実家を整理していたら古い写真
が出て来た。
が出て来た。
1987年5月。
葬式で東京から広島県の三原に
行った時の写真だ。
行った時の写真だ。
パラリーガルの虎ノ門勤めの頃。
最近、引越しをした。
そのとき、片付けていた荷物
の中から、高校2年時の生徒
手帳に乱れた文字で書かれた
詩篇の下書きが出てきた。
友人たちと作っていた同人誌
に掲載しようとした作品の下
書きだろうか。
はたまた、思いつくままに書き
なぐったものだろうか。
多分、当時都営6号線と呼ばれ
た地下鉄三田線で神田神保町に
向かう車輌の中で書いたか、あ
るいは駿河台下の喫茶店で書い
たか、もしくはよく出入りして
いた明治大学の構内で書いた
ものか。いずれにしろ覚えて
いない。
また、それを見ると、途中まで
書かれてあって、完結していない。
この詩の完結したものは、その
後、たしか某大学の学生会館の
部室の壁に大きく書いた記憶が
あるが、その建物も既に消失し
ている。
手帳にはこう書かれていた。
死魚の腐肉を食らう僕らは
まだ蒼ざめた馬を見ることもせずに
呪われた背徳の泉の中で
もがき苦しみながら
その川を渡るのを
ためらっている・・・
昨夜、ある漢は私に言った。
「男と女に片思いはあっても、
漢と漢に片思いは無い」
けだし名言である。
だが、解かる者にしか解らない。
本当に解らない。
根本から、根源から理解でき
ない。
士魂。
潰えて久しい。