駅の階段だけでなく、あらゆる
階段を昇り降りする時、やって
いる事がある。
歩行姿勢は背筋を伸ばして胸を
張り、背骨をきちんと腰骨に乗
せて首筋も真っ直ぐにするが、
階段では特殊な昇降をする。
それは、頭部が階段形に上下し
ないように昇り降りする。
まるでエスカレーターに乗って
移動しているかのように。
これには意味がある。
丹田の練りと軸線の正置と体幹
練磨の為だ。
もう何十年もやっている。
腰から下で身体移動をさせるよ
うな鍛錬法。
全ては武術的な身体操作の練磨
の為。
そして、実はとてもオートバイ
の身体さばきに役に立つ。
二輪車は上体を直立させては乗
らず、寧ろ丸く卵のような形に
なる前傾姿勢だが、上体を脱力
させて腰から下でコントロール
するのは日本武術と全く一緒だ。
階段の昇り降りでさえ、そうし
た十二分な練磨鍛錬の場となる。
しかも、料金はかからない。
これを使わない手は無い。
平坦部を歩く時も、まるで氷の
上を滑るように歩く。頭は上下
しない。
それを日常的にやる。
物凄い訓練になります。
武術、マーシャルアーツをやる
人で電車通勤の方におすすめ。
電車通勤ではない人も、階段
の昇り降りではおすすめ。
抜刀剣術は体術。
また、オートバイの乗り方も
体術。
お試しください。
体幹練度が格段に向上します。
スマホ首はダメ。
首筋は伸ばす。
二輪高速度走行の時は、背筋
は伸ばさず透明な卵の殻に丸
まって入る感じ。
動力二輪車の場合、背筋をピン
と伸ばして乗る事はまず無い。
操作操縦が不能になるから。
これは運動学的にもそう。
肘もぶらんぶらんに脱力させる。
ロードの場合には肘は張らない。
肩も落として、肩甲骨を左右離
す。
階段の昇降で得られるものは
二輪車操縦に適用できますが、
姿勢は両者で全く異なります。