渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

映画『座頭市物語』(1962)

2023年01月08日 | open



記念すべき第一作目。
めちゃくちゃ面白い。
これは大ヒットした筈だ。
座頭の市はやくざな稼業では
あるが、根はやくざではなく
心が死んでいない。むしろ
義と情けに生きる真実の人
だ。
本作ではやくざもんは本当の
クズとして、対立する両一家
も人的質性として明確に描
かれている。一家丸ごと全員
がクズのカスなのだ。全員。
やくざは本当に忘八であり、
文字通り人間のクズである。
日本のやくざは江戸期に発生
した。やくざは社会の隅々ま
で浸透し、各種興行物や産業
権益を取り仕切り支配してい
た。江戸期の社会構造がやく
ざを必要としたのだ。
その仕組みは戦後日本におい
ても警察や保守政治家や企業
や芸能界が活用してきた。
日本はずぶずぶのヤクザ社会
であったのが現実だった。

江戸時代、やくざは博徒であり、
同時に武士階級から任命された
十手持ちでもあった。
権力者がやくざを下級警察の官
吏として使った。やくざの多く
は「無宿」であり、宗門人別帳
から除外された無籍者であり、
階級的には最下層階級に置かれ
た。相撲興行や祭り、神社仏閣、
催事、地方行政などを取り仕切
った。
普段非公然非合法であった賭場
も祭りの日のみは許可され、そ
こでの上がりの一部を寺に納め
る事で、やくざの存在は癒着の
上に成立していた。開帳賭博の
収益の一部を寺に納めるいわゆ
るテラ銭がその賄賂であり、そ
があたかも浄財寄付であるか
のように扱われた。
現在の賄賂と金絡みの不正の横
行、パワハラ王国の広島県の
たちや各種団体の長が平然と
存在していられる広島県にみら
れる汚職威力暴圧構造と全く同
権力構造の原型は江戸期に完
成した。
それは現在まで継続している。
不健全な無法を「なんが悪い
ん?そんなん指摘してあんた何
言いよるんな」する構造と気
風は現代においも強く日本に
残存する。
汚れた国だ。

最後に市は筋目を通さぬ外道で
あるやくざの親分が持つ祝い
の茶碗と大きな酒樽を真っ二つ
斬って、親分を馬鹿野郎!と
るが、全員斬り殺せばよ
かっのにとさえ思う。
天知茂の平手造酒が格別に良い。
『眠狂四郎』でもそうだったが、
天知茂さんは主役を食いまくる。
本作でも、平手造酒の役作りの
為にガリガリの死人のように減
量しただろう事が映像からも伝
わる。
平手造酒の労咳で血を吐きなが
ら亡霊のようになりながらも剣
に生きる姿は、のちの机龍之介
や眠狂四郎の原型モデルとなっ
た。



タップ交換

2023年01月08日 | open


先週着けたタップがハズレなので
交換する。

切断。


ストン。


これを削いで行く。


くるりとシャフトを回しながら
スライス削ぎ。


先角の水平を出す。
ワイパー均し削ぎ。




真っ平ら。


同様のやり方でタップの接着面
も水平出しをする。


タップ接着後にサイドカット。


桂剥き後。
トップを平ヤスリで成形して行く。




あとは、ヤスリの平で叩き締め。


サイド部を磨いて作業は終了。


こんなもんか。


完了。

良いかどうかは撞いてみないと
絶対に判らない。
刃物と同じ。
刃物も切れそうに見えて、てんで
駄目というのもかなりある。
試斬しないと真実の姿は判らない。
タップも、玉を撞いて初めて具合
が判別できる。




ハズレタップ

2023年01月08日 | open


久しぶりに外れタップを引いた。
これの前のタップが最高だった
のだが、それとの差による誤認
ではなく、このタップは確実に
ハズレ。
着けて数時間だが、判るものは
判る。これはよくないタップ。
この類はこの先も育たない。

切り落として、別な個体を装着
する。
ハズレを引いたのはホントに久し
ぶりだ。



ブルーアイズ ステラ

2023年01月08日 | open


うまいもんさ
あんたに教わった
ちょっといかしたステップ
 

青い瞳のステラ

2023年01月08日 | open

 

青い瞳のステラ 1962年 夏・・・


うまいお通し

2023年01月08日 | open


こりゃうめえ。

ある店にて

2023年01月08日 | open


アドベック、ストレート。

リクエストしたら、好きなジャズ
ナンバーをかけてくれた。



シースー

2023年01月08日 | open


うまし。