目に見えない問題が発生して
いるケースが多い。

そして、親指での押圧は、接
剤の硬化時間にもよるが、最低
でも1分程はやっておく。
専用器具もありますが、指での
押さえで充分です。
硬化したら、硬い床(コンクリー
トが最適)等に自重落下させて、
反発音が濁っていたり曇ったり
していなければOK。


指押さえのプチ音確認。
これがキモです。
もうね、血管圧迫されて爪の色
が白くなる程に真上から押さえ
るの。これで約1分。
それからザクザク切って、サイド
をサクサクと刃物で桂剥きにして
行きます。

世の中、業界でも不適正なやり
方を披露している事が多いので、
何が本物かをよく吟味したほう
がいいです。
タップ交換でも、嘘多いよお〜。
シャフト保護で紙あての昔から
の適正技法をやっている人でも、
面出し等の部分では誤った方法
を解説しているケースも多い。
何が本当の適正かをよく見極め
てください。
結構簡単なのよ。
物理的にこれこれこうだから
こうだ、と筋道立てて論理的に
考えれば、正しい事は見えて来
る。






ビリヤード

2023年01月01日 | open


室内競技のビリヤードは、最初
は台上に設けられたアーチゲート
を通して、台上の穴に玉を入れる
室内ゴルフのようなゲームだった。
それが、穴がバンク(川岸という
意味)に設けられた穴に発展し、
さらにゲートが取り除かれた。
そして、ゴルフクラブのような
メイスという器具で玉を突き転
がしていたものが、メイスの長い
柄(え)の部分で撞く事が行なわれ
るようになった。
やがて、メイスの打面が除去さ
れて棒だけになった。
それがキューの登場だ。
1860年頃は、まだメイスとキュー
が混在しており、どちらを使って
もよかったが、当時の新聞では
「最近ではキューの人気が高い」
と記載されている。
日本の幕末の絵画を見ても、メイ
スとキューが混在している。
1860年代に入ると、完全にキュー
がビリヤードの主体となった。
そして、台上のポケットは四隅
と中央に設置され、さらに穴を
塞いで平面テーブルとして玉と
玉を当てるキャロムがポケット
から完全分離した。
まだポケットも白玉と赤玉のみ
で行なわれていた頃だ。

キャロムのほうが後発であるの
に、キャロムは一世を風靡した。
やがて、キャロムこそがビリヤ
ードと呼ばれるようになった。
ポケットのほうは、アメリカで
カラーボールが発明され、四つの
紅白玉を穴に入れるのではなく、
大量の玉(15個)を使うようにな
った。
のちに、英国統治時代のインド
でもっと大量の玉を使う競技が
発明される。
それは、旧式の11フィートの大
台を使うオールドスタイルのま
まで、玉を小さく、ポケットの
クッションエッヂも丸くして
難易度を上げたポケット・ビリ
ヤードだった。
点玉は何度でも落としては台上
に上げる。数の多い赤玉は落と
したら上げず、台上に赤玉がある
限り他の色付き点玉は上げる。
台が大きく玉が小さく、玉数も
多い。非常にポケット・ビリヤ
ードを難しくさせた。
それが英国に持ち帰られて英式
ビリヤード=スヌーカーとして
定着した。20世紀の事だ。
アメリカ合衆国にもスヌーカー
が導入されたが、アメリカ人は
キャロムのほうを好んだ。
だが、専門選手ではなく、町の
市民たちは簡易娯楽として色
付き玉の穴落としのプールを
好んだ。
西部開拓時代の終わり頃から、
アメリカ人の市民はプールだ。

だが、玉数が増えたので、それ
までの象牙を丸く削った玉では
供給が追いつかない。
土を焼いた焼き物のクレーボー
ルが発明された。
しかし、焼き物玉はよく割れた。
そこで、新素材開発に懸賞がか
けられた。
そうして生まれたのが、世界初
のプラスチックだった。
人類史上世界初の人工樹脂はビ
リヤードのボールの為に実用化
されたのだった。
地球のプラスチックの歴史は
ビリヤードと共にあり。
歴史的な事実は二度と変えられ
ない。
人類は、ビリヤードをやるため
にプラスチックを作った。
これが古代ならば、聖書にも
出て来そうだ(笑
だが、神はビリヤードは造らな
かった。人間がビリヤードと
プラスチックを作った。
そして、近世には、あまりにも
ビリヤードが人間を虜にするの
で、教会等で不道徳なものとし
てビリヤードが禁止されたりも
した。
要するに、玉撞きにハマると、
何もかも投げ捨てて玉撞きしか
人はしなくなるからだ。麻薬み
たいなもの。社会的に廃人街道
まっしぐらだ。
その傾向は玉撞きには今でもあ
る(笑
モーツァルトなんて、ビリヤード
にハマり過ぎて身を持ち崩した
程だった。

ビリヤードを俯瞰するに、やは
り、キャロムこそがビリヤード
の真髄である。ビリヤードの全
ての技法が存在する。ジャンプ
ボール以外。
私はアメリカン・ポケットを今
は主としてやるが、フォームは
アメポケ専用のフォームでやる。
キャロムの時にはキャロムのフ
ォームを取る。これは適正化の
ため。
キャロムでプールの撞き方や
フォームはナンセンスだ。キュー
も取り方も異なるからだ。
また、スヌーカーのフォームで
プールは出来るが、その逆は無理
だ。適正化の問題から。
ただ、アメリカン・プールにおい
てスヌーカーのフォームを指導
しようとする「指導者」もいる
が、これまたナンセンスだ。
適正化を無視しているからだ。
オフロードタイヤでアスファルト
のサーキットを走って良いタイム
など出る要素が無い。
ビリヤードもそれがある。
やたらスヌーカーの英国語でし
かプールの技法を説明しないの
も、それも日本への適正化を欠
いているので宜しくはない。
これまで、日本では撞球王国と
しての伝統単語が存在するから
だ。
それを尊重しつつ、外来新語も
併用するのが、人に優しい指導
かと感じる。

ただし、ビリヤードはどんな種目
でも、共通の技法の中心がある。
それは、トン突き、突っつき突き
をしない事だ。
撞球は玉を「撞く」のである。
トンと突くのを「指導」する者も
いるが、それはお門違いの勘違い。
ビリヤードは、全種目において、
「玉を撞く」のである。
然るに日本語では撞球。
「撞く」とは、突き止めの事では
なく、貫く意味が含まれる。
まさに、ビリヤードはどの種目で
あっても、「玉を撞く」のである。
トン突き、チョン突き、突き止め
などはしない。

キャロムこそがビリヤードの王様
だ。
ビリヤードのキュー操作の真髄が
詰まっているからだ。
そして、アメリカン・ポケット・
ビリヤードをやっていても、37年
もやっていると見えて来るビリヤ
ードの中心、核心、コアというも
のがある。
それは、ビリヤードとは「手玉
を如何に操作するか」という球技
である事だ。
手玉を制した者がビリヤードを
制する。これである。これ、不動
の定理。
その定理が見えて来ると、その
定理は極めて難易度の高い次元
の事を人間をして挑戦せしむる
存在である事も解ってくる。
難しいからこそ面白い。
人はそれに挑戦しようとするから
だ。
実に人間らしい部分を自己意識
的に引き出さないと取り組めな
い。
だからこそ、ビリヤードは面白い。
ビリヤードは、とても人間的な
スポーツだ。
だが、人間的であればこそ、人間
の良なる部分を失わないように
自己制御しないとならない。
撞球は手玉と自己を制御する種目
だ。
身も人の心も持ち崩してはならな
い。

撞球人にクズが多いのは、その
重要かつ決定的なビリヤードの
持つ正の力と負の力について
無頓着で無警戒だからだ。
いつでも悪魔の囁きに脅かされ
ているのがビリヤードでもある。
人の罪は原罪に遡る。
人は心を無くしてはならない。
撞球は人の人としてを試される。
人は神を試してはならないが、
人はビリヤードをやる事によっ
て神に試されている。



新年の抱負

2023年01月01日 | open



昨年は新年1月3日から一年間
撞き続けの年だった。
ことしの抱負は、本年は走り
抜く年にする。
もはやこれまで、という程に
走り続ける。