渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

架空のロード 〜横浜元町S字〜

2023年06月01日 | open



私はハマ育ちのいわゆるハマっ子
ある。
職場の寮がたまたま横浜市内に
あるからハマ人ぶるような嘘ま
みれとは違う。本物。
米軍住宅の向かいで育った。

ララバイには主人公研二が走る
架空のロードが何度も出て来る。
それが「元町S字」だ。
実際にはこの劇画に出てくる街
の背景とS字は無い。
山下公園付近の交差点にはS字
交差点があるにはあるが。

高校大学は都内だが、大学の時
も横浜に住んだ。
社会人になってからも横浜だ。
妻と住み始めたのも横浜からだ。
ヨコハマ、マイタウン。
マイタウン、ヨコハマ。
オレのヨコハマ。
私には特別な場所だ。
歴史は勝手に作り変えられない。
歴史の中の事実は動かない。

山下公園氷川丸前。眼前は海。
隣りの部屋の義塾日吉の奴が
撮影した。2台で夜明け前に出
て神奈川県内を走りに行った時
の写真だ。サザンコーストまで。
奴も上下革でカワサキFXに
っていた。


バイクで山下公園に乗り入れても
コンプラ警察ぶってグダグダ言う
タコは一人もいなかった。
実際に途中から点火をカットし
て滑走させていて警官が横を通
っても止めもしなかった。
1980年代初頭。


ここは横浜だ。




フェンスの向こうはアメリカ
だった。