世の中、所変われば人変わる。
また、味も変わる。
全国どこでも一緒の金太郎飴という
のは人にも味にも無い。あるわきゃ
ない。これ常識。
全国各地ご当地地元のジモめしの
食べ歩きはとても面白い。
岡山県の津山市は鳥取県とも程近い
県北の市で雪深い町だ。城下町。
見事な城と江戸時代の町並みが映画
のセットのような美しい町だ。
その津山の町には、ジモめしとして
「ホルモンうどん」という焼うどん
がある。
店にもよるのだが、美味しく作る店
のそのホルモンうどんはこれ格別な
り。
ジモめしとしてホルモンうどんを知
った時、市内のある店で食べてみた。
美味しくない。
別な店で食べてみた。
まずい。
「ホルモンうどんってこんなの?」
と思っていたが、三発目に行く気が
起きなかった。
しかし、岡山国際サーキットからの
帰りに友人に連れられて行った橋野
食堂という創業120数年の店でホル
モンうどんを食べた。
別格だった。
殊の外うまい。
作るのを見ていた。
(許可貰って撮影してます)
あー、と思った。
肉を焼くのとうどんを焼くのをパラ
レルで同時進行でやっている。
そして、さっと合体させて絡めて
味を馴染ませてから皿に盛る。
この別焼きでしっかり火を通すのが
このお店の美味さの秘訣なのではと
思った。
岡山県津山市の橋野食堂のホルモン
うどん、最高です。
津山城の東城下の外れ、出雲街道
ぞい。
津山は美作(みまさか)の国。
備前国から分離した。
元々は律令制時代には吉備国なの
で吉備の備後国である広島県
三原と岡山県津山は同国だ。
吉備国。
三原と岡山県津山は同国だ。
吉備国。
同じ吉備の国三原からはいろいろ
なルートで津山城下に行けるが、
全行程下道ルートが面白い。
高速を使うと早いが170km。
下道だと時間はかかるが144km。
途中吉備高原を横断するので、峠の
ワインディングも楽しめる。
真夏の吉備高原のワインディングは
最高だ。ほんと最高。木漏れ日の森
の中を駆け抜ける感じ。
途中白糸の滝という清楚な滝もある。
そして、備中松山城を過ぎてからは
そして、備中松山城を過ぎてからは
ループ橋もある。
津山城下も美しいが、この備中松山
津山城下も美しいが、この備中松山
城下というのがこれまた美しい。
中国地区では珍しく、金沢のように
武家屋敷街が江戸期のままで残って
いる保存された城下町だ。
うちからだと、備後三原城下、備後
うちからだと、備後三原城下、備後
福山城下、備中松山城下、美作津山
城下へと行く四つの城下町を結ぶ
ルートとなる。
地図上は最短距離の直線で結ぶか
のようだが、途中はクネクネだ。
往復約300km。
日帰り走りにはちょうどいい距離。
良いのは夏だ。
しかも真夏。
三原を出て福山を抜けて岡山県井原
から高原地帯へと入る。
三原からすぐに北上して世羅高原に
抜けてからずっと内陸部を東に行く
ルートもある。
真夏が最高。
夜景も心引く城下町高梁(たかはし)
の町。
城下町というのは、江戸時代から
町だ。多くの人々が集まり暮らす。
その人の息づかいを感じられるの
が城下町だ。なかなかいい。
吉備の備後国三原城下の夜景。
私の家の灯りも写っている。